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雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

美貌の貴公子、宝塚〜貴城けい編  恵まれているのになぜか薄幸?

雪組2番手男役として活躍している貴城けいちゃん(愛称:カシゲ 画像左)。宝塚では”路線”といわれるトップスター候補として、また生粋の雪組・御曹司として比較的早くから注目されていたようです。*1確かにこの方は女性としても際立った美貌をお持ちなので、音楽学校時代から相当目立っていたと思いますし、まさにスター街道まっしぐら、も納得です。


但し、カシゲちゃん自身は、幼少からテニス一筋のスポーツ少女だったため、むしろ宝塚では劣等生で、「人の何倍も努力しないといけなかった」と回顧されてましたので「そうなのか〜」と感じ入ったものです。


私がカシゲちゃんと言って、真っ先に思い浮かぶのが『猛き黄金の国/パッサージュ』の代役公演。絵麻緒ゆうさん(ブンちゃん)が舞台出演中、怪我をしてしまい、急遽、カシゲちゃんの役替わりとなってしまいました。芝居のほうでは坂本竜馬という骨太の役を演じなければならず、線の細いカシゲちゃんは、見ていて痛々しいほどでした。ソツなくこなしていたと思うのですが、ショーの方も凡そ満足、というレベルではなく、緊張感が客席にまで伝わり手に汗握るような感じでした。


次に印象的だったのは、朝海ひかるちゃん(コム)のお披露目公演でのショー『JOYFUL』。楽しく盛り沢山なショーでしたが、コムちゃんと入れ替わりでトップスターと同じくらい?出番の多い役どころで、「カシゲちゃん、倒れそう・・・」と余計な心配をする始末。私が思ってるよりはタフな部分もあるのでしょうが、なにぶん線が細く華奢な体つきなので、見ていてどうも痛々しい気がしてしまうのです。


彼女の長所でもあり短所でもあるところは、ソツの無さ、というか適度に安定感があって役的にも破綻が無く、それだけに、大味だけど魅力的、という個性派のジェンヌさんも多い中では、若干面白味に欠ける部分があったりするところかな、と思います。


正当派、優等生というイメージが強くて、その意味であれだけの美貌がありながら、いつでも「王子様キャラ」(←実は希少価値ではあるのですが)を抜け出せない・・・なんかいま一つ足りないんだよなぁ、とこれがファンになる前に感じていた彼女の印象でした。人気がどうというのは主観もありますが、これだけ大きな役を立て続けにもらっていながら、スターとしての大きな分岐点というものがあまりなく、その着実さが地味に映るような感じでなにか勿体無い感じで。

【幸福の王子との衝撃の出会い】


ということでクセモノ、イロモノ好き(笑)な私には全く興味がないジェンヌさんだったのですが、それが星組での特別出演『1914/愛』を機に大転換を見せます。一言で言うと”野郎系”な星組のアツイ男(役)達の中で彼女の涼やかな貴公子ぶりはとても好対照を見せて、その魅力がいつにも増して全開。しかも線の細さがずっと気になっていたのですが、ちょっと見ないうちに大人の男の色気を身につけてられて、ずっと色っぽく自信に満ちた眼差し(ときには挑発するような目線も)を投げてくれました。私の知らないカシゲちゃんがそこには存在しておりました。


そして決定的になったのは、『タカラヅカドリームキングダム』の中の”幸福の王子”役でした。16世紀風?の華麗な青いマントと帽子をつけた盲目の貴族の姿で、銀橋に立つカシゲちゃんの魅力には眩暈を覚えてしまいました。わずか数分足らずの出番でありながら、夢の城の王に、全てを奪われ、その”サファイアの瞳”も奪われてしまった不幸を背負った王子、もうその一瞬の設定だけで一つの物語が想像できるほど衝撃的な名シーンでした。


盲目の王子の秘めた哀しみと凛々しさこそ、カシゲちゃんの長い経験で培われたものだと思うと、何か胸が熱くなるものがあり、同時に私の理性も少し狂いだすのです(笑)。今も幸福の王子の写真をいくつか部屋に飾りながら「幸福になりますように・・・」とわけの分からない祈りをかける日々です。


最近では、CSの宝塚専用チャンネルでトークなどを見る機会が多くなり、カシゲちゃんの実に面白すぎる一面も余すところ無く見ることができます。普段の役柄とはちょっと違って、とにかく表情がよく動く、面白い人で、ツッコミやボケ、茶化しも交えて常に笑いを振り撒いております。もちろん、真面目な時は、とても真面目に語るのがタカラジェンヌの特徴でそれは彼女にも言えるのですが、あのギャップを見ると尚のこと、ファン度が増すというものです。

【お茶会 初参加】


そんなカシゲちゃんのお茶会*2に昨夜初めて参加したのですが、アネゴ調全開でのズバズバ本音トークが気持ち良かったです。何人か他のジェンヌさんのお茶会にも参加したことがありますが、皆さん、結構打ち解けて素顔が出ると体育会系?なカッコ良いトークで盛り上げてくれますが、カシゲちゃんは一時も黙ってない方で、一人ツッコミまで交えて(笑)語りまくっててなかなかの面白さでした。


ゲームの時に、本当に偶然にすぐ傍に座っていただけて、その時はあまりの美しさに唖然。透き通るような綺麗な肌にスレンダーな体型、全く同じ生きものとは思えない。しかも同性なんて・・・とわずかな時間にいろいろな思いが頭の中で錯綜しておりました。そうそう、まるでビスクドールのようなこの世ならぬ美しさなのです。


しかも表情がくるくる変わるし、伏せ目がちに恥じらいを見せるかと思えば、キリリとした表情にもなり、その姿をチラチラ観察しながら、「ほとんどストーカーと化してるんじゃないかしら?」と自分に不安を覚えました(笑)。美人さんにはあまりときめかない、と勝手に思ってた私ですが、異性の目を気にしていない分(少なくともこのファンだらけの会場では)、女おんなしてない魅力が溢れてて余計に見惚れてしまいました。


お姿ばかり褒めているのも能がありません、カシゲちゃんの魅力はその声にもあります。ちょっとしゃがれたハスキーな低音ボイスで、ビブラートが強いタイプの特徴ある歌い方をします。味のある歌い方なので好き嫌いは分かれるかもしれませんが、彼女の歌は台詞に近いが気がして歌詞がとても響いてきます。


最近は、見てくれよりも声の力が強烈になってきてる気がしてなかなか気に入ってます。どこに居ても存在が分かりますので(笑)。王子様路線は大事にしていただきながら、これからもイヤラシイ(過剰に艶っぽい、という意味で)視線をバシバシ投げつけて欲しいですね。


 美しさは罪、まことこれに尽きる・・・

 ◆貴城けい関連

   次回作 TAKARAZUKA REVUE 公演案内
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宝塚パーソナルブック〈2〉COLLECTION BOX

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2006年宝塚スターカレンダー

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*1:私は最近のファンなので若い頃についてはそれほど知らないのですが。

*2:ファンクラブ主催で、ジェンヌさんを囲んでファンが集まり、ゲームやお話を聞くファンイベントです。