雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

トリノ五輪(2) コーエンとスルツカヤ

今回、残念な結果となってしまった二人の女王については、荒川選手とは別な次元で、実のところ、「金メダルを取らせてあげたかったなあ〜」と思いました。特にスルツカヤ選手。母親が腎臓病に倒れ*1、現在も人工透析を受けている上、本人も心臓病を患っている、という事実を初めて知って、ショックを受けました。


いつもとは違って表情も硬く、緊張でカチカチになっていたスルツカヤ。フリーの演技の最中、転倒してしまったときには、「OH!NO!」とばかり悲しい気分になりました。前回のソルトレイク五輪でのリベンジもありましたし、ノーミスで、いつもの颯爽としたスルツカヤの演技を見たかったです。思い出すのはまだ頬もふっくらとして、身体もパンパンとしていた少女時代のスルツカヤ。27歳になった今、女王としての風格を身につけた彼女は、人一倍気丈でそれでもチャーミングさは健在です。またしても金メダルを取れずに終わったものの、
「それが人生よ」
と言い切る彼女には頭が下がる思いがします。


アメリカの記事でサーシャ・コーエンは”ガラスの天使”と呼ばれていることを知りました。うまいネーミング!と納得。前回の五輪で一番衝撃的だったのはこのコーエン選手。ロシア人形を思わせるクリクリの瞳、とらえどころのない摩訶不思議なムードを持ちながら、柔軟な身体を縦横無尽に動かしての抜群の技術には、驚きの連続でした。もちろん強烈な個性にも目が離せません。それだけ並外れて芸達者でありながら、なぜかジャンプでコテン、と転んでガタガタになってしまう・・・(汗)。そんな悪い癖を持つ彼女が、やはり今回も巨大なプレッシャーに負けてしまったようです。しかし、転倒はあっても見る者を惹きつける魅力はさすがだと思います。


伊藤みどり選手が銀メダルに終わったアルベールビル五輪でも痛感しましたが、女子フィギュアの決勝では、周りが「メダル間違いなし!」と騒ぎ、本人も「どうしても金メダルが欲しい!」と切望している選手のもとをフィギュアの女神がすり抜けていきます。この大舞台で自分の最高の演技をすること、それだけが勝敗を掴む術なのかもしれません。
技術も大事ですが、これからも魅力的で美しい演技をする選手がどんどん出て、新たなドラマが沢山生まれて欲しいなあ、と思います。


余談ですが、皇室では佳子様に続き、愛子様もフィギュアスケートを始められたようです。だんだんフィギュアスケートも国民的スポーツなってきてるのかな?皇室から国際大会に出場できる選手が出てきたら面白いのに、などと思う昨今です。


荒川静香 Moment ~Beautiful skating~ [DVD]

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こんなDVDがあるなんて驚きました。現在注文殺到中だそうです(笑)。

*1:NHKの特集では、スルツカヤ一家が笑顔で団欒しているところが映って和みました。