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雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

’07NHK杯フィギュアスケート男子フリー観戦記

只今、時刻は12:30をまわったところ。仙台市体育館に来ています。競技リンクが目の前にあり、ちょっと普段とは感じが違って興味深いです。リンクはこじんまりと小さくて、最後列でもかなり見やすい感じ。昨日のSPでお気に入りのトマシュ・ベルネルTomas Verner)君が1位となり、俄然楽しみになってきました。高橋大輔君も今日は調子が良いと良いですが・・・。

【試合結果】


1位は高橋大輔、2位はトマシュ、3位がキャリエールでした。大輔君は、4回転で手をついた以外、あとは調子が良かったようで、アッと言う間に終わってしまいました。六分間の練習から、ずっと「勇名トラ」の銀刺繍が付いた青の衣装が目に入って、まともに大ちゃんが追えない〜!やっぱトマシュにゾッコンでした。


彼も一度ジャンプが抜けた位で安定感ある素晴らしい演技、跳ぶたびに「オオ」と感嘆の声、観客を大いに盛り上げてくれました。曲調も日本的、大サービスですね、微妙に中国ぽかったけど(笑)*1。心臓バクバクで、終わった時は1位挙げたい!とまで思わせました。

【観終わっての感想】


ということで、ようやく家路に着きました。上の文は、初めて携帯からリアルタイム更新をしたものです。短い時間にバタバタ書いたので、なんだか文になってない感じかも。13時から開始し、18時過ぎに終わった今大会。生まれた初めての公式戦を観戦し、しかも「憧れのNHK杯」*2を見ることができて、それだけで満足感いっぱい。


更に普段、TV中継で見ていてなんとなく疑問に思っていた試合経過や環境などが分かって、謎が解けたようです。大きなモニターがスタンドの西ブロックにあって、競技直前には過去の映像を編集したフィギュアの見せ場映像がかかってました。このモニターはTV中継とほぼ同じ映像になるのでしょうが、得点もここに表示されていました。


国別審査員の得点が個別表示されていた昔と違って、今は技術点・演技構成点の総トータルのみのちょっと味気ないような表示です。私の座った南スタンドには、審査員席がズラリと並んでてそれぞれにPCノートが置かれていました。その横には、TVカメラが3台。向かいの北側に選手入場口があり、そのすぐ隣がキス&クライ。


競技を終えると選手は、必ず最初に審査員の居る南側に挨拶をしていました。第1グループと第2グループの間に小休憩、フリー後表彰式の後に大休憩、エキシビジョンは、3位が終わったところでまた小休憩。競技はスピーディに、正確に進んでいきました。

【男子フリーとエキシビジョン】

 

今回の大会を観る決め手となったのは、トマシュ・ベルネル選手でした。もちろん、高橋大輔選手の華麗なステップを一度ナマで見たい、できれば傑作SP「ヒップポップ調・白鳥の湖」を!という気持ちはあったのですが、トマシュ君の参加が無ければナマで見るかどうかは迷ったかもしれません。


後から女子も伊のコストナー選手が参加、と聞いて「一番観たい選手が来ていたのね。」と思ったのですが、安藤美姫選手も精彩がなく、コストナー選手もイマイチの出来で優勝、ということで、別な意味で「NHK杯っぽい展開かも・・・」なんて思ってました。


男子も有名な選手は少ないため、大丈夫かなあ、と一抹の不安もあったのですが、これは杞憂に終わりました。画面の切り替えもなく、やや煩わしい(失礼)アナウンサーの実況中継もなく、ましては不要な控室の中継もない(笑)試合のなんとシンプルで素敵なこと!


その分、広いリンクにたった一人で数千人の観客の目の前で演技をする選手の”孤高さ”というのを実感しました。ジャンプの失敗は残念ではあっても、4分半の演技の中ではさほど比重が高いとは思えず、ステップやスピンなど見せどころを持つ選手は強い。


第一グループのほうは、観ていて実力差があまり分かりませんでした。盛り上がっても、あまり得点が伸びない選手が多く、「そんなものかなあ。」と腑に落ちない場合も多かったです。大きな違いは、ステップやスピンなどがやや単調なことぐらいでしょうか。


ただ各国の選手が次々と渾身の演技をしていく様を観るのはとても贅沢な気分で、今後、他の大会で見かけたら、きっと懐かしく思えるかもしれません。

高橋大輔とトマシュの一騎打ち】


中庭健介選手、南里康晴選手もTVで見ていただけでは分からない凝った足さばきなどに目が留まります。一昔に比べると本当に日本選手は、「上手になったなあ〜」と感心しましたが、圧巻は高橋選手。


小柄な体で猛スピードでクネクネ滑っており、上体のしなやかさと縦横無尽な動きは驚異的。まるで軟体動物のよう(笑)。とにかく観ていて一瞬も飽きない楽しさで、4分半があっという間に感じました。ジャンプもまるで一陣の風が舞うかのように軽やかで重みを全く感じません。


ノーミスではないものの、他の要素はなかなかの出来で、本人も満足そうな表情をしていたのでホッとしました。1位通過でグランプリファイナル出場へ!という期待を存分に果たしたのはさすが。良かった良かった・・・。ふっと目を入場口へ向けると、大声援を受けている大輔君の横で両手を横に広げ、まるで自分への拍手のように受け止めている?一人の大男が目に入りました。


それこそがトマシュ君。大輔君の後の滑走というのをもろともしない落ち着きぶりと、自信に満ちた表情を見て「これはきっとやってくれる!」と確信が持てました。予想通り4回転ジャンプを颯爽と決め、ジャンプはことごとく素晴らしい切れ味。更に重量感はあっても着地の安定度はピカ一。跳んだ瞬間にゾクゾクするほどのカッコよさでした。


ステップやスピンも思う存分コントロールをして、魅せたい姿をちゃんとアピールしてる、その堂々ぶりが心憎いほど素敵。更にどこかしらヤンチャな表情を見せつけて観客へアピールしてくれます。「根っから華があるタイプ」なんでしょうね、これだけ男前なのに、そこが不思議で魅力的、またしてもメロメロです。


エキシビジョン*3でも「イケメンスケーター」と紹介され爆笑されていたトマシュ君。ピアニストやオペラ歌手の物真似パフォーマンスで客席を大いに沸かせ、一段とまた皆の人気者になってましたが、こういう人がいると本当に楽しい。ああ、次に会うときはチェコ国旗を持って駆けつけたい気分です(笑)。

*1:TV中継で「グリーンディスティニー」がテーマだと解説有。

*2:TV中継で伊藤みどり選手を見た記憶があるので20年前から見ているのかな。

*3:何故に放送しないんだ〜NHK(涙)。