正月明けで狂った体内時計が、再び3連休でまた狂う、という悪循環でなかなか本調子にはならず、頭がボーっとなっております。目下、楽しみごとは2月に控えし、3つの映画くらいでしょうか。
まあ、自慢じゃないがなかなか常人とはシュミの合わない映画ばかりを拾ってきて楽しんでる私です。そんな私が珍しく主流非主流取り混ぜて楽しみな作品が来月に揃いました。最近公開中の映画も含めて一挙紹介?!
【KIDS】 小池徹平&玉木宏主演
小池徹平&玉木宏という超人気美青年のダブル主演で話題の『KIDS』。いやあ待ちました、『ミッドナイトイーグル』を飛び越えて(笑)、約半年前からこの映画を待っておりましたよ。
「作品を見るまでは原作は読まない主義」なのですが、ついつい誘惑に負けて乙一さんの原作短編集を読んでしまいました・・・。しかし本の主人公は、小学生の少年2人。その二人がなぜかしら、映画では20歳過ぎのお兄さん達に成長してるわけです。しかし、予告を見ると原作にはかなり忠実っぽい。人の傷を治す少年アサト(小池)と彼に出会ってやさぐれた心に優しさを取り戻すタケオ(玉木)の物語。顔に傷のあるシホ(栗山千秋)と同年代に設定したのはラブロマンスの要素も入れたかったためでしょうか。
消え入りそうなくらい繊細な笑顔で、「少年」を地でいく小池徹平君は、今回ワイルドな役作りをしている玉木君と並んだほうがそこはかとない色っぽさ、を感じさせてなかなかにたまらない魅力を振りまいてます(ついついカップリング、とか言いそう)。その痛々しげな眼差しは、抱きしめたい衝動に駆られるほど・・・で、玉木君がタフネスに見えるわけだわ。
もしかして題名は、「傷」と「KIDS」を掛け合わせているのかな?原作はとても短いお話ですが、膨らませればかなり面白い素材。ただし、センスがないとありきたりの作品に仕上がりそうな危険性もありますね。それはそれで、美男子の共演を楽しみましょうか、という感じですが。
- 出版社/メーカー: エイベックス・エンタテインメント
- 発売日: 2008/01/16
- メディア: DVD
- クリック: 102回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
どさくさに紛れて(?)ナビゲートDVDが3枚も発売されています。いずれも小池君メインのようですが、どうせなら玉木君バージョンも出せばいいのに・・・。
きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)
- 作者: 乙一,羽住都
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2001/05
- メディア: 文庫
- 購入: 8人 クリック: 177回
- この商品を含むブログ (231件) を見る
映画化を知る前に、なぜか表紙が気になって何度か手に取った文庫でした。KIDSも含まれています。
【東京少年】 掘北真希主演
『イケメンパラダイス〜花ざかりの君たちへ』で波に乗った、堀北真希ちゃん主演の映画です。『KIDS』と同日公開ですが、ミニシアター系ということで、近所の映画館で見られないのが残念です。堀北ちゃんは二重人格の少女の役。二重人格と言って思い出すのは、少女漫画「ヤヌスの鏡」(古い!)。しかし、男女の二重人格というのはヒネリがあって面白いですね。
あらすじ:孤独な少女みなと、彼女が何でも語り合える文通相手のナイトは、実は自分自身のもう一つの人格だった。やがて、みなとが恋をするシュウという少年に、ナイトは嫉妬し、二人の関係を壊そうとする。自分の別人格とも知らず、ナイトに会いたいと願うみなとの思いは叶うのか。。。
これも設定が命、の変わったラブストーリーです。ドラマに続いての男役、ということで取り上げられていましたが、”どうがんばっても”女の子らしい掘北ちゃんなので、大体のところは予想がつきますが、なかなか気になる作品です。
【L Change The World】 松山ケンイチ主演
こちらは、『デスノート』のスピンオフ作品。デスノートという映画は、原作漫画の面白さもあって、さほどお金をかけずにスマッシュヒットを飛ばした映画だったと思います。作品自体よりも、藤原竜也君のライトと松山ケンイチ君演ずる天才Lとのぶつかり合いが面白かったです。
中でもダントツの怪しさで、嫌でも目を引いた松山君のLは、その強烈な眼差しと不気味な存在感が印象的。今回のスピンオフ作品は、『リング』の中田秀夫監督がメガホンを取り、名子役福田麻由子ちゃんも参加しての作品ということで話題ですね。
予告を見ると、「デスノート」本編とは乖離した別個の作品になってます。Lが猫背で走り回る姿はなんだか”妙な生き物”風。映画は「こんなものかな〜。」で終わる確率も高そうですが、とにかくあの独特な世界に生きる人物”L”をいっぱい堪能出来たら、それも楽しいかもしれません。
2匹目のドジョウ狙い*1、ということで日本テレビさん、2月1日と8日の2週にわたって「デスノート」シリーズを放映して下さるそうです。このどさくさに乗じて、今度はしっかり録画しよっと!(笑)
L change the WorLd OFFICIAL MOVIE GUIDE (ジャンプコミックス)
- 作者: 大場つぐみ・小畑健ジャンプ・コミック出版編集部編
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/01/18
- メディア: コミック
- クリック: 76回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
人気映画に多い、ガイドブックも発売されたんですね。
【そして春風にささやいて】 柳下大主演
こちらは、ひっそりと?公開中の映画です。どうやら『BOYSLOVE』シリーズに腐れ脳を刺激されてしまい、こんな作品を引っ張りだしてしまってます。もともとは「タクミくんシリーズ」という文庫にもなってるBL青春小説が原作です。未読ではありますが、こんな私でもサスガに名前を聞いたことはあるぞい!この小説、なかなかにその道では老舗ではないでしょうか。なので、映画化と聞いてまず「おお、懐かしいなあ・・・」(読んでもいないのに)と思ってしまったほど。
映画予告は、それこそ何度見ても可笑しくてフイちゃうのですが、まさにイケメンパラダイスBL版とでもいうようなムードで突き進んでますね。2次元の妄想世界を3次元化することの難しさはもちろんありますが、その無茶さを承知で、体を張ってチャレンジしている少年達に脱帽。なんたって生真面目に「俺がお前を守る!」的な言葉をオノコに飛ばす、若い役者達の熱演ぶり、結構楽しみであります。
全寮制高校が舞台で「”学園一のプリンス”ギイ(加藤慶祐)の深い愛情により、主人公託生(柳下大)は、トラウマによって抱えた人間接触嫌悪症から解放されていく・・・」という説明で大体のところは見えてますが、やっぱり実写のインパクトは大きいな、と思う次第です。
私の勝手な持論ですが、「日本映画は、お金をかけるほどダメになっていく」。埋もれた小品にこそ、宝石のような魅力(魔力)が潜んでいると思います。またこれからも、トンデモ映画を探して楽しみたいものです。
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: DVD
- 購入: 3人 クリック: 69回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
DVDは、4月25日発売決定だってえ〜!?そりゃ待ちきれん(笑)。”売らんかな大作戦”のナビゲートDVDも2枚発売されるらしいです。
そして春風にささやいて―タクミくんシリーズ (角川文庫―スニーカー文庫)
- 作者: ごとうしのぶ,おおや和美
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1992/04
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
映画を見てから、読もうと思ってる原作本。しかし、沢山シリーズがあるのでどこからスタートなん?という感じです。