雅・処

好きなアイドル・俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

春ドラマの味わい

ラスト・フレンズ


溜まりに溜まっていたドラマを見始めました。まずは、友人お薦めの『ラストフレンズ』。昨年大いに盛り上がった『のだめカンタービレ』の出演者、上野樹里ちゃん、瑛太くん、水川あさみちゃんが出演している上、内容的にも結構興味があったドラマです。


序盤は、なんと言っても錦戸亮君のDV男ぶりが圧巻でした。「いやあ、あの小さかった亮ちゃんがこんなに大人の男を演じているなんて!」と、近所のおばちゃん状態(笑)で見ていましたが、これがまたやたらと似合う。こんなアブナイ役が似合っていいのかしらん?と思いつつ、あのちょっとクールな瞳が効果をアップさせてます。


暴力を振るうときの冷たい表情と、美知留(長澤まさみ)に「一緒にいてくれ」「嘘をつかないで」と懇願する優男な部分、ちょっとはにかんだ笑顔にふっとはかなさが漂うところなど、絶妙で。でも、暴力を振るわれた女性のほうは、恐怖と愛情に挟まれて離れるに離れられず、だんだん意識が麻痺していくのが怖いです。


幼馴染で人一倍美知留を想う瑠可。ショートヘアに凄みを利かせた目の演技がたまらない樹里ちゃん。まだどこが、とはっきりは言えないけれど、やっぱり何か特別なものを持った女優さんだなあ、と思います。瑠可の秘密と今後の展開は、初回から大体見えてきていますが、そこに辿りつくまではどうなるのか楽しみです。


そしてもう一人のキーパーソンは、瑛太君。大河ドラマ篤姫』が面白い理由が、彼の存在だ、と最近分かったところでした。ということで、瑛太君の演技はちょっと目が離せません。リラックスした雰囲気で和ませてくれつつも、要所で見せる毅然とした態度と、不安で今にも泣きそうな表情の対比が素晴らしい。アクが強いけれども不思議と周りに溶け込んでて邪魔しない、そんな彼は今後も有望株です。


シリアスな話ですが、タイトルロールもシンプルで美しく(若手役者全盛だった)90年代のトレンディドラマを思わせる作風で気に入ってます。

【ごくせん】


安定した人気の「ごくせん3」。シリーズお馴染みのキャスト陣との再会は嬉しい。仲間由紀江ちゃんは、少々貫禄がつきましたがトレードマークの長い髪とタンカをきったときのカッコよさは変わらず、見ていて爽快感があります。くすっと笑わせるコメディアンヌぶりも健在。ずっとシリーズ化して欲しいドラマですね。


今回、3−Dの問題児は、三浦春馬君とHey Say Jump高木雄也君。キャスティング発表を聞いた時、高木君はパート2の赤西仁君を思わせるタイプなので、大体想像がついたのですが、三浦君にはちょっと驚きました。『14才の母』で見せた甘い優男のイメージしかなかったのですが、今回は見かけはくずしていても、頭の良さそうな(笑)首領ぶり。顔立ちがすっきりしてるので、むさくるしい3−Dの中でも目立ってます。


役と同年代ということで若さもありますが、パート2の時よりメイン生徒6人の個性が弱い(半分がジャニーズ系だし)のがちょっと寂しい。ここは、J系以外からもっと投入したほうが良かったかもしれません。


生徒役の中に、『BOYS LOVE劇場版』の菅野篤海君がいるのを知って「オーッ!」と驚きました。BLの時の美少年風とはうって変わって、ひげ面のむさい高校生役。ドラマの中ではあまり活躍の機会はないかもしれませんが、公式サイトのスピンオフ*1で出てこないか、と今から楽しみです。

◆公式サイト:ごくせん


他にもジャニーズジュニア中山優馬君主演の『バッテリー』や、Hey Say Jumpの若い子達が出演した『先生エライッ』というスペシャルドラマなども見ました。女の子より可愛い少年ばかりで、目の保養になります。

*1:公式サイトの中で配信されている、出演者の番外編ミニドラマ。最近多いようです。