雅・処

好きなアイドル・俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

インドアにVersaillesを追っかける

またしても”動かない”週末を過ごしてしまいました。「半」引きこもり状態は珍しくないのですが、ネットで情報を追っかけていることに夢中になって半病人状態です。毎日暑いので熱中症にならないようにね、などと自分に言い訳してますが、所詮、根っからのインドア=ぐうたら人間だわ、と痛感してます。


で、このところそれこそヤバイくらいにヴェルサイユVersailles)です。自分的には、こうやって盲目的に追っかけている時が一番楽しいわけだから、流されてる日々です。最近入手したミニアルバム『Lyrical Sympathy』が予測をはるかに超える官能の嵐(笑)だったため、一段と病気が進行してしまい・・・「どうしてくれるんだ〜!」という気分。


特に2曲目「The Love from a Dead Orchestra」。*1には、メロメロになってます。なんというかここまで「節操のない、混沌の中のめくるめく美しさ」をパーッと見せられると、もう参りました、という感じです。クサすぎて心地良い、泣かせメロディに相変わらずの技巧派ギターが熱く重く絡み合い、やがてクラシカルなピアノの流麗な響きにウットリしてると途中でリズムも曲も転調され、サビはボーカルの裏声(→気持ち悪さと心地良さが紙一重)で、強引に調和させられる。


その荒唐無稽の展開に作詞作曲のKAMIJOさんの天才奇才ぶりをつくづく堪能しちゃいました。気持ちよく流れてまとまろうとするメロディをぶった切って、予測不可能な強烈なサビをドッキングさせるこのセンス、今までもちょっと感じてはいたけれど、この曲に至っては、それが「ありえなーい、すごすぎ〜!!」て大ウケしながら拍手喝采でした。

【海外で大人気、の真偽】


以下、Versaillesの海外進出について、最初にバンドを知るきっかけとなったのでちょっと調べてみました。元記事はこちら→日本のヴィジュアル系バンド 「カワイイ」と海外で大人気 - Infoseek ニュース


ネット社会のありがたいことは、報道でもエンタメニュースでも、”裏”を取れるということでしょう。大手新聞やらネットニュースで日本のエンタメ系が「海外で大人気」とか書かれることはよくありますが、こういう常套句は、30%の信頼度だと思って良し、と思ってます。


いや決して嘘とか間違いではないのですが、誇大広告が多すぎ(あるいは調査不足)の感があります。国内での画一的な報道に慣れすぎてて、こと海外についての報道はあまりに近視眼的というか単純化しすぎ、よって「ホンマかいな?」とイマイチ猜疑心に囚われてしまうのです。*2昔と違って今ならほんの断片であっても、自分である程度ネットからネタを拾うことはできます。


ヴェルサイユについても、そうやってわずかですが、ビジュアル系(Visual-kei)カテゴリと合わせていろいろとネタ集めしていました。海外のサイト&ファンブログ、現地に住む日本人の口コミ情報が一番信頼が高いです。ビジュアル系自体については、別枠でちょこっと書きたいな、と思うのですが、とりあえずヴェルサイユ自体の位置づけは、V系で「期待されている新人さん」の段階と見ました。


どこよりもインパクトのある外見(笑)とテクニックで、そして海外ツアーの評判も上々のようなので今後も人気は少しずつ高まりそうですが、現時点では、先に進出していたバンドの方が知名度・人気共に上なのは間違いなさそう(そりゃそうだわ)。ま、何事も地道が大事ですね。そして日本でも地固めの時期、一番厳しいのが案外日本のお客さんかもしれません。


以下、全て英語の記事で、翻訳ソフトを利用して目を通しました。とても訳せるほど英語が得意ではないので、出所だけ紹介します。ちなみにアメリカのダラスで開かれたA-CONというアニメの一大イベントに、バンドがメインゲストで呼ばれたのですが、会場がホテルだった?ようで、通路で記念撮影にいそしんでるアニメやV系バンドのコスプレファンが多数映ってる写真も見ました。*3


「観客が3000人以上も本当に入れたのかしら?」と思いつつ、前列に陣取った人達は、後ろの人々からの押し合いへし合いでヘロヘロになったようですし、国は違えど結構想像つきますね。ライブに行った現地人が「全然期待しないで行ったけれど、すごく良かった。」と率直に感想を書いてるのもいくつか見かけました。LAのライブも、600枚のチケットはSOLD OUTで、入口で追い払われた人もいたそうです。


同じ主催者(Tainted Reality)のもとで今年の10月10日〜12日にも、またアメリカでの再ライブが予定されているようで、その時は、東海岸でのアニメ系イベント(anime USA)とNYのどこかでも10月14日にライブをするという情報が出てました。(これは日本でまだオフレコなのかな?)年内に2回目のアメリカ公演というのは、結構すごいことかもしれませんね。

フィンランドのインタビュー(2008/6/7):Versailles Attends A-KON 19 | JaME U.S.A.

 → ライブの合間の短いインタビューのようですが、インタビュアーが最初にKAMIJOさんへのエレガントな話しぶりと親しみのある話し方に感動した、と書いてあるのが嬉しいです。


・アメリカA-CONライブ(2008/5/30)ファンのブログとレポより:LiveJournal: Discover global communities of friends who share your unique passions and interests.
♚L A C R I M O S A♚ - Versailles live report

 → ファンの熱心さは情報が少ない分、海外の方が強く感じますね。ライブ・サイン会・ファンミーティングなどについて、興奮冷めやらぬという感じでいっぱい書いていて微笑ましいです。
 

ヴェルサイユが契約してると思われる米イベンター: 
 → ちょっとのけぞる非耽美系バンド(笑)の写真の中に、混じってますね。 


おまけにネットニュースで紹介されたデビュー直後の独マスコミの来日ドキュメンタリーでのインタビューというのも、ようやく見つけたので貼っておきます。大御所のあの方まで(!)インタビューされていたのに驚きました。


ベルサイユは真ん中あたりから出てきます。


Lyrical Sympathy

Lyrical Sympathy


実は、「NOBLE」より気に入ってしまった7曲入りミニアルバムです。荒削りだけれど、なんかちょっと”神”入ってるんじゃないか?と思った逸品。但し、好みは分かれそうです。何せ私が好きなくらいですからね。

*1:ファンの方のブログでもこの曲の感想ってあまり聞かないのですが

*2:あまりにも過去にそういうことが多すぎて・・・。

*3:あるV系ファンの子が書いた詳細なレポでしたが、あまり好意的な書き方ではなかったのでここでは紹介しません。