雅・処

好きなアイドル・俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの死

今年は大物の死が続いています。国内の忌野清志朗さん、栗本薫さん、でも驚きましたが、超ド級の大物、マイケル・ジャクソンMichael Jackson)までもが急逝。人生80年という昨今に早すぎて残念なことです。


丁度、東京へ遊びに行ってた日だったので、あまりテレビを見ることはできませんでしたが、それでもアメリカ生中継の映像や、「スリラー」の映像が何度も流れて半信半疑ではあっても信じるしかないんだなあ、と感じました。肉体的にどこまでも大改造?をしてしまったかつてのスーパースター、マイケルについては、さまざまな醜聞やスキャンダルで近年は見てるだけで痛々しいイメージでした。


亡くなる少し前、急にふと「We Are The World」を聴きたくなって、PVを買おうかな、なんて思い出してました。それが虫の知らせ、だったのかも。昨日は、タワーレコードの追悼コーナーでベスト盤やDVDを見て、買うかどうか悩んだり。過去に好きだったミュージシャンの早すぎる死でダメージを受けてから、「追悼」で作品を買うのは、苦手なんです。見たいはずなのに見たくない、と矛盾する気持ちがあって。


今日、WOWOWの追悼スペシャル『キング・オブ・ポップの伝説』を見ました。イギリスでマイケルが亡くなる直前に製作されていた特集番組を再編成したものらしく、マイケルの少年時代〜最近までのビデオ映像とライザ・ミネリ等有名人やスタッフのインタビューで構成されていたものでした。


天才少年ともてはやされていた時代から、「とても内向的な性格だった」という証言や、母・姉ラトーヤ・兄ジャーメインの思い出話、巨大な成功と共にどんどん過剰になっていくアーティスト性など、なるほどと思えるものばかりです。「マイケルについて数々の報道を聞いてるうちに、どれが真実でどれが嘘なのか分からなくなっていった。」と語る関係者もいて、本当のマイケルは誰も分からないんだろうなあ、と実感してしまったり。


誰しも語る事実ですが、巨大すぎる成功は、やはりマイケルをどんどん孤独にしていったのでしょう。ただ、もしかしたら”一つの時代”が求めたスーパーヒーローだったのだかもしれません。私の上の世代には、プレスリービートルズなどのスターがいました。そして私達の世代には、マイケル・ジャクソンがいました。少なくても私の生きている間、マイケルを凌ぐスターは現れないと思います。


その彼が生きて、音楽界に革命的な影響を与えた様子をリアルタイムで見てきたこと、これが私にとっての財産だったなあ、とつくづく思います。満身創痍だった最近のマイケルに、いつまでも若き日のままの完璧なダンスや歌を求めるのは、酷な話です。今こそ安らかな眠りを得た・・・と思う反面、最後に一花咲かせてあげたかったなあ、と思う気持ちもあります。


しばらくの間は、真実やデマが入り混じった報道が続くでしょうし、遺産問題など残された子供達にも厳しい日々が押し寄せるでしょう。何が出てきても「マイケルならば・・・ありそう」に思えちゃいますが、たとえ何が出てきても、彼の功績は消し去ることはできない、その意味でも、やはり偉大なキング・オブ・ポップの死です。(亡くなって改めて知らされる稀有な存在価値、とはなんと皮肉なことでしょうか。)


【キッズ版BAD】


いくつもの番組で、マイケルの「BAD」のPVもよく流れていました。「スリラー」や「ビート・イット」の時代から少し後の頃ですが、なかなか好きな曲です。でもこのPVを見ると自然に思い出す、もう一つの映像。映画『ムーンウォーカー』の中のキッズ版BADです。映画自体は、駄作とまで言われただけあって、確かに断片的な映像の記憶だけで、ストーリーについてはさっぱり思い出せません(汗)。


でもこの子供達のBADがとにかく大ウケで、本編よりずっと気に入りました。子供版マイケルを演じたのが、The BOYSという黒人4人組グループでデビューした少年の一人。確かハキム君だったような気がしますが、振り真似があまりに見事で、マイケルが大喜びだった、という話を聞いた気がします。


映画とは関係ありませんが、ヤンコヴィッチの「今夜もイート・イット」(YouTube)というギャグ満載なPVも忘れらません。一流アーティストをパロディや振り真似であっても、半端じゃダメで、かなりのレベルにいってないと笑えないなあ、と感心したものです。


ページが見つかりません|WOWOWオンライン


The BOYS紹介ページ(英語):BCSD - The Boys


NUMBER ONES [DVD]

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やっぱりPV集は、必須アイテムですね。今回の追悼特集で気になった作品もあるので、もう一度見返したいと思います。ベスト盤CDも買わなきゃ!


デンジャラス(紙ジャケット仕様)

デンジャラス(紙ジャケット仕様)


マイケルの作品で唯一買っていたのは、このCDと作品PV集でした。どうしてコレだけ持っていたのかというと、当時騒がれた子役のマコーレ・カルキンが友情出演していたからだったと思います。(最初は、マイケルの親友とか言われてましたね。)ただ、曲はやはり素晴らしく、一度聴き始めると軽く3回ぐらいリフレインしてました。

どうしたって天才!少年時代のマイケル・ジャクソン - BOY’S VOICE 〜永遠の少年たち〜