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雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

GPS 全6戦完了、ファイナルへ

フィギュアスケート

やっとグランプリファイナルのメンバーが決定しましたね。最後までハラハラドキドキの連続でした。それは、今回のカナダ戦でファイナル進出ができるかどうか去就が決まる、という高橋大輔鈴木明子両選手のためです。なんせ日本勢にとっては、五輪代表選出を左右する大会です。選手同様?見てるほうも胃が痛くなりそうでした。


まずは大輔君、復活オメデトウ!!登り調子で一歩一歩着実に上がっている様子が見えて嬉しかったです。大怪我で1年棒に振ったことが想像以上に大変だったことが、ミニ特集を見て段々分かってきました。1日8時間の厳しいリハビリに行き詰って、2週間の失踪まであった、と聞き、やっぱり並大抵の努力じゃなかったんだ、と感心*1しました。


SPの「eye」は、全盛期のダイスケ路線そのままの見ごたえのあるプログラムですし、FS「道」は、彼にしてはパントマイムや映画的な細かい表現が見られる、意外性のある内容。4回転などジャンプの安定感や気迫あるダイナミックな滑りは、今後の調整次第だと思いますが、大輔君のいない男子フィギュアは「○○のない珈琲」のように味気なかった・・・だけに嬉しい限りです。


4ヵ月後の五輪後にも、もしかしたら現役を続けてくれそうな発言もあったので、そちらにも期待しています。まだまだ大輔君の黄金のステップを見続けたーい!日本勢は、織田君と大輔君のファイナル進出、盛り上がりが期待できますね〜。しかもジュベールウィアーということで競技場の黄色い声はすさまじいものになりそう(汗)。個人的にナルシストぶりに拍車がかかるウィアーが楽しみでなりません。


同じアメリカ代表ながら、ウィアーとは正反対の鋼鉄のような、迫力あるライサチェック選手。実はちょっと苦手な選手です。どうにもジャンプばかりが印象的で構成や演技に面白味を感じられない・・・。ちょっと昔タイプの”ワイルドな男”すぎて、ヤワ好き?の私には手におえない感じです。


残るジェレミー・アボット選手は、コーチが佐藤有香さんということで、美しいスケーティングが一層研ぎ澄まされてきそう。(前コーチが有望選手を多数コーチしていたため)「自分だけを見て欲しい」と有香さんをコーチに選んだ、というだけあって、ちょっと別な意味で気になる選手ですね。アボットが強くなれば有香さんのキャリアにも繋がるでしょうけど、本当は日本選手をバックアップして欲しかったりもするので複雑ですね。


カナダ戦で彗星のごとく?登場した、カザフスタンデニス・テン選手。16歳で東洋系、ジャンプ・スピンなどをキメてきて、さらに度胸の良さ(→性格キツそう)も感じられます。将来の強敵現る、という感じですね。


すごくどうでもいいことですが、カナダ戦見ていて気付いたのが、TV放送のとき、会場の声援を音量調節してる気がすること。日本選手の時は、必要以上にボリュームを上げてないか?という疑念が起こりました。おそらく以前からだとは思いますけど・・・。

【女子は大混戦】


カナダ大会は、絶不調だった鈴木選手。フリーの時なんて、出てきたときから暗い目をしていましたし、表情も乏しく、いつもの元気がありませんでした。中国大会の優勝が、強烈なプレッシャーを与えてしまったようで、想像していた以上に崩れた姿に不安を感じました。ギリギリでファイナル進出を決めホッとしましたが、他の選手のミスに助けられた感じがして本人も不本意だったと思います。


これから、グランプリファイナル→全日本選手権→(五輪?)と大大会が続くだけに、プレッシャーをコントロールして、「楽しみながらスケートをする」という基本姿勢を忘れずにいてくれれば・・・。また荒川選手という強い相談相手がおりますので、立て直して頑張って欲しい。ともかくも日本勢女子も2人ファイナル進出、よくやった!と素直に嬉しいです。


いつの間にか(笑)優勝候補の一角に名乗りを上げていたロシェット選手。筋肉隆々の逞しい身体と、ベテランの持つ味わいが、ブレンドされた面白い選手だなあ、と改めて感じました。ジャンプで失敗することもありますが、何か別次元の”揺らぎない自信”を感じさせて、この強靭さを安藤選手あたりに真似てもらいたい(ちょっと無理かな)、と思ったりします。


今回はアシュリー・ワーグナー選手が一抜けしてファイナル出場となりましたが、アメリカ勢の次世代選手の強さもつくづく見せ付けられましたね。スケーティングやきらめく笑顔がなんとも魅力的なアリッサ・シズニー選手、伸びやかに成長している長洲未来選手はもちろんのことレイチェル・フラット選手、キャロライン・ジャン選手もいる。


彼女達がそのまま成長していったら、アメリカのフィギュアスケート大国復活は時間の問題じゃないかと思います。彼女達の強みは総合力はまだまだでも、一つ以上の武器(観客にアピールする技)があるところ。無難にまとめてそれなりの点数はでるけれど、ややインパクトが薄い日本選手にはないポイントだと思います。


ロシアのレオノワ選手も鮮烈なデビューを果たしましたね。「誰もが一目見たら愛さずにはいられない」「スルツカヤ選手を彷彿させる選手」という修飾語がピッタリの逸材。あのそこぬけの笑顔が、性格から出るものか演技なのかはまだ謎ですが、観客を虜にするスケートをする選手であることには間違いないので、ファイナルでも盛り上がりそうです。

【なんとかならないか、おかしな採点】


安藤美姫選手は、好不調の波が大きすぎて全く読めません。五輪まで過度の期待はしないつもり(笑)ですが、何気に日本勢の中で一番の”強運の持ち主”のような気がしております。ただ、安藤選手、キム・ヨナ選手、ロシェット選手の得点については、たとえ転倒してもPCSが高すぎて1位、というのはかなりアンフェアな印象があって、審査基準には腹立たしく感じることが多々あります。


キム・ヨナ選手については、どの技もお手本のようで美しいし、安定感も自信も充分に感じられてて、やはり現時点でトップクラスということは間違いないでしょう。審査方法が変わらない限り、その座は揺るぎないと思います。但し、キム・ヨナ”一人勝ち”状態は、競技として実につまらない。*2そして過剰すぎる(というかすでにあり得ないレベルの)得点差は、他の選手のやる気をそぐのではないか、と不安になります。


ミスの一つ一つを重箱の隅をつつくような採点のため、必要以上に得点差が開くいている感じです。今回のグランプリファイナルを見ていると男女共に優れた選手が本当に多くなったなあ、と感嘆することしばし、でした。その魅力と反比例した疑惑の採点(→キム・ヨナ選手だけではないですが)には、毎回首を捻るばかり・・・。こんな状況の中で闘う選手達が気の毒でなりません。これは、バンクーバー五輪以後も続くのか、と溜息です。


それはともかく、GPFは東京です!!勝負前となると空気まで張り詰める異様な緊張感の会場、その一方でお祭り状態で異常に盛り上がる日本ですからね〜。中継が楽しみです。

ジャンプ判定の厳格さも選手に負担:

 → フィギュアスケート|スポーツナビ

*1:私なら、かなりの確率で投げ出したくなってしまうだろうな。

*2:ここへきてロシェット選手の追い上げは少し面白くさせてくれますね。