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雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

バンクーバー五輪(2) またもや疑惑の採点にイライラ

今日は、仕事で遠方への移動だったので、その間ワンセグで女子SPの試合を見ておりました。丁度、電源ONしたら、長洲未来ちゃんが鼻血を出していた(笑)ところで、そこからはチラチラ小さな画面のLIVE中継を見ておりました。音声は消して文字放送だけ追っていたのですが、音楽がなくても出来不出来は結構分かるものです。


最も緊張したのは、やはり真央ちゃんの演技。トリプルアクセルを練習でほとんど転ぶことなく跳んでいた、と聞いてたからもしかしてクリーンなプログラムが見られるかも・・・と思いつつ、やはり不安はよぎります。そしてキメた!!完璧な着氷と演技途中からの溢れる笑顔が、それまでの彼女の「孤独な闘い」を取り去り、空気を薔薇色に染め上げた瞬間でした。


”愚直”なほどにトリプルアクセルに拘り続けたその姿勢にサジを投げたくなったのは何度もあります。大らかで素直な性格と裏腹に、天才児ならでは(?)の頑固な拘り。自分の信念を絶対に曲げずに、チャレンジを続けるその姿。タチアナコーチですら、手を焼いてるという噂が理解できるほど。でも、この瞬間は完全に真央ちゃんに降参でした。


もちろん今でも、「浅田真央に欠けているものは、得点を稼ぎ出す冷静な戦略である」と思ってます。時には自分を曲げてでも、周りのアドバイスを聞かなくちゃいけない時もあるのだから、今回の五輪は下手に銀メダルや銅メダルをとるくらいなら、獲らないほうがマシ、なんてことも思ったほどです。仮に金メダル?!・・・いやそれは恐ろしすぎる(笑)。


次のソチ五輪まで間違いなくスケートを続けていく、と思われる真央ちゃんですし、途方もない素質と男子並の体力を持ってる彼女なので、その進化をちゃんと見守りたいのです。とはいえ、未来のライバルの一人、長洲未来ちゃんを見てるとこの先も安泰とは言い難い気にはなりますが。

【どうしてこうなるの】


最近、女子フィギュアスケートを見てるとどうにも憂鬱になってくるので、「早く女子が終わればいいな〜」と思っていたのですが、やはり今回も同じでした。真央ちゃんの後に滑ったキムヨナの得点。フィギュアスケートを20年以上見てるシロウトの私ですけど、こんな採点見たこと無い!!ほどの胡散臭い得点差。これが男子SP並の*1僅差ならまだ分かる。何故に5点差?


真央ちゃんが3Aに拘って今季の実績を積み上げてこなかったのもあるでしょう。つなぎや音楽性という点でも微妙の差も出るでしょう。しかし、これでは「転んでも金」と噂された、キムヨナ陣営の思惑通りすぎる。大多数の視聴者には理解し難いですし、あからさますぎてえげつなくも見えます。むしろ、ホームアドバンテージの強いロシェット選手が、71点台で済んだのが不思議なほどです。*2


今日、メールいただいたドイツ在住の方の話では、現地TVで解説者をしていたカタリーナ・ビッド(往年のフィギュア女王)さんが3Aを初めて成功させた伊藤みどりさんを引き合いに出して、「どれだけ3Aが難しい技か!」とこの得点差に不満を感じてる様子だったとのことです。


一方で、テクニカルな分析をする玄人筋のファンもおりまして、ほとんど予知に近い形でこの結果を見抜いていたツワモノ(→しかも真央ファン)もいたのです。そういう方が2人ほどいらっしゃったので、この方々の分析を楽しみに待ちたいと思います。元々、キムヨナ陣営は、金メダルをとるための戦略に徹してきたわけですし、ヨナがそれを目指して相当量の練習をこなしていることも、やはり演技が上手いことも認めていないわけではありません。


むしろ、自分の生活を99%スケートに注ぎ込み、”自分の演技”だけに集中している真央ちゃんと、まだまだ資金の不足する母国で、後輩を育てようと一人で寄付やボランティア活動までしているヨナとは、国の違いだけで片付けられない意識の違いも感じます。これで「私の練習中に○○が妨害した」発言*3と、いつも面白味のないエキシビジョン(汗)をどうにかしてくれたら・・・もう少し心証がアップするんですけど。


誰が書かれていたかは定かでないのですが、キムヨナが「五輪史上、最高得点で金メダル」という筋書きが一番重要なポイントだ、とか。そういう事実を作っておいて、彼女が一線を退いたら、思いっきりスケートのルール改定へと向かわせて、その後決して破られることがないような「五輪歴代女王№1に仕立て上げる陰謀(?)」があるという仮説。初めて聞いた時に、その筋立てのすごさに唸ったほどですが、それってもしかすると有り得る話かも。。。

【今日の主役は・・・】


真央ちゃんはもちろん良かったですけれど、本当の主役はやっぱりロシェットでしょうね。母の急死という悲しい出来事を2日前に体験し、あそこまで崩れずに演技をこなせるとは、本当にすごいとしか言いようがありません。魂のこもった演技というか、「筋書きのないドラマ」というか、とにかく画面から伝わってくる熱いハートを感じました。


大好きな鈴木明子さんは、真央ちゃんとキムヨナの次の滑走順という最悪な状況の中で、よく頑張りました。でも、あと一人くらい挟んでの滑走だったら、もっと影響を受けないで滑れたかも、と残念でもあります。笑顔が美しかったし、ステップは素敵だったので明日に期待しましょう、と。しかし、「五輪会場の氷の上にアッコちゃんが立ってるんだなあ・・・」と思い、ふと感動を覚えたり。


そして回転不足を取られた安藤美姫選手。ずっとトリプル−トリプルを出来なくて不満そうな表情だっただけに、チャンレンジ精神は、二重丸◎。ただ、失敗した後にやや表情が固かったのが残念でした。波が激しいだけにフリーはどうなるか予想もつきませんが、4年前の悔しさを晴らして欲しいですね。


なかなかヨーロッパチャンピオンの実力を発揮してくれないコストナー選手にもやきもき。彼女がキメた時の高いジャンプは爽快ですし、選曲がイイだけに勿体無い限り。フリーは、全選手、見事な演技を見せてくれるといいですが。


そうこうしているうちに、感激ひとしおで(大盤振る舞いしちゃった)高橋大輔選手の本だのDVDが届くので忙しくなりそうです。

*1:プルシェンコライサチェック高橋大輔のコンマ単位の差

*2:パトリック・チャン選手への疑惑の採点もえげつなかったけれど、日本だって地元開催なら多少はありますからねえ。

*3:一流選手とは思えない残念な言動です。