雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

永遠のロックスター hide13回忌

今日は、hideちゃんの命日で築地本願寺では13回忌が執り行われたということでした。テレビをほとんどつけずにいたので、遅ればせながらネットで確認。12年も経っていながら、しかもGWの真っ只中、築地本願寺に35,000人ものファンが並んだ、と聞き、12年前の「その日」のことを思い出しました。


後世、ロック伝説のように語られているhideちゃんですが、私にとっては、X JAPAN時代からソロに至るまで「生きるカリスマ」のような存在でした。”ビジュアル系の始祖”とも言われる優れたファッションセンス、個性的な楽曲創作、過剰なアニキ体質(後輩への面倒見の良さ)、そして奇妙奇天烈を演出しつつも巧みなバランス感覚を持って社会へ対応していたこと。


ファンを飽きさせるどころか、いつも”仕掛け人”としてビックリさせることが大好きだったお茶目な一面も。妙な言い方かもしれませんが、今は手が届かないカリスマに昇天めされておりますが、当時は皮膚感覚が近いミュージシャンというか、(意識するしないに関わらず)いつもhideちゃんはファンのそばに浮遊しているような不思議な親近感もありました。


それでいてライブに行けば、その場にいるファンを「踊るアホウ」*1に変えてしまう、天才的なミュージシャン。いつでもしてやられたりだった、永遠のいたずらっ子・hideちゃんが亡くなった後、虚無感や脱力感から、めっきりライブに行かなくなってしまいました。今思うと、見ておけば良かったなあ〜、と思うバンドもあるにはあるのですが、その頃はもう「THE END」な気分に覆われてしまったわけです。


それから10年ほど、本当に好きで好きでたまらないリアルタイムのミュージシャンがいない月日を過ごしました。何の因果か、今はまたビジュアル系世界にそういう楽しいアーティストを見つけてはおりますが、やはり自分も歳を重ねている分、そこまで情熱を傾けて熱狂的になりきれないのは確かです。今は、アーティストだけでなくファンもバランス感覚が優れていて、適度に燃えて、適度に冷静で、という感じがしちゃいますね。


hideのいないX JAPANは、どれだけ頑張っても往時のモノとは全く違って見えます。SUGIZO君も好きなギタリストなので、不満があるわけではないけれど、やっぱり現在進行形のバンドではなく、記念碑的なバンドに過ぎない、と思ってしまうわけで。YOSHIKIの術後の首の状況も気になります。復活もよろしいが、若い頃とは違うのだから、これ以上、無理しないで欲しい・・と。


今でも、何年経っても、hideちゃんが存命中だったらどうだったろう?と考えてしまいます。きっとピンクヘアのナイスミドルでしぶとく活動していたでしょう。今のような名声はなくても、地下にこもってアングラやっていても、皺くちゃのオヤジになっても、やっぱり生きていて欲しかったです。特別なことをしなくても、空に向かって合掌しなくても、hideちゃんの死は生々しく引きずってしまってて、なかなか割り切れない思いです。


なんで死んじゃったんだろうなあ〜、hideちゃん(涙)。


We love hide~The Clips~ [DVD]

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クリップ集。大好きな「DICE」、死の痛みを感じてしまう「ピンクスパイダー」、私も客席参加していたFC限定ファーストライブの「TELL ME」など、網羅されています。

*1:実際、彼のライブほど楽しいライブはなかったですし。