雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

最近見たBL映画(1)

最近、TUTAYAのDVDレンタルがマイブームなのですが、そこで優先的に借りてしまうのがBL・同性愛映画。普通の男女のラブストーリー(まず借りようとすら思わない)に比べて、BL・同性愛系はビジュアルがまあまあなれば積極的に(笑)借ります。買うにはリスクが高い作品も多いし、TV放映は滅多にないため、そして良くも悪くも斬新さがあり、興味深いため。


封切映画の紹介でも、興味を持った作品は記事が小さくても脳内にインプットされてしまいます。もしかしてこれって特技かしら?それで、1年位前から気になっていた台湾映画をやっと見ました。甘酸っぱい青春映画チックな『花蓮の夏』。そして日本の映画『愛の言霊 ~世界の果て~』です。

「花蓮の夏」 セーラー服姿の子供達が印象的

2006年作の台湾映画で原題は『盛夏光年』。封切の時から興味を惹かれたのは、主人公である2人の青年の小学生時代から始まっており、彼らがブルーのセーラー服を着ていた*1ことがきっかけでした。日本人の感覚ではあり得ないほど、派手な”空色”が東洋系の小麦色の肌と微妙なコントラストを描いていて、脳髄を刺激しました。


子役の2人もなんとなく親近感を覚えるような素朴な可愛らしさでしたし、昔の日本に近いようなそれでいて全然違う文化の息づかいが感じられてついつい集中して見てしまいます。体罰厳禁な息苦しい今の日本と違って、イケナイことをすれば手厳しく罰を与える教師の姿にも、自分の子供時代を思い出させられて懐かしかったです。


高校生に移ってからは携帯電話が頻繁に出てくるので、比較的現代の話になるのでしょうが、台湾映画はいつも懐かしさとか親近感を覚えてしまう温かみがありますね。決して沢山見ているわけでもないのですが、不思議です。


あらすじ:優等生ジェンシンは、小学校時代に担任教師からクラスの問題児で友達のいないショウヘンと友達になることを依頼される。いつしか芽生えたショウヘンへの片思いを胸に隠し、親友として交流しているジェンシンだったが、高校時代に思春期を迎えた2人の間にホイジャという女子生徒の存在が現れたことで、ジェンシンの心は混乱し、追いつめられていく。”親友”の苛立ちの原因が分からず、憤るショウヘン。2人の関係はどうなっていくのか・・・。

花蓮の夏 [DVD]

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想像していた通り、シンプルで真面目な同性愛映画入門編といった趣きです。昔、見たB級ヨーロッパ映画を思い出しましたが、実に真摯で丁寧に作られた作品という感じです。こういう試行錯誤しながらの真面目な映画は、日本ではもう作られないかもしれないなあ、と見ながら考えてしまう自分がいました。


一方でディテールは若干あれれ?なところもあります。まずホイジャ、2人の同級生男子の間に入ってどちらにも恋心を抱くような女の子(こういう設定もよくあるな~、三角関係の定番かも)。とにかくよく電話をかけるのですが、肝心の男どもからはシカトされてしまう描写が多数。すれ違いぶりを演出してるんですけど、後からかけ直すこともしないんですか、台湾男子は?


もっと「え~?!」なところは、それまでまどろっこしいほど、ジェンシン逃げる→ショウヘン追いかける、という構造でいたのが、熱い友情が恋愛だと理解したかしないかで唐突に出てくるベッドシーン。その場面が唯一、この映画が「BL」に変わった一瞬でした。まあ盛り上げどころも必要かな、ということで(笑)頑張ってました、な作りでしたけど、なんか惜しくも思えたりして。


肉体派のショウヘン君は、バスケットボールの試合になると、ジェンシンが傍で見守っていないとうまくシュートが決められないらしく、悶々と愛に苦しむ相方に「必ず見に来いよ」なんて詰め寄ってくる能天気なところがツボでした。台湾のローカルな町の青春映画として見られる映画でしたね。


miyabi2013.hatenablog.com

*1:ちなみに女の子はレッドのセーラー服