Versailles　新曲「Philia」発売

久しく遠のいていたVersaillesの新曲が発売されました。発売日が3/16ということでしたが、今月に入ってやっと届きました。震災の影響で、もしかしたら全国的にも発売延期になったのかもしれませんね。先に動画サイトで見ていただけにあまり期待感も大きくなく、本日やっと聴いてみました。前回の「DESTINY」も今イチだなあ〜と思いましたが、今回はまた一ランク下がったような。

Kamijoが遠慮なく（笑）自分の得意分野の高音部を響かせているなあ、ということが分かる感じですが、あまり際立った個性が感じられません。デビューして少し停滞したかな、という印象を受けました。歌詞の内容は、相変わらず自虐的な苦悩を訴えてる感じ。これを今の自分の心境で聞くと、えらく「空虚」で綺麗ごとを並べただけのまるで魂を感じない内容に聞こえてしまうのです。

もちろんこれは聴いてる自分の気持ちが今非常にシビアになってるためであり、Kamijoが特段変わったわけではないでしょう。ギターソロも楽しいし、黒系で固めた衣装も素敵ですし、PVもビジュアル系らしさ全開。私もしばらくライブに通っていないので、今のVersaillesがバンドとしてどうなのか、実感が持てないのもありますが、なんか試行錯誤中で足場が固まりきってないような気もします。

その自信の無さが、シングル盤を３種類も作ってしまう相変わらずの商法に出てるというか。いい加減、そういうインディーズ上がりのようなセコい真似するな、と思うんですけどね。ファンでも、意地でも１枚しか買わないから。可愛さ余って･･･でも甘やかさないんだから（笑）。

ＤＶＤ「おねがいかなえてヴェルサイユ」もまもなく届く予定です。サンプルに１話だけ見たけど、とてもしょーもなくて赤面状態でした。まあ、それを頑張って身体張ってやってるメンバーがいますから、ギャグでもなんでもやってくれていいですけど。こういう番組を見て、Versaillesにちょっとでも興味を持ってもらってファンになる人もいなくはないと思いますし（いや、そう信じたい）。ただ宣伝番組としても、さほど目新しさを感じない手法だったのが気になるところです。

◆2010年6月現在：「Philia」もそれなりに楽しいな〜と気に入っております。PVで廃墟の中で演奏する、という「ザ･ビジュアル系」なPVがなかなかよろしくて･･･。HIZAKIの曲だったのですね、ちょっと変化球も入っててサスガっ！？