当分地元でライブを見ることは無理かな、と思っていたKayaちゃまですが、いち早く仙台でのライブが決まり嬉しくなりました。公演日は、6月12日。子供の頃に体験した宮城県沖地震の日、というのが何か偶然ではないような気がしてしまいます。2ヵ月後は、もっと平常に戻ってるといいなあ、と思います。コンサートもお芝居も生活が安定してこそ、というのはありますが、やっぱり気持ちが前向きになる一番のクスリでもありますからねえ。
日本での全国ツアーの合間に南米でのツアーもあるそうです。ビジュアル系ブーム、まだなんとか続いているのかな。他のバンドと異なり、Kayaちゃまについてはやや特殊な部類?のシンガーなので、どんな反響があるか興味ありますね。世界的にも稀有なアーティストだと思うので、頑張って欲しいものです。
そして3年ぶりとなるニューアルバムも楽しみです。1枚1枚のクオリティが高いだけに総合作品として早く聴きたいものです。これでもかという”マリー・アントワネット”もどきな究極のコスプレにもワクワクしますし。ふと思い出すのは、去年「Awilda」発売のイベントで語ったKayaちゃまのコメント。
「もう”大きく当てたい”とかそういうことはあまり考えてなくて、それよりも細く長く歌い続けたらいいなあと思ってます。アディクト(ファン)と一緒に歳をとっていきたいの。」と静かに語ってくれて、アーティスト魂をダイレクトに感じました。細く長く歌い続けていく、ということも決して簡単なことではない昨今ですが、彼ならそれも夢ではないし、一緒に歳をとってそれでも応援していけるならファン冥利に尽きるとも思います。
もう一つ、Kayaちゃま本人はかすれやすい声質で「ハスキーボイスですね」とよく言われるらしいのですが、それが実はあまり好きじゃないそうです。「透明感のある低音ボイスに憧れている」とか。難しいものですね、人は自分にないものを願ったりしてしまうのだなあ、なんて。いろいろ素敵な声はありますが、歌の魅力はそれだけではないんですよね。伝わってくるものがあれば、多少の弱点も乗り越えられるし、いくれでも個性になり得るわけです。
今のKayaちゃまでも充分素敵だと思うし、アーティストとしてのみならず、人間としても尊敬すべき点が沢山あります。今後とも応援していきますよん。
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