雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

'11女子W杯 サッカーオンチも元気をもらった奇跡の勝利

猛烈な暑さの3連休で、有名人の訃報も続き、なんとなく無気力状態でした。そんな折、数日前からの尋常ならざるほどの報道で、日本女子サッカー「なでしこジャパン」がワールドカップ(ドイツ開催)で優勝に近づいており、18日にアメリカとの決勝戦が決まった、ということはいつの間にか頭に入っておりました。


連休で眠気と戦いながら生中継を見ようかと一瞬考えたものの、自分が起きて生中継を見ると負け試合だったことが多いため、あえてゆっくり安眠させてもらいました(笑)。おかげさまで朝イチで、「世界一」のハイライトを拝ませていただきました。その後、再放送でアメリカ戦の試合内容も見ましたが、かなり押され気味で実力差を感じさせる内容。


これは”いつもの日本”ならば99%勝てない展開でしょう。そうはいっても日本選手一人ひとりの実力向上は間違いなく、もちろん実力が無ければ勝てないということや勝負運・勢いがあったということは充分に分かりますが、「神の見えざる手*1が働いたのではないか、と感じました。震災後に国が危機に瀕している日本を思って、世界中の応援が集まったことも追い風になっていたと思います。


選手達のインタビューや今までの経歴などを振り返る番組を見ると、彼女達がかなり経済的にも苦しい中で戦い続けてきたのが分かりました。澤穂希選手の「結果が全て。ワールドカップや五輪で結果を残さないと・・・。」という談話を聞いてると、まさにそういった大大会しか注目しない一市民としては、ちょっと申し訳ない気分にもなったりして。。。

【選手達が見事】


それにしても澤キャプテンの超人的な活躍は凄かったです。”ほまれ”なんて、まるでこの日のために名づけられたとしか思えない名前を持つ彼女は、冒頭から最後まで1人で3人分くらいの闘志とテクニックで目を惹き付けられました。さらに若くしてふてぶてしいくらい落ち着いていた宮間選手、涙も見せず、強気の振る舞い&満面の笑顔を見せた様子もステキ。


GKの海堀選手、PK戦の素晴らしい護りだけでなく、全体に渡って獅子奮迅の活躍。東電で働き、福島原発で働いていたため、精神的にも辛い思いをしていた、という鮫島選手も報われて良かったなあ、と思いました。他にもタフだけれども、イマドキの若い女の子らしいサッパリとした表情が20代の選手達に多く見られました。


優勝や澤選手のMVP賞&得点王も素晴らしかったのですが、フェアプレー賞をとったのも嬉しかったですね。記憶する限り、日本スポーツ界は、この賞をこれまでもいくつか贈られておりますが、今後もとり続けていって欲しいです。「もっと勝つために汚いプレーをすべき」と語る外国人関係者もおりますが、それをやって勝つのは本末転倒。未来の選手候補の子供達も沢山、見ているのですから。


ヒートアップしたこの「なでしこブーム」で、しばらくは熱狂が続くかもしれません。選手達や関係者には、しばし勝利の美酒に酔いしれて存分に満喫して欲しいです。ただ、次のロンドン五輪では強敵からのマークもきつくなっていくことで厳しい戦いを強いられるでしょう。私自身も元々サッカーファンというわけではないので、弱くなればそれだけ関心が薄れてくるやもしれません。


まあ、今日だけはとにかく「たくましく美しい」なでしこ選手達の幸せを少しだけおっそわけしてもらいましょう。

*1:アメリカの選手も「なにか大きな力がはたらいたようだ。」と語りました。