雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

タクミくんシリーズ「あの、晴れた青空」仙台上映会(1)

3年連続、聖夜に会うタクミくん

夏頃から、東京・大阪・名古屋などの大都市で、数多くの舞台挨拶も追加しながら、繰り返し上映されていた、タクミくん最新シリーズ『あの、晴れた青空』。待望のDVD発売も決まり、「大きなスクリーンで見られず、残念だな。」と思っていたやさき、まさかまさかのクリスマス上映会が決まりました。しかも地元で!


思えば2年前、「美貌のディテイル」試写会もクリスマス、昨年「PURE」も渋谷でクリスマスに鑑賞、そして今回とクリスマスといえばタクミくん、な私です。ここまで続くとまさに運命としか言いようがない感じです。


若干迷う心を後押ししたのは、浜尾京介君と渡辺大君の主演2人の舞台挨拶。にしても、「チケット代、お高いなあ・・・。」と内心思ったのは事実ですが(苦笑)、お初の”生マオ”に釣られて行ってまいりました。フォレスト仙台。本日、この冬一番の寒い日となり、目指すオフィスビルへは車でGO!


明るいうちに帰りたかったので、午前の第一回目に参加いたしました。想像通りではありますが、8~9割くらいは、地元以外からお越しのお客さんばかりのようで、皆さん映画自体は何度も見ているようです。私は全くの初見でしたので、もう期待にワクワク。パンフレットや写真を眺めるだけでニヤケてきちゃって大変でした。


もちろん舞台挨拶も楽しみでしたが、主演2人のファンというより、タクミくんシリーズの世界観が好きなので、映画がちゃんと楽しめる席にも拘りました。今回は長らく待ちましたしねえ。さすがに浜尾&渡辺コンビの集大成というだけあって、前作の余韻を残しつつ無駄や”あそび”のない直球のシリアスなストーリーで息苦しく進行していきました。

【タクミとギイのぶつかり合う愛】

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あらすじ:祠堂学院3年生となったギイとタクミは、ギイの階段長就任を機に人目を忍んでの不自由な恋の日々を送っていた。そして、その年も再び兄の命日である6月15日が近づいてきて、ナーバスになっていくタクミ。兄との忌まわしい思い出と両親からの疎外感に過去苦しんだタクミには、一人で墓参りに行くのがためらわれる。そんなタクミを思いやって、ギイも一緒に墓参りへ行く約束をするが・・・。


(配役もトーンも違いましたが)シリーズ第一作で明かされたタクミの衝撃的な過去と繋がるのが、今回の作品。タクミにとっては、人生を大きく変える出来事であった兄の死だけに、ただの墓参りというイベントではなく、ギイの愛が試されるような展開にもなっています。


更には、お互いがお互いの事情でどうにもならないと知りつつも、タクミがギイに対して初めて「どうしても許せないんだ。」と怒りをぶつけるシーンもあって、これが積み重ねた愛の年月が深いだけに、ズシリと胸に迫ってきます。これでもか!というほど(笑)の熱烈なラブシーンもありますけど、今回は、ギイに庇護にされているタクミ、の構図が少しずつ変わっていき、対等な恋人同士を思わせました。


まあ、そうはいってもタクミ、もうちょっと自力でがんばろうぜ、と言えなくもないかな。一人で自分を責めて追い詰められていき、もうダメだ、となると、赤池や三洲など周りのメンツが友情モードで懸命に修復してくれてる幸運の持ち主。まあ、そこが学園ものの良さといいますか・・・。ギイとタクミが2人で向き合って問題解決しちゃったら、それで終わり、ですしね。


今回は、(直接ドラマには登場しませんが)タクミ兄の死がらみということで全体的にトーンは暗めでした。シリアスでドラマ性が高いというべきか。恐らく浜尾君と渡辺君の成長の証がそのままスクリーンに投影されていて、BL映画とナメてかかれない出来栄えでもありました。

【気になったポイント(ストーリー以外)】


ストーリーとは何の関係もないのですが、「毎作品、部屋のレイアウトが変わるのね~」なんて。横並びの勉強机に座る、三洲がちょっとツボで。馬場良馬君演じる三洲が前2作を経て、非常に自然体になっていたことには驚きましたね。さりげない微笑みなんか、ちょっと人が変わったかのようにリラックスしていてクセが無くなってました。積み重ねって大事だなあ・・・と。


今回、より一層、浜尾タクミ中心にストーリーが展開していただけに浜尾君の揺ぎ無い”タクミっぷり”にも驚きました。オドオド頼りなげな演技をしなくてはならないのですが、それでいて何やら自信とか気骨を感じました。時には、ギイをリードしてるんじゃないか?と思うこともあって、タクミがギイの愛を疑ってはいないこと、「愛された者の強さ」を滲ませている感じ。


墓参りのくだりも、(いろいろ複雑な心中はあるのでしょうが)どこかギイの愛と覚悟を確かめるような、確固とした強い意志を感じて、そんなにギイを追い詰めないで、と思ってしまったほど。対する渡辺ギイ。リアルの渡辺君は男らしくて包容力もあり、ナイスガイなムードを醸し出してますが、タクミの目を通してのギイはちょっと”愛に溺れ気味”の情けない部分もあるんですよね。


そのアンバランスぶりが可愛くてたまりません。たぶん他の作品で出会ったら、タフガイすぎてあんまり魅力を感じなかったかも・・・。このタクミくんシリーズで、タクミの乙女モード全開の瞳に映るギイが素敵なんです。「美貌のディテイル」の時は、ベッドシーンが最大の見どころではありましたが、今回もより出血サービス。しかも、ややワイルド?で裸の回数も多いです。


しかし、そういう分かりやすいシーンより、むしろ心地良くハマリ過ぎるキスシーンがヤバかった(笑)。まるで磁石のS極とN極か、あなた方は!と。ふんわりと近づいていって、溶け合う唇二つ。もうお手本にしなきゃ、と思うほどに綺麗なキスシーンですね。普通の恋愛ドラマですら到達できないほどの完成度です。ああ、これが最後なんて・・・(涙)。


一方のマイナス点ですが、「美貌~」の時も感じたのですが、過去の回想シーンが相変わらず分かりずらい。唐突に切り替わる回想シーンに、なんで「急にタクミが襲われるんだ・・・?」と一瞬本気で驚きました。まあ何度もDVDで見返せば、どうってことないのですが。(もしやそういう作戦ですか!?)


それにしても3年にわたり、4作品を華麗に飾った浜尾×渡辺コンビ。この映画で有終の美を飾りましたね。誰もが言うように、ゴールデンコンビの名に恥じない好演が光りました。彼らのいないタクミくんシリーズは、まだ想像もつきませんし、最高のカップリングというのも難しいでしょう。ホントご苦労さまでした、またどこかで会いたいですね!


(舞台挨拶につづく)


タクミくんシリーズ あの、晴れた青空 [DVD]

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実際に映像を見るよりも先にDVDを予約しちゃってました。この期待感こそ、タクミくんシリーズの強みでしょう。


おなじみメイキングDVD


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