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雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

今年楽しめたドラマ


巷で話題の『家政婦のミタ』。まだ半分くらいしか見てないので、視聴率40%がどれほどのものかは語れませんが、このドラマはお気軽に見ることができました。破綻しているファミリーに派遣されるロボットのような鉄面皮の家政婦。どう考えてもありえない設定で、結構無茶苦茶なんだけど、最終回にはちゃんと収まりがつく様に仕組まれているストーリーの安定感。


その点、キャスティングもセットもやたらと豪華で妙に”力み”が入っていた『南極物語』の窮屈さとは、大違い。堺雅人ファンの私でも、全話録画しつつも「コレ、いつ見るんだ〜?」というような気分で、ますます視聴が遠のいております。『JIN2 〜仁〜』も苦しかった。坂本竜馬の暗殺や幕末の激動期の血生臭いエピソードがあって、やっとの思いで最終回までたどり着きました。


この時期、裏番組の『マルモのおきて』がひととき心を和ませてくれたのは、やっぱり救いでしたね。何より芦田愛菜ちゃんと鈴木福君の笑顔は、最高の癒しでした。阿部サダヲさんの演技達者さも見事なハーモニーを作り上げてましたし、このドラマは出演者が皆、ピッタリの配役で。最近は、「魅力的な女優がいないなあ」と思ってましたが比嘉愛未ちゃんは、キリリとした眼差しとまっすぐな演技が気に入りました。夏のスペシャルがつまらなかったのが残念。

【掘り出し物となったドラマ】


もともと少ないドラマ視聴なんですが、たまたまBSで再放送したことで第1回から見ることになった、夏ドラマ『IS 〜男でも女でもない性〜』が意外にハマリました。生まれた時から、インターセクシャル(半陰陽)、いわゆる男女の判別が難しいという運命に生きる主人公・春(福田沙紀)。その春が、ある目的のため、”女子として”高校入学するところから始まります。そこで出会う運命の友人”お嬢様”美和子(剛力彩芽)も主役の一人。


この2人が対照的なお互いの家族も巻き込み、時にぶつかり合い、傷つけあい、許しあい、進行していくドラマ。更には、性自認が「男」である春が、初じめて恋を経験し悩む男子・伊吹先輩(井上正大)の存在など、奇抜な設定でありながらも、ある意味、とても青春ドラマらしいドラマでした。講談社漫画賞を受賞している原作だけに、地味ですが結構よく出来ているんですよね。


福田沙紀ちゃんは、気の強い女の子のイメージが強く、なんとなく苦手だったのですが、春役には彼女の熱い演技と大きな瞳から射すような目ヂカラが効果を生んでいました。春は、中学まで男子生徒として通学していた、というところが、ちょっと説得力なさすぎ(笑)というほど、あまりにも女子ぽかったけれど、頑張って男の素振りをしているところがいじらしかったです。


美和子については、実際にそばにいたらかなり面倒なタイプで、好きにはなれませんでしたが、彩芽ちゃんは何か見えないパワーを感じさせる少女だなあ、と強く印象に残りました。いかにもお嬢様なロングヘアがあんなに似合う子も珍しいですし。最近はショートカット姿で人気上昇中ですが、まだまだ女優としては駆け出しでも、これからますます人気が出そう。


そして井上君。どこかで見たことがあるような顔立ちだったので子役あがりかな、と思ったのですが、オーデション組だったようです。なんと昨年、『ジョーカー』に警部役で出演していたって?全然記憶になかったのですが(汗)、高校生役がぴったりハマって爽やか青年ぶり、澄み切った笑顔にやられました。


テレビ東京系のドラマですし、オンエア当時、視聴率はかなり悪かったようですが、やっぱり視聴率ってアテにならないなあ、と。期待値が低かったり、俳優目当てではないから、”思わぬ拾い物”という感じもあるんでしょうね。更には、私自身がジェンダー関連に興味があることもあったのかもしれませんが、テーマはなかなかに面白かったです。


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生真面目で、ちょっと重いテーマを扱っていますが、意外と等身大の青春群像ドラマという感じもします。特殊な設定だけに家族ドラマにもなってました。