雅・処

好きなアイドル・俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

「ピカルの定理」 枠移動後の感想(ビバルイなど)

あまりに忙しい日々に開店休業状態のわがブログでしたが、ようやく終わりが見えてきて、ホッと脱力しております。いろいろと書きたいこともあったのですが、集中力が続かなくててんでダメダメ。その間、過去の動画などを中心に、吉村崇綾部祐二のバラエティ番組をひたすら見続けてました。ヤバイくらいにハマッてます。


今月11日より『ピカルの定理』が水曜22時に移動しました。初回は2時間スペシャルで豪華ゲスト(番宣がらみも多かったですね)が沢山出演し、視聴率も13%とまあまあな出だしだったようです。もちろん、一番注目していたのは「ビバリとルイ」。コント自体は、う〜ん、なんかどっちつかずで中途半端だったような気がしますね。ドラマのような贅沢なセットに目を見張ったりもしましたが。


「課長のまま中途入社できるビバリさん(吉村)って、どんだけ能力高いんだ!?」と思いつつも、「エグゼクティブマネージャー」がやや噛み噛みで台詞が怪しかったり、ルイ(綾部)は髪型がいつもと違ってイケテないし、顔むくんでるかも、と心配になりました。2人ともピカル番宣やバラエティの出演が続いてるだけに、ハードスケジュールで疲れてるんだろうなあ〜、なんて。


コント登場前の郷ひろみさんが「コントは”カックラキン大放送”以来、30年ぶり」と言ってて、あまりの懐かしさにのけぞりました。でも、カックラキンはどちらかというと野口五郎さんのほうがレギュラーで、彼が不在の時に一次的に郷さんが代行していたような・・・なんてどうでもいい過去を思い出したりして。


郷さんの出演シーンは、私自身は全然楽しめなくて引きつりまくってました。というか、ルイの”シャツ破り”をビバリやレオン以外にされるのが生理的に嫌、みたいですね。医者役で出演した保阪尚輝さんの時も感じたようなぎこちなさや違和感が抜けなくて。(なんかヤラサレてる感が痛々しいような変なイヤラシさが漂ってくるんです。)


吉村君や綾部君など芸人が創り出す独特の空気感って改めてすごいんだなあ、と感心してしまいました。せっかく水曜に移動して初めて見る視聴者もいるんだから、まずはピカルレギュラー陣だけで直球勝負して欲しい。芸能人のゲスト出演で盛り上げてると先が続かないような気がしてしまいます。

【バラエティ番組ってこんなに多いのね】


芸人参加のバラエティはうるさいだけだからほとんど見ない、というのが長らく私のスタイルでした。ところがビバルイ以降、吉村・綾部という2人のおかげで、兎に角、テレビを見るのに忙しい。膨大な量の芸人さんの中でたった2人を追いかけるだけなのに、なんでこんなに出てるの、この人達!?と驚きまくり。それが売れっ子ってことなんですね。


今まで全くノーチェックだった、他の吉本の芸人さん達の先輩後輩関係だとかもいろいろと入ってきて、なんかその上下関係の面白さにも目覚めております。2人は若手、というより芸歴的には”中堅寄り”なので先輩にイジラレやすく、それでも負けずに言い訳したり、キレ芸で必死に言い返したりしてるのが健気で面白い。


綾部君はルックスも良く、女にもモテまくりの人生で、さらには体育会系で培った要領の良さと売れっ子ぶりを先輩にイジラレて笑いを取るシーンが多く、可哀想なのかお得なのか(笑)、良く分からないのが可笑しい。確かに後輩には礼儀の面で厳しく、彼の後輩だったら、あまりに口うるさくてケムたい存在かも。テレビで見せる母性本能系のラブリーさと裏腹に、素での表情がかなり怖い。


まあ芸人さんも人間だから、楽屋なんかでは素っ気無い無防備でシビアな表情とか見せてるのでしょうが、綾部君の場合は特にそれが極端に見えてしまうのかも。女ネタに至っては、閉口するほどに”変態度”が高いし、とにかく節操無しの熟女好き&女好きぶりに、「そんなにさらけ出していいのか、キミ?」とヒヤヒヤするほど。


それが分かっても、「笑っていいとも」の青年隊に飛び入り参加しているシーン*1なんて、34歳とは思えない童顔の可愛らしさでお馴染みテーマ曲を歌い踊り、ジャニ好き(?)の私のハートを奪ってくれました。いろんなバラエティを見ていても、ひな壇で大勢の芸人と一緒にいても、自分に注目を持っていこうとする”力技”はすごい。逆に言うと、それだけ常に気を張って、一瞬のチャンスを逃さない、という気合一発!の人。


反対に吉村君は、無駄に声はデカイものの、誰か司会が振ってくれないとなかなか話を遮ってまで自己アピールできない生来のシャイさが憎めない。ここぞという絶好のタイミングで、思いっきりスベる癖もまだ抜けてなくて、芸人としての先行きにはやや心配が・・・。でも、困ったときの素のハニカミ笑いがチャーミングなところに毎度ヤラレてしまいます。実は繊細で気が小さいところとか色白なところとか、睫毛が長くて目元なんかはアイドル並み?に可愛い。


抜け目のない綾部君とはまた違って、本来は不器用そうなので女性関係のスキャンダルとか金銭トラブルなんかで、取り返しのつかない失敗とかしないかハラハラしちゃいますし(苦笑)。あまりにも本来の実力以上に、急激に売れている感があるので、魔法が解けた時に急失速しないかも心配。とにかく、「なんか大丈夫か?」と目が離せなくなってしまうところがこの人の最大の魅力なのかも。


この綾部君、吉村君に共通するところは、どちらもまだお笑い芸人として”未完成”であるところかもしれません。それだけ可能性がある、というか。但し、ブレイク後のこの時期をどう処していくかが生き残りに大事でしょうね、自分を見失わずにいて欲しい。2人共、下積みが長かっただけに、なかなか演技力もあってこれからもっと活躍できそうな部分もあるので楽しみです。


いやはや自分でもここまで芸人にハマるとは何てことだ!の毎日です。人生何が起こるか本当に分からないものです。というか次から次へといろんなものにハマる自分の節操なさや浮気性体質に呆れていたりもします。とはいえ、加速度をつけてファンとなっており、なんとか近いうちにナマで2人を見に行きたいな、と計画している昨今です。

*1:4月12日放送。又吉欠席のためピンで登場。