雅・処

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「大奥~誕生」3話完了  堺雅人、こんなに美しかったか?!

オンエアまで待ちきれない3話が終わりました。前半最大の見どころ、と思っていた家光の過去が明かされました。彼女が、なぜこの若さで”将軍”として生きなければならなかったのか、という種明かしと、あまりにもツラすぎる過去が走馬灯のように流れていきました。原作を知ってるだけに驚きはなかったものの、ディテールに拘った再現には思わず、引き込まれました。


初回でやや不安に思っていた、多部ちゃんの熱演もなかなかのものでした。ご本人のインタビュー読んでも、ベテランのさん相手や、慣れない時代劇、有名コミックの大役という重圧に不安げだったので(そりゃあ、そうだろう)母のような気持ちで感情移入しちゃってましたね(笑)。大人で物静かな有功さんに、全身でぶつかっていってるサマも美しくて・・・。ちょっぴりひねくれたとこがある家光も、あれだけの抱えきれない悲しい過去があればさもありなん。


最愛の母と乳母を徳川(またもや春日局でしょうが)の手にかかって殺され、大奥に入ってからは、レイプされ懐妊。15歳で生んだ赤ん坊は、すぐに死ぬ、という、最悪な状況。考えてみれば、十代で煩悩を断ち、女を断ち、仏の道に入った有功に比べると、どっちが人生経験豊富なのか分からないですね。。。よって、彼女の苦悩に圧倒されて、有功が慈愛に目覚めるのも分かります。元はお坊さんなんですから、”もののあわれ”を繊細に感じているわけでしょうし。


同情から愛へ、広い大奥の中で孤独に耐え、愛に飢えていた2人が結び付く。これ以上ないくらいの純粋なラブストーリーで、感動的でした。で、予告を見ると、その幸せも儚い一瞬、ということで、いやはや気の毒なこと。本当はこれからが有功の本当の苦難が始まるんですよね。可哀想に・・・でも楽しみ(←基本あくまでドS)。


 幸せな瞬間なんて、”一瞬”あれば充分なんで(笑)。


それにしても巷で、3話の有功女装シーンカットを嘆く声が意外と多かったことに驚きました。皆ホントに見たいか、堺さんの女装?!きっと、ラストに有功と家光が仄かな愛が芽生えるシーンが台無しになってしまったことは想像に難くないです。もともと「有功の美しすぎる女装」という漫画的ハードルが高くて、実現不可能、と思った原作なのですからねえ。

【恐るべし美貌と小悪魔な有功】


堺さんのインタビューを読むと、有功が純粋な優しいだけの男、ではないという捉え方をしていて面白いです。実際には、今後の強大な大奥という「モンスター」を生んだ、実は罪深い男、という感じ。有功が呪いをかけて、右衛門佐*1が、その呪いを解く、という面白い解釈をしていました。


有功のように「悪気はないのに結果的に不幸を招いてしまう」という人はいるのでしょう。私も、有功を見ていると、もしかしたらこの人は救いのヒーローではなくて、まして泥沼に生える1本の希望の花でもなく、アレコレかき混ぜてもっと混乱を作ってしまう、最も罪深き人なのかも・・・と思わなくもないんです(まあ、ヒネクレ者的解釈ですが。)。すでに有功を慕う玉栄(田中聖)は、修羅の道に足を踏み出してますし。


だからこそ有功は美しい。己の”業”を知らぬが故に、尚のこと美しい。そもそも美しさこそが、「毒」でもあるわけです。もちろん、有功自身が地獄の苦しみに苛まれることにはなっていくのですが。きっと悲しいほど美しいのでしょうね。


3話を見ていてこれまで以上に堺さんが美しく、呆気にとられました。いちいち美しい。所作もやたらと綺麗なのもありますが、全身から匂い立つ美しさは圧倒的。「あれれ、この人、こんなにイケメンだったっけ?」とファンながらビックリ仰天です。もともと、優男系美男ではありましたが、古き良き日本男児の亜種にも見えます。役柄が乗り移るとこうまで変わるものか、おみそれしました!と。


有功故の美貌なだけに、有功さんありがとう!(笑)という感謝も。ご本人も「スタッフのハンサム度チェックが厳しい。」「絶世の美男という設定がプレッシャーです。」と語られておりますが、なかなかどうして雅人流美男子誕生ですね。オンエア前は、せめて5歳若ければ・・・と思わなくもなかったのです。「篤姫」や「新撰組!」の頃の、つるつるのむき卵のごとき肌と小顔の頃を思い浮かべて。


でも今だからこそ見られる、あの落着きというか風格というか(もちろん抑制の効いた演技力も)はきっと望めなかったわけですし。若かりし頃の堺さんは、「二ヘラ顔がきつくて少し気味悪かった。」という散々な評価(汗)も聞いたことがありますから、今でちょうど良かったかな。原作の有功も、歳だけは若いのですが、江戸の頃は”人生50年”という時代で人々も早婚ですし、20歳でも今の30歳以上の大人だったはず。などいろいろ考えつつ、堺雅人だからこその有功を楽しんでおります。

【ジワジワと静かなブームを呼ぶか】


ドラマ化の影響って、なにも視聴率ばかりじゃない*2。ツイッターも公式サイトのコメントもなかなか盛況のようですし、やっぱりいろいろと見えないところに波及効果が出てくるわけです。原作漫画、「大奥」も売れに売れてる気がします。ドラマ化・映画化を見込んで出版社も大増版していると思いますが、通販系は結構、動きが早くて一時的に在庫なしにもなってるみたいですし。


地元の大きめの書店でも、積み上げていたと思われるコミックスが結構スカスカになっていて思わずニヤリ。でもこれ、新版は1〜8巻まで、帯が全てテレビ版大奥の堺さん。思わず衝動買いに走りたくなりました。すでに持ってるのが悲しい。次は、公式本の発売が待たれます。すでに家には堺さん表紙のテレビ雑誌が増えてきて、「こんなにテレビっ子じゃないんだけど・・・」とため息。


12月公開の映画の興行成績については、1作目の水野・吉宗編に比べると、キャストもやや大人向けで、クセの強そうな綱吉編なので正直厳しいかな・・・と不安ではありますが、テレビドラマでハマった人が結構流れてくれるかなあ、なんて思ってきました。主演俳優にも、かなりプレッシャーかかってる(笑)みたいなので、ホント上手くいってくれるよう願っておりまする。


私自身、「大奥」マイブームは本当に楽しい。「リーガルハイ」の時は、めちゃめちゃファンモードが低下してて、ドラマ録画しても見るのが億劫なくらいでした。古美門スタイルの雑誌、全然買いませんでしたし。有功漬けの今とは全然違います。早く全部見たいような、終わって欲しくないような、そんな気分でおります。

◆大奥関連インタビュー:
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*1:「大奥〜永遠〜 右衛門佐・綱吉編」(12月公開映画)より

*2:そもそも金曜22時なので録画率が異様に高そうですし。