雅・処

好きなアイドル・俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

Kaya 『’13 Quartet Opera』  久々に、姫との逢瀬

1/12に仙台HOOKにて、Kayaちゃまのツアーライブがありました。そして、珍しくインストア・イベントはその翌日に開催。幸い天候は、弾丸低気圧による大雪に見舞われる前日でギリギリセーフだったのですが、自分の体調が最悪で、ライブに行くかどうか直前まで悩んだほどでした。


なんとか辿り着いたライブハウスでしたが、Kayaちゃまのワンマンではないため、他の出演バンドさんの持ち時間が予想以上に長いことに崩れ落ちました。案の定、ドンドン体調も悪化していき、帰ろうかどうか悩むほどに。そんな最悪の状態だったので、ろくにライブを楽しめたわけではなかったのですが、それでも印象的な出会いもありました。


「4つの夜想曲」というテーマにのせて、Kayaちゃまセレクトで参加バンドが3組(A−エース−、砂月、S.Q.F)は、いずれもお耽美系ビジュアルで麗しく、ボーカルさんの歌声はメロディにのってシッカリ耳に届く、かなり好きなタイプばかり。「さすがKayaちゃま、ハズレなしだわ。」とフラフラな状態ながらも感心。


中でも一番気になったのは、海賊(パイレーツ)の衣装で登場した、A−エース−。見た目は女形で赤い衣装を着て、電子ヴァイオリンをギター並みに激しく弾きまくるRookieさん(愛称は”ルー様”だとか)に目が釘付けになりました。Kayaちゃま自身も前から興味があって、一度共演したいバンドさんだったようですが、「ああ、それ分かるわ〜!」と思いました。


ギターを凌ぐほどの、あんなしびれるほどカッコよいヴァイオリン*1を見せられたら、目から鱗、ちょっとたまりません。コーラスで歌っていた時の声も、なかなか良さげでしたし、どういう経歴の持ち主なんでしょうか。1枚アルバムを購入してみたので、少し観察してみようと思います。今のところ、曲を聴くよりも、PVでより楽しめるバンドだな、という感じです。

【それでもやっぱり好きなのね】


体力・気力の限界と闘って、待つこと2時間近く(汗)、やっとKayaちゃま登場でした。ゴシックシリーズ第3弾かつ、最新シングルである『Nocturne ノクターン』をひっさげ、ジャケットの”巨大”お人形衣装そのままで現れました。実は、このシングル、購入してから全く聞いてなかったんですよね。とにかく昨年の後半期は、完全にKayaちゃまから離れておりました。


ライブも4月ワンマン以来、行ってなかったのもありますが、単純に他の趣味(某俳優さん関連)で忙しく、音楽そのものをあんまり聴く気になれませんでした。ある期間、集中しちゃっただけなんですが、気が付いたらかなりの月日が経ってしまっていた・・・という。どうせなら新曲を生ライブで聴くのもオツなものだろうと、思ってKayaちゃまに歌っていただいたのですが(って勝手に言ってる)、曲のインパクトはあまり強くなかったかも。


「Coppelia」も「Marionette」も、あまり毒々しくなくて、比較的聴きやすい曲でした。人形がテーマな割には、あまり気持ち悪くないなあ、なんて(おいおい)。話は思い切り逸れますが、私が子供の頃、キャンディーズというアイドルグループのファンだった時がありました。その時、大ファンだったランちゃん(女優の伊藤蘭さん)が歌った「アンティックドール」という歌と比較して。


確かこの曲、ランちゃんの作詞だったと思うのですが、人形が擬人化された曲で、可愛がってくれたご主人様が変わる度にどんどん過酷な運命に翻弄されていく人形という、ちょっとゾッとするほど寂しく満たされない世界観があるのです。何十年も忘れられずにおりました。どうしてもそのイメージがあるので、「傀儡」みたいな怨念?ぽい曲になるのか、と勝手な想像を膨らませていました。


一方で、ウィーンに行った時にふと思い立って購入したビスクドールにハマって以来、現代的な可愛らしい人形*2も部屋に何体か飾っており、創作人形や球体関節人形なんかも展示会を見に行ったりするほど、似非ドールファン。なので、黒のBABY,THE STARS SHINE BRIGHT製ドール風衣装のKayaちゃまにはかなり視覚的に魂を盗まれておりました。


で、この日はご披露してくれた7曲の中で、一番グッときたのは「Silver Dark」だったりするのですが。この曲の頃は、頭が朦朧として空洞状態だったため、ストーンと曲に揺さぶられたんだと思います。(普段、いかに雑念が多いか自覚しました。)それにしても、あれだけバッドな体調で最後までもつか不安だったのに、好きな歌手が出てきただけで、多少なりとも活力が沸いてくるのがすごい。まさに病は気から、です。


この日のKayaちゃまは、若干ハシャギまくってました。2曲目終わって最初のMCで、他バンドさんをネタに「○○さん、カッコ良くて、破水しそう。」とか「産まれる〜!」だの妊娠ネタ披露してましたし、王子様系や面白い系バンドマンをサカナに盛り上がっていて実に楽しそう。「ワタクシ、今日は喋るわよ〜。」とMCに走るかと思いきや、それほど言うほど長くなかった気もしますね。


アンコールは、各バンドの代表メンバーを集めて「Rose Jail」で締めた夜。3/9のツアーファイナルは残念ながら行けないけれど(1週ズレてくれていたらなあ・・・。)、またあまり疎遠にならないうちにワンマンを見たいものです。Kayaちゃまは、Versailles無き後のビジュアル界の希望ですからねえ、美輪様ばりに長い活躍をして行って欲しいです。


もともとあまり記憶がなくて、なんだか酔っぱらってるかのようなフラフラ状態でのライブですので、レポになってないですね。次回は、インストアイベントの感想を書こうと思います。


Nocturne

Nocturne


最新マキシシングル、3曲入りです。ジャケットはかなり好きです。


Tales for the Abyss<初回盤typeA>

Tales for the Abyss<初回盤typeA>


A−エース−の直近のアルバムです。全体的に聴きやすく、破綻するほど強い個性もないので(笑)やや物足りない気もします。PVに期待したのですが、2曲目ナイス。他は、もうちょっとアングルとか工夫入れるとカッコよくなるんだけど・・・惜しい感じです。ビジュアル系のPVって、総毛立つほどカッコ良い作品が多いから、もっと大胆でもいい。

’13.1.13仙台 Kayaインストアイベント - 雅・処

*1:Kayaちゃま曰く、「ヘドバンしながらあそこまで激しくヴァイオリンを弾く方ってあまり見ないですよね。」

*2:さほど高価なものではないですが