雅・処

好きなアイドル・俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

’13.1.13仙台 Kayaインストアイベント

Kayaちゃまのインストアイベントから、早1週間。しつこい風邪のため、すっかり遅れてしまいましたが、印象的だったトークを一部紹介します。衣装は、ライブと同様、シングル『Nocturne』ジャケットのお人形姿。近くで見ると黒一色ではなくて、落ち着いたチェック柄に小さなリボンがあちこちについていて、ゴージャスなドレスです。


とにかくKayaちゃまに良く似合う、と思いました。ドラッグァクイーンのような妖艶な衣装もよろしいですが、少し不気味さもありつつの、実は可愛いドール衣装は着る人を選ぶだけにピッタリ。下品すぎていないですし、今までありそうでなかった感も嬉しい。ま、単に私が”人形”が好きというのもありますが。


イベントの最初に司会をつとめた店員さんからの1問。

Q.シングルとアルバム『Glitter』の聴きどころについて。


ゴシックシリーズの3作目となる作品であることを説明しておりました。中でも既発曲でありながら再収録となった、「傀儡-Kugutsu 2012-」は、2回だけのテイクでの録音だったそうです。部屋を真っ暗にして、隙間から漏れ入る光も全てテープなどで埋めて全く光が入らない状態で録音した、とのこと。


確か以前のイベント時にも「Last Snow」あたりで、リテイクなしの一発録りをした経験を話してくれたことがあったことを思い出しました。Kayaちゃまは、声が比較的嗄れやすく、「カスレ声がハスキーだ」と褒められることが多いものの、本人はあまりカスレたような声好きではなくて、もっとクリアで、かつ、低めの(骨太の)声が好き、というようなことを言ってました。ボーカル録りの時は、カスレたり音程を外した場合は、何度も取り直すそうです。そんな歌手にとって、一発録りに近い作品は、かなり勇気が必要でしょうね。


それから、アルバム『Glitter』の再発売についても。「いくつかの曲は、テンポを変えたりしているので、以前のものと比較しながら聴いてもらうと楽しいかも。」ということでした。「Glitter」は、ジャケットは初版と同じですが、中身は少しいじっているようですね。メジャー移籍時の2nd「Glitter」は生産中止となっていて手に入りにくくなっているため、古巣のトロイメライという自レーベルから発売したのでしょう。


私は、というと、すいません、買っておりません・・・(汗)。やっぱり新作が欲しい、のでつい後回しになってて。次に会場に集まったファンからの質問コーナーへ。

Q.コンプレックスとどのように付き合えばいいですか?


「コンプレックスは誰にでもあるもの」「でもコンプレックスって、逆に魅力でもあったりするものだから一概にダメなものとは言えないと思う。」という、正論からスタートしつつ。Kayaちゃまも「学生の頃、どう見ても”普通の男の子”には見えないじゃないですか?」(客席笑)「周りから色々と言われてたりしましたけれど。」と悩んだことを率直に話してました。


そこでKaya流アドバイスとしては、「コンプレックスを紙に書き出してみる」のがいいかも、と。書き出すことで自分が何に悩んでいるか、が明確になり、同時に気持ちを整理できるました、とも。(傾向と対策という意味でも有効だと思われます。)人からどう思われるか、コンプレックスが解消できるかどうかではなく、まずは自分自身と真摯に向き合うこと、と言いたかったのかもしれません。

Q.子供の頃、お人形遊びはしましたか?


「えっと(しばし思い出すように)・・・しましたね。上に姉が2人いるんですけど、姉のリカちゃん人形を借りたりして遊んでましたね。」そこで客席ファンに「今でもあるのかしら?リカちゃん人形。あるの?」と問いかけて。興味津々な子供の顔に一瞬戻っていました。


「1番上の姉がリカちゃんを持っていて、年下の妹弟のうちらには触らせてくれなかったんです。やはり年功序列ですからね(笑)。」「その姉が割とジェンダーに厳しいタイプで、『アンタは男の子だからダメ。』と言われて、リカちゃんを貸してくれなかったんです。2番目の姉(のみこさん)は、そういうのあまり無頓着な性格だったので、1番上の姉がいない時を見計らって人形遊びしてましたね。」


Kayaちゃまの人格形成で重要な幼少期の話って、なかなか聞けないので一番印象的でした。4人姉弟だから熾烈な兄弟喧嘩もありそうだと思いましたが、どちらかというと姉二人に、蝶よ花よ、と愛されて育ったのか、と想像していただけに、長姉は意外と普通の感性の持ち主なのだなあ、と実感しました。ズボラ?な次姉に救われていた部分が多かったのかもしれませんね。

Q.ディズニーシーで1番の見どころは?


ディズニーシーは、まだあまり行ってないそうです。しかも、あまり、コレに乗りたい!と意気込んで行くわけではなくて、のんびりまったり自分のペースで楽しむのがモットーだとか。ただ、アトラクションで「上から落ちるヤツ(笑)」だけは好きでやります、とのこと。


さらに「徳島というところは、買い物にしてもどこかで遊ぶにしても大阪のほうが近くて、あまりディズニーランドが身近でなかったの。結構、行ったことのない人も多いんですよ。」という話でした。確かにUSJの方が行きやすそうだなあ、と思う自分。「仙台は、ディズニーランドに行きやすい?」(仙台は行きやすい。修学旅行でなんかでも行くので、と司会さんからも説明)

Q.ローラに似てると言われませんか?


「最近よく言われますねえ。自分では全然分からないんだけど。」「鏡を見たときになんとなく目の輪郭が似ているかも、と思いました。」他には、「あの方、すごい可愛いわよねえ〜。」と感心しながら話していました。

Q.今日、電車を間違えて遅刻しました。こんな私を愛してくれますか?


「もちろんですとも。愛してるわ。」と力強く答えるKayaちゃま。さすが受け答えに慣れてますね。正直、この手の自意識過剰っぽい質問、私はちょっと苦手です。それにしても、Kayaちゃま、優しいから受け入れモード全開、逆に切り返しの上手さで笑いを起こして感心してしまいます(ホント有名人って大変ですねえ)。


話がそれちゃいましたが、Kayaちゃまが言いたかったのは、いつでもちゃんと貴方の前にいるから、いつまでも歌い続けていくから、ということ。彼のライブのハードスケジュールに合わせて、頑張りすぎて疲弊しないよう、ファンを労わっておりました。いろいろ人生の変わり目や出産なんかもあって、自然にライブから足が遠のくこともあるでしょう、と。


実際に、子供を産んで何年かぶりにライブを見に来た昔のファンから、「久しぶりにビジュアル系のライブに行ったら、まだKaya歌ってた!!」と驚かれたそうで、ちょっと切なくなった(笑)そうです。「無理をなさらずに、来れる時に来て下さい。・・・とかいって、ワンマンで10人以下とかだとライブが開けなくなってしまいますから、大事な時は、気合入れて(笑)頑張って見に来て下さい!」とのアピールに大笑い。


私も1年に1度くらいは、Kayaちゃまのワンマンを見に行きたいです。

Q.仙台ライブの打ち上げ&作曲依頼の話


A(エース)のバイオリン、ルー様とは以前飲んだことがあったそうですが、前日夜に同じテーブルに座ったベースのToshi君がすごく面白かった、との話を披露してました。冗談で「今度、姫あそびをしましょう」と誘ったところ、「姫あそび」ってなんですか?とストレートに聞いてきて、「皆さん、親切に教えないでよ!」(笑)とか。


共演者の話から、S.Q.Fのmichiさんに作曲を依頼した「Coppelia」の話にもなりました。michiさん自身も初めて他人に提供した記念となる1曲で、Kayaちゃまが興奮して歌った曲をmichiさんに送ったところ、その出来栄えにmichiさん本人もまた興奮した、というアーティスト同士の刺激的な交流話を聞かせてくれました。


客席からも思わず黄色い声が飛んだmichiさんからの熱烈メールの内容も披露してもらいましたが、これは「ナイショでね」というKayaちゃまのご希望(笑)でしたので、秘めておきます。


とても興味深かったのは、Kayaちゃまが外部に仕事を依頼する時は、ステージ上で見せるような(笑)ミーハー的なノリではないのですよ、と一応のコトワリがあったこと。ステージを降りて事務所で働いてる時なんかは、”キャリア系”に変貌し、「次の○○でございますが、いかがでしょうか?」「はい、そうでございますか。」とビジネスライクで喋ってるという話。


これ、すごく理解できました。Kayaちゃまって、”アーティスト兼マネジャー兼企画スタッフ”みたいな、一人何役の状態で動いているのが、FCからのお知らせメール見ていても分かってくるんです。あの細やかさには頭が下がる、と思っていたんですよね。まるで”中小企業の社長さん”みたいな働きっぷりなんじゃないか、と。アーティストに専念させてあげたいけれど、半分は性格的なものもあるでしょうね(笑)。


トークの最後に、”今後の抱負”みたいな話があり、「仙台でも是非ワンマンをやりたいですね。」と力強く言ってくれて嬉しかったです。


インストイベントも早いもので、もう4回くらい参加した、と思います。だいぶ落ち着いて聞けるようになってきましたが、毎回印象に残る話が幾つか聞けるので、貴重な機会になっております。本当は、音楽雑誌とか単行本とかでじっくりKayaちゃまのヒューマンヒストリーなんかを聞いてみたいのですが、なかなか実現が難しそうなのが残念。これからもできる限り、マイペースで追い続けたい、と思いました。

Kaya 『’13 Quartet Opera』 久々に、姫との逢瀬 - 雅・処