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雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

東日本大震災から2年が過ぎて

日記 TV

昨日、東日本大震災から2年が過ぎました。週末から、震災関連番組をハシゴ見していて、震災当日の記憶も思い出したりしていました。ブログを書く気力もなくなったり、ちょっと精神的に疲れてしまいました。


とはいえ被災者の長引く苦難を思えば、全然比較にならないような暮らしぶりのわが身ですから、一時的に感傷的な気分になってるのが恥ずかしいくらいです。それでも、また大地震の恐れもありますし、確実に30年後には、宮城県沖地震は再来しますし、いくらでも震災の教訓を学んでいても損はありません。

原発問題への思い】


今回、震災特番を見ていて、新たに知った事実がありました。知られざる原発先進国であるイギリスのバックエンド(使用済核燃料の処理)を特集したドキュメンタリー。チェルノブイリやスリーマイル島よりはるか前に、原発施設での事故を経験していたイギリス(当時は隠蔽されていたそう)。また、何年もの間、海水に核廃棄物や放射能にまみれた水を投棄していたことなど、その事実にビックリ。


それゆえ廃炉への研究が進んで、各国をリードする実績を上げており、海外へバックエンドの協力(営業)を行っているというという皮肉な事実。核技術についての難しい理論はあまり分かりませんでしたが、「全ての処理工程を120年という長いスパンで考えているんだ」という発言には唸りました。


福島原発の危機はまだ終わってないのに、最近になって「再稼働」なんて言い出す政治家が増えてきてるようで、これだから政治家って信頼できないんですよね。地震や津波ももちろん怖いですが、火山の噴火で火砕流原発が破壊されたら・・・という恐怖もあって、自然をナメちゃいかん、と憤りを感じます。


日本は全然安全な国じゃないんですから。”小手先の安全対策”で誤魔化して、今までと変わりなく老朽化した原発を稼働したりしたら、またきっと同じ悲惨な目に合ってしまうという焦燥感に襲われます。小さな日本の国土の半分に人が住めなくなっても本当にいいんだろうか?って。原発利権に群がってないで、とっとと自然エネルギー開発へ転じて欲しいものです。

【対立する被災地住民と疲弊する公務員】


昨夜のNHKスペシャル「3.11 あの日から2年 シリーズ東日本大震災 故郷を取り戻すために~3年目への課題」もかなり興味深かったです。復興計画をどこよりも早く作成した名取市の計画が頓挫して、行政のみならず住民間にも溝ができ始めている、という事実。


津波によって甚大な被害を受け、800名の死亡者が出た閖上地区の住民を取り上げていました。津波で被害を受けた住民は、「もっと安全な地域に住みたい」という当然の願いを持っているのですが、被害の少なかった住民は「高台移転ではなく、今の土地で暮らしたい」と思い、更に津波に襲われた土地も盛り土をしてから、元の沿岸部に町機能(商業施設やインフラ整備も含む)を集約したいという行政側の言い分など。


住民がいくつものグループに分かれてしまって、意見がまとまらなくなっている様子がテレビに映し出されておりました。このままの状態だと、この地区は完全に分裂してしまうのではないか、と思ったりもして。復興はスピードが大事だけれど、住民一人ひとりへの細やかな配慮も大事、という矛盾が見えてきています。


名取市だけではなく、どの被災地域でも大なり小なり、復興計画と住民の声のぶつかり合いがあって、ますます復興が難しくなっているようです。これがある程度、アメリカのように大きな国であれば、多少強引なことをやっても土地が提供できそうですからいいですが、日本みたいに土地の少ない所では難しいんだろうな、と思います。


土地の問題や居住区域の問題って生活の根っこの部分だから、不満が噴出したり拘りがあるのは当たり前なんですけど、それにしても最後の一人まで満足させるのは到底無理だとも思ってしまうんです。たとえ住民が分散してしまったとしても、ある程度揉んだら見切りをつけて先へ進まないと、いつまでたっても被災者は、生活再建できないんじゃないかなあ、なんて思ってしまいました。


その一方で、被災地の地方公務員が不足して他の市町村からの応援派遣をもらっているのですが、その職員が追い詰められて自殺したり、ストレスから”心の病”を発症しているという事実にも驚きました。慢性的に人手不足ということは報道されていましたが、まさかここまでとは!更に、ようやく住民の信頼を得た頃に、派遣期間が満了、となり元の自治体へ帰らなくてはいけない、という現実もあって、もうどうにかならないものか、と。


それこそアルバイトやパート、ボランティアや臨時職員など投入できないものなんでしょうか。今の時代、いくらでも働きたい人はいるはずなのに、やっぱり公務員や経験者でないと務まらないのかな?と、非常に疑問に感じました。もちろん、法律や条例などに詳しい専門職でないと大変なことも多いと思いますし、セキュリティ上の問題もあると思いますが、末端の事務作業なんかは分業すれば、少しは助かるんじゃないかしら、と考えたりするんです。


非常時なんだからいろいろと特例を作って、もっとシンプルにできるところはいっぱいあるんじゃないだろうか、といろいろと考えてしまいました。

参考:
NHK ドキュメンタリーWAVE

NHKスペシャル|3.11 あの日から2年シリーズ東日本大震災故郷を取り戻すために~3年目への課題~