雅・処

好きなアイドル・俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

日本の男子新体操はミラクルです

とにかくすごいんです

つい5日ほど前のこと、土曜日の夕方に(再放送で)オンエアされている「マツコ&有吉の怒り新党」を見ました。私は、この番組の大ファンで毎水曜日深夜に楽しみに見ているのですが、見始めてまだ半年くらいなので、1年前の番組を再放送で見られるのがとても嬉しいのです。


一番楽しみなのは、有吉氏、マツコ・デラックスさん、夏目ちゃんの掛け合いトークではあるのですが、最近は「新・3大○○調査会」というコーナーも楽しみになっています。このコーナーでは、マイナーすぎて世の多くに知られていないカルトな面白ネタ(テレビドラマ・スポーツ・アニメなど)にスポットを当てて紹介しています。テーマを紹介するナレーターの語りがまた面白いんですよねえ~。


そこで紹介されたのが青森大学新体操部の名演技。他の番組でも、ちょっとは「男子新体操」という競技を見てはいたのですが、じっくり見たのは初めてかもしれません。次々と繰り広げられるバク転、バク宙、シンクロしながらのアクロバットのスゴ技連発にゾクゾク。また、6人の選手が美しい隊列をとりながら、ピタリと動きを揃え、合間に(体操特有の)ポーズも決めていく姿にも目が釘付けになりました。


番組を終わってから、動画サイトで検索しまくりました。名門青森大学青森山田高校はもちろん、歴史のある国士舘大学、体操美を感じさせる井原高校、コミカルな鹿児島実業高校など次々と映像を見続けました。まだまだ、駆け出しの”俄かファン”(笑)なので、偉そうに語れる分際ではありませんが、この感動をちょっとでも書いておこう!と。


なんかこの盛り上がりは、フィギュアスケートにハマり始めた頃を思い出します。新体操と言っても男子新体操団体競技というのは、日本発祥のスポーツなだけあって女子の新体操とは一線を画しており、日本お家芸の”体操”ともまた違っています。選手の皆さんは、男性らしい均整のとれた肉体ではありますが、ムキムキマンではなくスレンダーな体格が多いですし、アクロバットの技もスマートで洗練された感じ。


一人一人がイケメンでカッコ良いから、という理由ではなくて、顔立ちなんて全くお構いなし(スピードある動きを追うため、カメラアップはほとんどありませんし)、6人揃っての一まとまりの演技がなんとも言えないハーモニーを醸し出していて、動きが揃えば揃うほどウットリとしてしまうのです。一際、キレの良い動きをする選手がいると目で追ったりして。


そういえば、私がアクロバットの魅力に目覚めたのは、少年隊がきっかけでした。ジャニーズでもバク転ができる子が少なくなった昨今、男子新体操部の空中技を見ているとトキメキまくり、血が騒ぎます(笑)。近いうちにナマで見たいものです。

【井原高校の新体操部はイイんです】


そして早くも気に入ってしまったのは、岡山県にある井原高校新体操部です。すでに独特の繊細さ、はかなげで流麗な動きが女性ウケしている、と評判の有力校で、近年は小中学生から鍛えられた才能ある選手が入って、全国優勝することも多い強豪校です。


彼らの演技は、まさに新体操の世界そのまま。キレのあるアクロバットはもちろん、しなやかで美しいフォルムと独特の工夫を凝らしたポージングを見せてくれており、何度見返しても全く飽きません。


3分間の演技で想像力を駆り立てられ、美の極致に夢心地・・・。それだけ美しいのに、超ハードな競技で練習量もすごいのが想像できますし、技も進化し続けるのでギリギリの危険と隣り合わせ、大怪我の心配もあるのに親御さんはよく続けさせてるなあ、と感心してしまうほどです。でも、そのおかげで今、素晴らしい演技を見せてもらえているので感謝です。


マイナースポーツで国体からも外されたとか、いろいろと苦しい懐事情も聞こえてきますが、最近はテレビ出演も増えてますし、ドラマや舞台も企画されたりして隠れたブームとなりつつあるようです。マイナーな上にめちゃくちゃハードな競技にも、果敢にチャレンジする少年達の存在に感動を覚えたり。


青森大学新体操部の卒業生も、最近ではシルクドソレイユにスカウトされたり、ジワジワと活躍の場を広げているようですし、若い力も育っているようなので本当に楽しみです。この際、日本オリジナルの「地の利」を生かして、国内で盛り上がりまくって、世界に打って出るのも良いかもしれません。

◆動画◆
・井原高校の華麗な演技はこちら
青森大学伝説の名演技はこちら


miyabi2013.hatenablog.com