雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

「END OF THE YEAR FESTIVAL2013」レポ(1)

12月29日のFCイベント感想

劇団スタジオライフのFCイベントに参加してきました。今回は、銀座の博品館劇場で2日間にわたって計3回開催されたこのイベントですが、私は3回目のみの参加でした。観劇とは違ってイベントに遠征するのは、ちょっと贅沢ではないか、との悩みもあったのですが、結果的にとても興奮の1日をもらえて大満足でした。


博品館劇場といえば有名おもちゃ店舗の8階にあり、狭くて2機しかない狭いエレベーターという不安がありました。『じゃじゃ馬ならし』の公演のときには、天使おばさん役の石飛さんが「エレベーターがなかなか来なくて(芝居に)間に合わないかと思ったわ~。」とアドリブを入れてましたしね。


開場前に劇団員が席までエスコートしてくれる、というありがたいけれどかなり混雑を助長しそうな状況にハラハラドキドキ。それでもなんとか入場すると、目の前にズラリと並んだ40名前後の劇団員の姿に立ちくらみを覚えそうになりました。Jr.9以下はグレーの揃いのスーツ姿*1、上級生達は、フォーマルスーツ姿。


若干ダボダボのズボンを引きずってるような(笑)深山君が目に入りました。Jr.1のちゃん・芳樹君や笠原さんあたりが目にすぐ飛び込んできて、思わず「皆ちょっと老けたなあ~」・・・なんて自分を顧みずもせずつい思ってしまったりして。歓談タイムがあった10年前の頃のピッチピチの彼らを思い出して感慨深かったので。いやいや歳を重ねてもでもやっぱり素敵ですよ、一緒に歳をとっていきましょうね(笑)、と思い直して。


私のエスコート役は、フレッシュの1人でした。席へ案内される間も少し会話を交わせるのですが、さすがにネタがあまりなくて、まだ顔と名前がようやく一致するか、という状態ないので少し困ってしまいました。でも、ちゃんと席まで丁寧に案内してくれて、さすがはお兄様達の教育の賜物、と感心しちゃいました。

【思い出の作品ベストテン】


前日のイベントに参加した友人からの話を総合すると、3回のイベントともにコーナーごとの出演者やお話が全て違うという懲り用だったようです。参加者も休団者を除けば、さん、高根さんと風邪でお休みの河内主宰を除いてほぼ全員集合で、懐かしい顔ぶれもいっぱい。ひな壇にひしめく役者達は、実に壮観でした。


今回のイベントの流れを簡単にまとめてみました。若干、順番がアバウトです。更にファンの投票で決まったという作品ベストテンは、うる覚えもあるので、正確なところはFCの発表を待って、ということで、ちゃんと明記してません。上位3作品は、まあ当然かな、という感じですが、「最近上演した作品が多いのは仕方ないのかなあ。」と違和感が残るものもありました。

◆プログラム◆

1. 前説 Jr.1(深山、楢原、及川、山本)
2. 司会進行 (曽世、関戸)
3. 写真撮影タイム(入団別 フレッシュ→シニア)
4. 歌とダンス:「じゃじゃ馬ならし」挿入歌
5. 上演作品歴代ベストテン(1)
  第10位~4位発表+出演者インタビュー
   「DRUCURA」「死の泉」「夏の夜の夢」 
6. 上演作品歴代ベストテン(2)
  第15位~第11位発表+出演者インタビュー
   「11人いる!」
7. 歌コーナー
 ・「カリオストロ伯爵夫人」より2曲
   伯爵夫人のテーマ(青木、関戸 他)
   ミスターXのソロ(石飛)
 ・「BEAT POPS」より1曲
   (出演の若手劇団員全員) 
8. 個人賞(3位以上)発表
9. 倉田さん 挨拶
10. 上演作品歴代ベストテン(3)
  第3位~第1位発表+倉田さん&出演者インタビュー   
  「LILIES」「PHANTOM」「トーマの心臓
11.「トーマの心臓」詩の朗読 石飛
12. 歌:「十二夜」挿入歌


印象に残った話なども書こうと思っておりますがすでに長文必至、の危険な香りが・・・(大晦日が終わってしまいそう)。作品ベストテンの中からランダムに数作選んで出演した役者の思い出話を聞かせてくれました。

【第10位:DRACURA】


まずは第10位の『DRACURA』からスタート。スライドに過去の映像が少し流れた後、馴染みのドラキュラ登場シーンの音響”ダン、ダダーン”が流れ、マント姿の岩崎大ちゃん登場。ジョナサン役には、長髪でヘタレ気味?な姜暢雄君。8年ぶりにライフに戻ってきたという姜君は、さすがにTVや映画などで活躍しているだけあって、貫禄ついたなあ、と思いました。


ライフの舞台に立っていた頃では、とにかく体はデカいけれど今よりずっと華奢で、Jr.5の中でもやや頼りなくてなかなか微妙な存在でしたが、今じゃ古巣で生き生きと満面の笑顔を見せていてとにかく楽しそう。大阪弁丸出しで、舞台の上でも全く緊張していないのが可笑しかったです。


ツガニー人(ジプシー)で登場した笠原さん達と「切手、買って、貼って、出す」の台詞を何度も繰り返してました。途中で「手紙、買って~」と間違えて、先輩達からダメ出しの嵐。残念ながら「DRACURA」についての思い出話は、あまり覚えてません。ドラキュラ役者の笠原さんや曽世さんも一歩引いていたようですし。


笠原さんがキンシーつながりで深山君に「”小”キンシーとルーシー役のどちらが好きだった?」と質問していたことや、深山ルーシーが近寄った時の話から、大ちゃんが「マントをひるがえすと結構埃っぽいんだよね」なんて答えていたエピソードくらいかな。

【第9位:死の泉】


第9位は、『死の泉』。スライドでは、初演の青山円形劇場の公演の様子が映っていて、見ていない*2のに関わらず、妙に懐かしかったです。甲斐さんのクラウス、楢原さんのフランツ、深山君のエーリヒ、この3人セットだけで泣きそうになってしまうので。参加メンバーも懐かしがって当時の思い出をかなり話してくれました。


まず最初に深山君の失敗談。円形劇場特有の構造で、放射線状に8か所の通路と出口が用意されています。「僕、初日にはけ口を間違えたんです。追手が僕を追っかけてくるんですけど、(向かった出口の)扉が閉まっており、追手が気を遣って(扉の前でゼーゼーと息を切らすような演技をして)くれたんです。」と。しかも「稽古中、客席に自分なりに目印にしていたところが、お客さんが座ったら見えなくなって・・・」。


円形劇場特有の苦労もあるんですね。ただこのホールでの初演の記憶は鮮烈だったようで、普段は落ち着いてる楢原さんも「場面ごとに音楽もぴったりだったし、劇場も素晴らしくて、映像見てるだけで胸がいっぱいになるよね。」と語っておりました。曽世さんから、フランツ役が素晴らしかった楢原さん、と紹介されていましたが、その横に並んだ奥田君には、「お前、出てたっけ?」。


くるりを背を向けて、ひな壇に戻ろうとする、奥田君。先輩達の前で分が悪いのか、「再々演のフランツ役でした。」と遠慮がちに言ってましたが、なかなかの好演だったんですよ、と言ってあげたくなりました。そして、なんといっても”威圧感のある怪しい医者クラウス役”が絶品だった甲斐さんを中心に思い出話が盛り上がりました。


初の通し稽古が5時間半かかったんだよね。」「どうやって3時間にするの!?」と役者達が戸惑ったという話。「19時から第一幕の稽古を始めて終電まで間に合わない、って第二幕できないで終わった日もあったんだよね。」なんて、今聞くとビックリの裏話も。檀上の出演者達、目をキラキラ輝かせて辛い思い出も笑い飛ばしてます。


結局、倉田さんは、初日2週間前にバッサリとクラウスの台詞をカットし、必死に長文台詞を覚えた甲斐さんはまた覚えなおさなければいけない状況に。「甲斐君、日に日に眉が吊り上っていって本当に怖い表情になっていったんだよね。」と説明されて会場爆笑。


また笠原さんが「(再演時の)大のマルガレーテがデカッ!」と言った時は、ラストシーンで扉の前で男らしく(笑)ガッシリ抱き合うシーンが脳裏をかすめました。「でも、大は気を遣って僕と並ぶときは膝を曲げていてくれたんだよね。」とフォローしたのは、夫役だった甲斐さん。


大ちゃんは、『訪問者』で甲斐さんと親子、この『死の泉』で夫婦役と当時かなり甲斐さんと絡む役が多く、「よく甲斐さん宅に泊まりに行っていたんです。台詞も合わせてもらったりして。」と語っていたのですが、知らなかった劇団員も多かったようで、意外な組み合わせに客席からも驚きの声が。


またひょうんなことから、甲斐さんが懐かしのクラウスの小芝居を即興でやってくれて、それこそ胸が熱くなりました。この日のイベント予定にはなかったそうで、甲斐さんが「こんなの本になかったよ~。」と焦ってましたが、そこはサスガにベテランだけあって、即興とは思えないほど堂に入って素晴らしかったです。いつか『死の泉』リターンズの時は、クラウスで復活して欲しいです。


まだレポ全体の1/3のくらいしか終わってないのですが(汗)、次回へ続きます。


スタジオライフ「END OF THE YEAR FESTIVAL2013」レポ(2) - 雅・処
スタジオライフ「END OF THE YEAR FESTIVAL2013」レポ(3) - 雅・処
スタジオライフ「END OF THE YEAR FESTIVAL2013」レポ(4) - 雅・処
「END OF THE YEAR FESTIVAL2013」レポ(5) - 雅・処

*1:あとから写真を見返したらネクタイの色を期によって変えてましたね。

*2:私が見たのは、ほぼ同じキャストで演じられた再演からです。