雅・処

好きなアイドル・俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

Kaya 「Gothic Elements」ツアー '14.2.2仙台ライブ(2)

そうじゃなかった

昨夜の呟きの後、今日1日、Kayaちゃまのtwitterを読んでいてやっと理解ができました。「最後の公演」の意味合いは、仙台でのワンマン公演のことだったんですね。動員が厳しいというのは、以前から分かっていたのですが、やっぱりそれが要因なのか。。。


Kayaちゃまが「大好きな街」とまで言ってくれている、我が街仙台でのライブ。確かに毎年、来てくれていました。確かにそれは当たり前ではなくて、かなり無理をしてくれていたのもあるのでしょう。その有難味を忘れそうになっておりました。


今のバンド業界については、よく分かりませんが、昔から仙台って芸術系には弱い土地でした。人気アイドルでも安売チケットが出回り、それでも完売しないような東京とは温度差がある街なのです。だって、少なくともエンターテイメントに熱中している人なんて、私の周りを見渡す限り、ほとんど見当たらないですもの。


むしろ、そういうオタク的な人については、”変人”とでも思われそうな空気が漂ってます。真っ当に生きて、ごくごく一般的な人生を送るのがベスト、というような、そんな土地柄ですから。まあ、少しずつ情報は、入ってはきてるのでしょうが、そんな街にゴスロリファッションの少女達の存在は異質すぎる。


むしろ、カジュアルな装いの一般的なファンがもっともっと増えなければいけないんだろうなあ、と昨夜のライブでも感じました。ゴスロリの子達は見ていて面白いけれど、やっぱりそこが目立ちすぎると、普通のファンは入りにくいのかも。


そんなことはともかくも、やっぱりKayaちゃまの仙台ライブがこれからしばらく見られないのか、と思うと、すごく悲しさがこみ上げます。東京に行けば、もちろん会える機会は多いのですが、馴染みのファンに囲まれてのライブとはまたちょっと違った地方独特の飾り気の無さ、も良かったので。(もちろん、遠征費もかなり抑えられますし。)


Kayaちゃま自身が、一番悔しい思いを抱いているんだろうなあ、と思うと尚悲しい。あんなにも完成された耽美な世界観を持つ方なので・・・音楽性も確かなだけにすごく惜しいのです。また、いつかこの街で会えることを願っています。どんな形であれ。

バンド形式のライブ


私の有り余る感情の吐露が多すぎて、肝心のライブについてほとんど触れてない、という。一体、どんなレポじゃい(笑)。それだけ、あの突然の発表に心を持っていかれてしまったのですけど。


全体的な印象として、ギターとドラムスを入れた3人でのライブは、非常に躍動感のある、ヘヴィなライブに感じられました。ただ、Kayaちゃまの声質を考えるとシャウト系を冒頭に入れるのはちょっとキツかったかな。いつもにも増してカスレ気味の声になってしまっていましたし。大音響にかき消されて歌詞が聞き取りずらかったのは残念。


相変わらず車での移動スケジュールもハードですし、ホテルでも眠れなかったようですし、体調管理が声に影響するのは確かですね。今回のアルバムで一番好きだった、「Traumerei」。シンフォニックな旋律が耳によく馴染みますし、本当に可愛い曲です。この曲はサビに裏声がかなり多用されてます。Kayaちゃま、結構苦しそうに声を出していて・・・。


3rdアルバム『GOTHIC』から始まるか、と思いましたが、最初は過去曲から徐々にボルテージを上げていってる感じでした。「Carmilla」など懐かしい曲もありましたし。『GOTHIC』のCDは、何も考えずに聴いたのですが、想像以上に聞きやすくて驚きの出来映えでした。


映画音楽のように流れるような展開だったため、連続性があって負担にならないのです。Kayaちゃまも、物語のように繋がっている、と言っていたのが納得の内容でした。もっとコテコテのゴシックか、と身構えていましたが、びっくりするほど優しいイメージで、とても気に入りました。


今までのライブよりも迫力があったのは、やっぱりバンド形式でギターの轟音や激しいドラムサウンドがあったからなんでしょうね。過激なサウンドの割には、素顔は淡々とマイペース?のTANA君や、お茶目っぷりが憎めないCHARGE君という二人のサポートがまたいい感じで。


Kayaちゃまも、「ツアー中は、いろいろと事件があってもう大変だったの。ここでは言えないけどね。」なんて、心の底から楽しんでいるようでしたし。とても和気藹々、長年のバンド仲間みたいな気心許した感じがまったりとして良かったです。


「SODMMY」の話になり。「ソドミーって辞書で調べると結構すごい意味なのよね。」CHARGE君は、MCの時にもKayaちゃまに何度も臀部を突き出して、「Kaya様にならいつでもあ・げ・る」みたいなかなりキワドくお下品な(笑)ちゃちを入れていました。Kayaちゃまは「いらない、いらない」って笑いを堪えながら激しく拒否してましたよん。


「Rose Jail」の途中で機材トラブルのため、曲の途中で中断。「びっくりしたわ~」とKayaちゃんも驚いて「インストだけで今までやってたからあまりこういうことはないんだけど、やっぱりバンドはいろんなことががあるのねえ。」


マーシャルのアンプが不調だったようで「火を噴くかと思ったわ。」その後、TaNa君に「大丈夫?」と何回か確認し、OKをもらって一安心。MCの時にもう一度、グゥ~とアンプが唸ってて、Kayaちゃまが音響さんに「なんかスゴイ音がしてるんですけど。」と声をかけたり、という一幕もありましたね。


ところでせっかくの盛り上がりから中断してしまったため、客席から「もう一度!」の声がかかり、「ホントにやるの?」みたいに戸惑いつつも、「Rose Jail」が再始動!予定外のアドリブを楽しんでいたKayaちゃま。また2度目のアンコールで最終曲の「Addict」は、煽り曲に変身していてカッコイイ~と、超感動しました。


MCは、細かいところあまり覚えておりませんが(汗)、「バンド系ってどうしてお腹出してる子が必ず一人はいるのかしらね。”風邪ひくわよ~”って思っちゃう。」とか、アルバムの紹介でのキーワード「原点回帰」を語ったり。「仙台出身の人、手を上げてみて」の声に、パラパラと手を挙げた観客を見て「少なっ」と本音が出たり*1


23日のFinal公演の宣伝もシッカリしていましたが、この日にも何か重大発表を匂わせていて、なんだか胸が張り裂けそうな気分でした。いつもよりもっと「歌い続けます」という言葉に重みがあって、「信じていいんだね?」と心の中で思い続けてドヨンとした気分で終わりました。終演後、一見平然として動じてなさそうなファンを見て「強いな~、若者は。」と感心して、怒涛の仙台公演は終わりました。


インストアイベントへ続きます。

【2014.2.2 仙台セットリスト】

Gothic Elements
1:Rose Kingdom
2:Pourriture noble
(MC)
3:Carmilla
4:Curse of Rose
Pandel - drei
5:Vampire Requiem
(MC)
6:BABYLON
7:Traumerei
8:Arachne
Pandel - zwei
10:SODOMY
11:SALOME
12:Rose Jail
(ぼんじゅーTime)
13:Rose Jail
Pendel-eins
14:Memento mori
VORWISSEN - null

アンコール1
(MC)
14:remains of mind
15:TABOO
16:Danse Macabre

アンコール2
(MC)
17:Tempest
18:Addict

~ 公式Kaya公式ブログ「廃退的耽美論」より引用~


GOTHIC(A-type)

GOTHIC(A-type)

Kayaちゃまの新作。2パターンありまして、最終曲だけが違うのかな。私はKaya初作曲の「Tempest」が入ってるBパターンを購入しました。

*1:ちょっと心が痛かったけど