雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

'17年秋ドラマ 意外と面白い

コウノドリ」と密かなるジレンマ

連続ドラマを視聴することがとても苦手になっている昨今ですが、今季は週末にかけてのドラマを結構見ています。まずは、綾野剛君の「コウノドリ シーズン2」。あまり病院モノは好きではないですし、シーズン1は全話一気放送を録画したまま、1話目で頓挫しているので、特に注目していた作品ではありません。


一応ファンだから見ておくか、なルーズな感覚で見てるのですが、それなりにちゃんと見てしまうので目を引く面白さはあるのでしょう。特に先週の5話は”死産”という重い現実を扱った作品でしたが、ボロ泣きでした。初めてこのドラマの真剣さに胸打たれましたし、妊婦役の篠原ゆき子さんの熱演には感心しました。


このドラマって妊婦役のゲスト女優さんが人気女優ではないため、個性的で堅実な演技をする方が多いんですよね。家族役も同じくどっかで見たことがある役者?or 芸人さん?なんかが多い。その分、余計なことに気を取られず見ることが出来てなかなか良いです。更に、チームコウノドリの絶妙なコンビネーションも見ごたえあり。


私にとって優しいサクラ先生を演じる剛君ってあまり魅力的に感じないんですよね。生来の彼の優しさや人懐っこさを思わせるこの役はむしろ実像に近い役なのかもしれませんが、映画でクセの強い役をさんざん見てきてるので、逆に「過剰な演技」感が鼻についてしまいます。


それに今のところは、主役というより縁の下の力持ちというか、他のキャストの引き立て役に収まってるので、若干・・・印象が薄いんですよね。


むしろ、クールで皮肉屋な四宮役の星野源君の方が、ものすごくインパクトあって、彼の一言一言にドキッとさせられたり、ズキューンと胸打たれたり、と役得な存在感。「逃げ恥」でブレイクしたので、ほとんどダブル主演的な扱いになってる感じですね。それが悪いってことは全然なく、四宮先生のおかげで見続けられる(笑)という感じなんです。


もう本当にね、優しい綾野剛なんて嫌だー!うさんくさい!


ってゾワゾワしながら見てますよ。「フランケンシュタインの恋」のすぐ後にこれだもんな~。まあ、アナーキーな役が主役になるパターンというのはなかなか少ないですし、彼にとってのそういう時代はもう過ぎてきてしまったのか。私は彼の持つ””とか”匂い立つ色気”とか”内に向かう狂気”とか、そういうのが見たいんだけど、ドラマの主役って広く大衆に向けた存外つまらない役が多くなるものでしょうか。ジレンマです。


まあ、その代わりに最近プチファンの若手注目株松岡茉優ちゃんや、吉田羊さん、坂口健太郎君、大森南朋さんに癒されているのですが。バイプレイヤーが皆、好感持てる、というのは大きいな。


ひとまず購入予定です。

単純に楽しんでいる「陸王」そして「片想い」

なんとなく義務感で見ているような「コウノドリ」と違って、ドラマ的に面白く、気軽に見てるのが「陸王」とWOWOWドラマ「片想い」。よくある小企業が困難を乗り越えて飛躍する・・・ジャパニーズサクセスストーリーの典型ですが、やや地味でも粒ぞろいなキャストが集まっていて見ごたえあります。


竹内涼真君、山崎賢人君は、どちらかというと苦手系な部類のイケメン役者達なんですが、役所広司さんにくらいついていくような、その熱演にはほだされるものがありますね。マラソンというスポーツにも全く興味がないのですが、茂木選手は応援しています(笑)。


ただスポーツ靴の開発があれほどお金のかかるものとは初めて知りました。老舗足袋屋の苦悩とか、そこはかとなく漂う昭和イデオロギーなどに、日本人の血がどこか反応してしまうのも事実ですし。人間ドラマとして王道で、使い古された手なんですけど、分かっちゃいるけどやめられない~♪なドラマです。


「片想い」は東野圭吾作。LGBTを題材にしたサスペンスドラマということで中谷美紀さん主演と聞いた時から興味が沸きました。桐谷健太君も好きな役者なので、引き込まれてしまいます。4話を終えたところで、登場人物がかなり錯綜してきてちょっと置いてきぼりになってるなあ、という感じですが、重厚なオトナ向けドラマの多いWOWOWドラマにチャレンジ!


地上波ドラマではちょっと活躍が難しくなってきた40代~50代のベテラン役者やあまり見たことのない中堅役者などが手堅く脇を固めていて、しかもある程度、製作費も潤沢らしく、役者達に気合入ってるのが分かるので機会があればもっと見たい気がします。


そういえば、ちょっと前にフジテレビで放送された「宮崎事件」のスペシャルドラマは凄かったな~。当時、世間を騒がせた大事件で強烈に残っているのですが、おぞましい事件の隠された事実が次々出てきて、目が離せませんでした。金子ノブアキ君が、あんなに実力派俳優になっていたなんて…という感嘆もありましたし。


やっぱり重厚なドラマ、制作者や役者が本気でかかってくるようなドラマ、もっと見たいです。