雅・処

好きなアイドル・俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

’14年末イベント「29年最後の日 with you」レポ(3)

パート2まで書いてるうちに、「このペースじゃ、とても終わらない!」と諦めたので、後半は端折って一気にいきます。記憶も減退していきますし、面白かったエピソードに力点を置いて。

 Jr.3~Jr.8まで


長い間、劇団の芝居では、個性的な顔ぶれが多く、一線で頑張っていたJr.3。期の全体イメージは、「とにかくヤンチャ、元気で個性豊か」。藤原さんも「本当に辞めた奴とも今でも仲が良い。この前、鶴田も来てくれたしね。」と懐かしい名前が出ました。しかし、そのJr.3も今や岩崎大ちゃん一人。


大学生の時に入団した大ちゃん。倉田さんは、新人時代、熱血青年だった大ちゃんを称して「僕どうでしたか、このタイミングで良かったですか?って、もう面倒くさいったらないの。」と、一刀両断。大ちゃんも思わず「この企画、コワ~!」と悲鳴を上げてました。


Jr.3の時と一緒だったかな?倉本さんも呼ばれて出てきました。倉田さんは、「昔は、”倉様”と呼ばれていて、スターだったの。どうにか倉様に出てもらえないかな。」と思っていたのですが、なかなか実現されなかったとか。劇団シュークリーム*1を退団後に「藤原さんと同期ということなら」という条件で入団したそうです。


石飛さんが、倉本さんと「ハッピーファミリーズ」で共演し、毎回倉本さんのハイテンションのアドリブ演技に本気で大笑いしていた、という思い出を披露。私も、倉本さん特有のあの高笑い、懐かしく甦ってきました。


個性が際立ったJr.3だったので、逆に「もうちょっと落ち着いた人」というコンセプトで選ばれたのは、Jr.4。登壇した船戸さんの他に、前田君、懐かしい青山君(退団)の名前も出て、ファンも”あ~そうね”と納得の感じ。しかし、船戸さんのエピソードが思い出せません。


次は、イベントの時にしか見かけなくなった気がする(笑)君、JUNONボーイだった過去を明かされてました。「もうその話はいいでしょ」とすっかり過去の栄光的に流しておりましたね。更には、奥田君、青木君が登場。


問題児が多かったJr.5。「もう、とんでもなかった。」とまで言われておりました。あまりにもルーズな期で、すぐに辞めるだろうという大方の見方があったらしく、奥田君は「小野なんて、オーディション合格してすぐ”いつ辞める?”って聞いてきた。」と驚きの発言。


ひとり涼しい顔で我関せず、の様子の青木君にも「一番辞めそうだったのはお前だろ!」と、ツッコむ。確かに、「あの時の青木は・・・ヤバかったよね。」と先輩達みんな共感していた様子ですが、当人は恥ずかしいのかスルーしたがってましたね。


Jr.5新人公演の「ブギ・トゥ・バグース」の映像も流れました。懐かしいけど、私自身も初めてウエストエンドで見た新人公演だったので、すごく思い出深いです。Jr.5の皆がなかなかのがんばりを見せてくれた暑い夏の公演。この公演で青木君には、他にはない”天性の才能”を感じましたし。


問題児ばかりのJr.5なので、また「安定路線」に、と軌道修正が起こったのか、Jr.6では牧島君。日本大学法学部出身だというマッキー。倉田さん曰く、「法学部なんてまっとうなところを出たのに、劇団に入団して大丈夫かしら?」と心配してしまったとか。マッキーの思い出は、3日間にわたって開催されるオーデションのこと。


ライフの場合、劇団員として一緒に芝居を作っていけるか、という部分を重視するため、オーデションは3日間行われ、台詞を話すのは3日目になるそうです。最初のほうは、軽く身体を動かしたり、という工程があって、マッキーの場合は、ゴムボールをお腹に挟んだ時の相棒が(同期の)篠田*2だった、とか。


とにかく真面目で仕事熱心だった反面、個性バラバラで「仲があまり良くない」(笑)と暴露されていたのがJr.7です。関戸君はそのイメージを必死に否定していました。最後に「CDやっちゃったこともあったわね。」という倉田さんの指摘に「シーッ」と指を唇に当てるポーズ。それは”なかったこと”にしたいのかしら?


関戸君、松本君、そして久々に大沼亮吉君も来てくれましたが、あまりこれといった話が聞けなかったような気がして残念。芝居にもあまり出ない亮吉君だからこそ、ちゃんと話せるチャンスがあると良かったのに。さらに、Jr.8の仲原君。うーん、この辺り、集中力が欠けていたのか、全然思い出せません。

 Jr.9~Jr.12、そしてフレッシュまで


新人時代が長く、まさに苦労人のイメージの強いJr.9には、緒方君と原田君。藤原さん曰く、「フレッシュは雑用も多くて大変なんです。誰より早く来なくちゃいけない、帰るのは一番最後。」そこで、徹底的に裏方仕事をやっていたJr.9は、転換(セットチェンジ)なども得意で、倉田さんが「ああ、ナインがいるなら大丈夫ね、という安心感がある。」と語るほど。


「僕達の時は、2年半くらい下が入ってこなくて、なかなか本公演での役もつかなかった。」と愚痴を漏らす緒方君、それだけに一期下のJr.10*3には、文句もあったようで「お前らは、仕事してないだろ!」と突然の暴露。対して「そんなことないですよ~!」と否定する、松村君。思わぬ言い争い勃発に、会場が盛り上がりました。「いいぞ、ヤレやれ~」と先輩達からもエールが飛びます。


藤原さんが、鈴木君について広報活動で知られざる活躍をして劇団の役に立っているという、と紹介すると、緒方君は松村君を指さし、「お前だけ何もしてないんだからな!」と責める。更には、倉田さんに助け舟を求めた?松村君。「顔見るの久しぶりだから忘れちゃったわ」と切り返されて、撃沈。


「でもなんだかんだ言って、9と10は仲がイイですから。」とフォローもありました。まるで兄弟喧嘩みたいでしたし、何でも言い合える仲なんでしょうね。松村君って役者としての個性は、イマイチ強くないんですけど(失礼)、なんとなく天然ぽいキャラで、人なつこい子供のイメージですね。


Jr.11、Jr.12、フレッシュが勢揃いすると、舞台の端から端までビッチリ。「イレブンからは、あまりテーマとか決めずに選ぶようにしたの。どうしても人が決めることだからうまくいかない。それなら気持ち良く、心が通じ合う人を選ぼうと思った。」と倉田さん談。


劇団としてもやり方を少し変えて、ちゃんと体系だって若手を育てようという意識が出てきたらしく、東京都の新人育成期間プロジェクトに参加しているそうで、Jr.11については、今年で3年目が終了そうです。若手がズラリと並んだのを見て、やっぱり久保君ってイケメンだなあ、と改めて思ってしまいましたね。


とはいえ、まだまだ若さ全開のメンバーなので、エピソード的にはあまり印象がありません・・・。先輩達みたいに脱線するようになるのには、まだしばらく時間がかかるでしょう。

 その他、印象に残ったシーン


どのメンバーの時かは忘れたのですが、倉田さんがお話された「30歳前後は、誰でも人生で立ち止まって、このままでいいのかって考えるから。」という話に、去っていった沢山の役者となんらかの理由で出演が少なくなっている役者の顔が浮かんできました。役者だけでなく、見ている私達にもそういう人生の岐路っていろいろありましね。


昨年の「トーマの心臓」上演中、亡くなられた河内主宰のことを思い出して泣きだした石飛さん。「僕と藤原さんだけが主宰が亡くなったと聞いていたので・・・。本当に辛くて、でも公演中だから胸に秘めて、なんとか公演をちゃんとやり遂げようと。」苦しかった胸の内を話してくれました。


ラストは、公演直前に必ず行われる劇団の円陣&声掛け。客席ファンも総立ちになり、石飛さんとセッキーが後方席のお客さんから手を繋いでもらうように段取りしながらの参加型でした。曽世さんが音頭をとり、「○○していきましょう!」「イイ舞台にするぞ!」「スタジオライフ、ファイ(オー!)ファイ(オー!)ファイ(オー!)」と元気良く声を合わせました。


予想以上に不思議な一体感、を感じられましたね。こういう体育会系のノリを見ると、やっぱり男性ばかりの劇団なんだな、なんて、今更の感想をいだきます。劇団スタジオライフ30周年、私もその半分を見ている古株ファンですけど、様々な苦難を乗り越えてきたこの劇団について、応援云々というより、ほとんど身内感覚で見てるなあ、と思う昨今です。


帰りのお土産は、「大入り袋」。ご縁があるように、と赤い紐でくくられた5円玉が入ってました。お金はすぐに使った方がいい、とも言われたので、封をきってすぐ友人たちと交換しました。今年も大入り袋いっぱい出るといいですね。


miyabi2013.hatenablog.com
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*1:昔、倉本さんが所属していた劇団です。

*2:篠田君も2年ほど前に休団して、今はラーメン屋を開いてます。

*3:彼らも下積み時代は2年あった、と言ってました。