雅・処

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スタジオライフ 『カリフォルニア物語』観劇記(1)

興奮冷めやらずで

楽しみにしていた、『カリフォルニア物語』を見てきました。今回もWキャスト制なので、昨日がBチーム、そして今日がAチーム。当初、Bチームしかチケットはとってませんでしたが、公演が近づいてくるうちに「吉田隆太君の女役」と「大ちゃん(岩崎大)のヒース」は、やはり外せないだろう!と思いチケットを追加しました。


3ヶ月ぶりに銀河劇場へ行きましたが、モノレールに乗ったところで安心したのが運のつき。羽田空港直行に乗ってしまい、哀れ天王洲アイル駅は眼下に過ぎていってしまいました(涙)。終点から慌てて戻り、開演ギリギリ10分前に到着・・・本当に寿命が縮まりました。これで遅刻したら、何のために早くから新幹線に乗ってきたのか分かりません。これから行かれる皆さんもご注意下さい。


会場はいつもと違って演劇関係者とか、今回出演される外部の役者の方々の友達らしき人たちがかなり多く見られ、いつもの公演とは雰囲気が違ってました。意外と落ち着いた年代が高く、20~30代の男性客(一般人らしからぬ)も多い。予想していた、若いファンって逆にほとんど見かけませんでした。まあ、10代の役者はさすがにいないので当たり前かもしれませんが。


物販には、スタジオライフ・ジュニ8の政宗君が売り物のTシャツを着て一人頑張ってました。初日は、同期の仲原君も一緒だったとか。買う気満々だったのですが、あまり購買意欲をそそるグッズが無く、パンフのみ購入。名物である劇団員全員のブロマイド写真がないのはいいとしても、主要キャストのポートレート写真くらいおけばよかったのになあ・・・。*1

【原作・演出・音楽劇】

芝居の原作は、ちょっと年代は遡りますが少女漫画でも名作で名高い吉田秋生作『カリフォルニア物語』です。長い原作を3時間に詰め込むのは、毎度倉田淳さん(→スタジオライフの脚本家兼演出家)のお得意技。しかし、長編ほど散漫になりがちなのも、いつものこと。そういう意味ではまさに”良くも悪くもスタジオライフらしい”舞台でした。


倉田さんが長めの少女漫画を題材に選ぶと、カットしすぎてワケが分からなくなるか、今回のようにエピソードのごった煮になるか、が多いのですが、ここ最近は、過去の作品によく見られた「救いとなる見せ場」がないのが非常に痛いです。胸に刻み付けられた美しく切ないシーンの数々、それがあるからこそ今でもまだスタジオライフを見続けているわけですが、まだ・・・諦めたくはないですね。


鉄筋やら壊れかけた金網などの必要最小限のシンプルなセット、小道具を暗転の度に目まぐるしく動かす、左右交互に役者を立たせての場面転換、一人の役者(今回は、インディアン役)が時間軸の変化をナレーションしてエピソードを繋ぐやり方、スポットライトで直立不動に語る登場人物等、あちこち倉田さん特有の演出が随所に見られ、本公演を思わせるムードでした。


但し、劇団員より外部の役者が多数出演しているので、いつものライフとは全然違った空気が流れていました。そして最も異なっているのは、'70年代のヒット曲をアレンジし、生バンドで役者達が歌い継ぐ・・・という趣向。正直、歌が得意な人はわずかでしたし、唐突に歌い始められて「?」となることもありましたが、それでも短い時間で特訓?したと思われ、役者さんの頑張りに感心。


心情を丁寧に台詞で語って欲しいときもありましたが、どんより重くなりそうなストーリーなので歌で結構和らいだ部分もありましたね。ライフの役者については、演技での心配はない分、歌についてはハラハラさせられました(笑)。ジャクソン5の「ベンのテーマ」や「I'll Be There」など耳馴染みの曲もあったのですが、選曲の基準はなんだったのかな?

【異種混合の舞台】

今回一番楽しみだったのは、いろんな経歴を持った若手役者が多数出演しているので、彼らがこの倉田演出&ライフ役者の中で、どのような個性を見せてくれるか、ということでした。私もライフにどっぷり浸かってるファンなので、普段は自然に楽しんでいて気付かない「スタジオライフの世界」がどのように変化していくのか、肝心の役者自体はどうなのか、とても興味がありました。


ライフは、ちょっと日常とかけ離れた異質な世界観が持ち味なのですが、そこで外部の役者はどのように魅せてくれるのか。とりあえず出演者達のブログを遡って読み返して見たのですが、さすがに皆さん、とても真剣かつ純粋に芝居に向き合ってて素敵です。


開幕してからは、一般の方のブログも(珍しく)追っかけてみました。でも、特定の役者のファンだと、お目当ての役者さんについてしか書かれていないことが多く、ちょっと残念。これはやはり自分の目で見てみないと、分からないなあ、と思った次第です。前置きで終わってしまったので、つづく。


スタジオライフ 『カリフォルニア物語』観劇記(2) - 雅・処
スタジオライフ 『カリフォルニア物語』観劇記(3) - 雅・処
「カリフォルニア物語」もうすぐ開幕! - 雅・処

*1:いろいろ権利がうるさかったのか、時間がなかったのか。