雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

「コウノドリ」を見終わって

ドラマ「コウノドリ」最終回

昨夜、ドラマ「コウノドリ パート2」が無事終了。最終回の視聴率を上げようと、番組電波ジャックもあったようですが、さすがに綾野剛君を追っかけるのも息切れ状態で、ドラマ本編のみ鑑賞。まだ2話分ほど録画したままなので、制覇した感は低いのですが、最終回もダウン症児出産を取り扱ったり、と非常に真摯なドラマ作りに好感を持てました。


人の生死、という重い題材なので、毎回終盤にサクラ先生がピアノを引く姿にフッと力が抜けるのも良かったのですが、正直あまり物語に関わってないシーンなので、「ピアノ演奏シーンって要る?」と思わなくもない。*1このドラマの魅力は、主要キャストの何気ない雑談シーンでした。


妊婦に真面目に向き合ったり、時に落ち込んだりしているけれど、和気あいあいとしたシーンについつい目をとめてしまいます。主要キャストがそれぞれの個性を出しながらも、ちゃんとハーモニーが出来上がっていて、自然に空気をまろやかにしている感じ。再結集だけあって、よほどコミュニケーションがいいのでしょうね。


剛君のサクラ先生は、縁の下の力持ち的な役割でドラマを締めてはいたものの、バイプレーヤーな印象。四宮先生役の星野源君には最後まで目が離せませんでした。皮肉屋だけど悪役じゃない、一見冷たいけど心根は優しい、ちょっとツンデレ感あり、な存在。


一方で、最近には珍しく気に入った女優の松岡茉優ちゃんの演技は見ているだけで楽しかった。茉優ちゃん、基本的には「一見ありきたり、ごく普通の顔」なんですよね~。もちろん、キリリとした美人な部類だと思うので歳を取ると、もっとクールビューティにはなると思います。


でも、彼女のトレードマークである、笑顔になる前の寸止めハニカミ微笑みは反則です。メロメロになっちゃう(笑)。いやもう、このドラマのおかげでプチファンになっちゃいました。気になる、見ていて楽しい女優って一世代前にはそれなりにいたのですが、最近は全然いなかったので、とても嬉しいです。


さらに究極の塩顔である、坂口健太郎君の演技も、すごく印象的でした。今どき珍しいくらい、顔と表情にインパクトがある。ありきたりなイケメン俳優が多いなかで、表情によって顔の印象が変わって二枚目にも見えるし、面白い人だな、と思いました。


大森南朋吉田羊さんの安定感も見事でした。ベテランでありながらシリアスになりすぎず、若手をどっしりと抑えてくれていて、何とも言えずにイイ空気がありました。


ただ、ラスト直前でバタバタと皆、新天地へ羽ばたいていこうとして、「ペルソナ、こんなに人抜けて大丈夫なん?」と思わなくもなく、パート3や映画化などを想定していない、ここで打ち止め感を盛り立ててるのか?(笑)なんて下衆の勘繰りをしてしまいましたが。


最近は、視聴者も忙しいので見逃しても大丈夫な一話完結モノが好まれる、という流れがあるそうで(確かに私もそうなんですが)、やっぱり映画と違うドラマの醍醐味は、「連綿と流れる中でのダイナミックなストーリー展開」だとも思えるので、一本芯があるストーリーのほうが熱狂できるなあ、と思いました。


東京駅でテレビ局ショップに行った時も「コウノドリ」グッズは少なすぎて・・・悲しかったです。そういう意味では、地味に面白いドラマだったな、という感じ。医療系などお仕事ドラマは、キャスト達の総合的なハーモニーこそが命なのかも。


やっぱりドラマは、役柄的に当たりはずれ大きすぎる(しかも期間が長い)ので、綾野剛は映画で見たいわ、と痛切に感じてしまったものです。


なんだかんだ言って購入しました。オーソドックスな作りです。

*1:何時間もピアノ練習していた剛君、すいません