雅・処

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初めてのナマ田中圭! 「サメと泳ぐ」観劇記

テレビと同じ顔と声だけど、ナマにシビレまくり

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昨夜、初めてナマの田中圭君に会ってきました。「サメと泳ぐ」仙台公演(地方公演ツアーの初日)、電力ホールにて。巷を騒がせた「おっさんずラブ」でファンになり、すぐにチケット購入に動いた作品です。


まさか地元に圭君が来て、お芝居を見せてくれる、なんて幸福なチャンスがこんなに早くあるとは思わず、昨日会場に向かうまではなんとなく実感が湧かなかったのも事実。しかし、子供の頃から馴染みのある電力ホール*1が、こんなにも女性がわちゃわちゃいて熱気すごいとは!


OL熱風そのままに満員御礼のホールを体感。グッズはパンフレットとTシャツのみで、そのTシャツもすぐ売り切れてました。ポストカードセットや生写真セットぐらいあれば買ったのに、そんなにグッズ作るほどの余裕はなかったのか、もしかして東京公演はあったのかしら?


客席から舞台セットを見たら、結構お金かかってそうな(笑)2階建てのセットで。キャストが少ない割にゴージャス、と感心しました。下手が女性プロデューサー・ドーンの部屋、上手が大物プロデューサー・バディの書斎になっていて、途中、バックミュージックの轟音と共に赤や青の照明で対決姿勢を煽るという。

以下、全てネタバレです。

事前に知っていた情報は、アメリカのエンタメ業界の闇、田中哲司さん演じる権力者バディと新人ガイ(田中圭)の対立構図、といった内容。そして、後味があまりすっきりしたものではない、というニュアンスの圭君ブログの内容程度。


ストーリーの面白さよりも、2大俳優のぶつかり合いを楽しみ(というか完全なる圭君目当て)にチケットを購入したので、そのくらいで全然OKでした。途中、TV誌のカラーグラビアやネットの舞台写真でドーン(野波麻帆)とのラブシーン多め、という情報があったくらいでしょうか。


<余談>私の席は下手斜め前方だったので、肉眼で充分顔が見える位置ではありましたが、ガイとドーンのキスシーンは微妙に二人の頭に隠れ、唇の接触が見えたのは1回程度。圭君は色気ムンムンの「エロマスター」称号すらもらう俳優ですが、私は春田×牧のキスシーン以外あまりときめかないので(笑)、全然平気でした。


オープニング、暗転からパッと照明がつくと、バディに銃を向けるフード姿のガイの姿。なかなかにインパクトを残します。圭君、少年のような童顔で暗い眼光が印象的。その後、新人アシスタントとして雇われて右往左往するガイ。濃緑のジャケットにカーキズボン、前髪下した若者風で登場。


おっさんずラブ」を相当回数見返していたので、(当たり前なんですが)ちょっとした表情に圭君風味が溢れ出ていて、ドキドキが止まらない。前髪たらしヘアとスーツ姿は春田を思わせるし、第二幕でのおでこ全開ヘアは京極係長そっくり。


冒頭からすでにキャパオーバー状態。ドラマでさんざんリピートしたので、彼特有のちょっとしゃがれて鼻に抜ける声にも「こりゃあ、ヤバイ」とイチイチ電流が流れる感じ。これがスター俳優のなせる業かあ、と客席で固まりまくってました。


そういえば有名俳優が出てる舞台も(多くはないとしても)結構見てますし、昔からの贔屓劇団の舞台も100回以上見ている。ただし、人気絶頂期で自分もファンだった時代の堺雅人さんや綾野剛君、妻夫木君の舞台って見ていないんだ、とはたと気づきました。


たまたまの偶然が重なってラッキーだったとはいえ、今までハマった有名俳優にはない引き込まれ方をしてる私??「ヤバイ、運命じゃん!」なんてことを脳内の片隅で感じつつ、芝居を凝視。圭君のスタイルの良さ、指先の綺麗さ、表情の豊かさ、など映像では何度も確認していたのに、いざ目の前で動く姿を見ると兎に角引き込まれてしまう。


まさに絵に描いたようなパワハラ上司のバディにこきつかわれ、翻弄され、騙されるガイ。一方で、ドーンの色香に迷い、夢中になり、色ボケ馬鹿状態になるガイ。脚本家を夢見る「元映画少年」だったガイが途中から、野心、功名心を芽生えさせ、若干の狡猾さも身に着けて大人になっていく。


そして、バディとの確執が深まり、ドーンと己の出世作を奪われたという嫉妬から爆発して、ある夜バディを椅子に縛り付け、拷問するガイ。紙を当てがってバディの顔を傷つけたり、熱湯をかけたり。ところが、ドーンから非業の死を遂げた妻の話を聞かされて呆然とする、心優しき青年の表情も垣間見えるガイ。


自分のやってることが果たして正しかったのかどうか、で苦しむガイの表情は、これぞ田中圭の真骨頂という感じ。どこかに必ずピュアな感情が潜んでいて、絶対のワルになりきれない素顔がのぞき見れてたまりません。なんだよ、はるたんが好きだったんじゃなかったのかよ~、もう田中圭が好きまみれじゃない、自分(笑)。


この日一番のハプニングは、バディを椅子に縛り付ける時に、銃を片手に持って脅しながら、ビニールテープを口で切ろうとしたら、ペタっとくっついてしまって剥がせなくなってしまった瞬間。まだ両手が自由なんだからアメリカ映画なら、形成逆転もありうる展開なのに、お行儀よく座ってる哲司さん。


焦りながらもちっとも剥がせないテープに四苦八苦して、ひょいと無造作にバディにテープを剥がせと渡すガイに客席爆笑の渦。哲司さんもなかなか剥けないのでもう一度、乱暴に奪い悪戦苦闘する圭君。「ちょっと待て」「撃つぞ」と言いながらも、結構な時間二人でわちゃわちゃやってました。


内心、焦ってるのは分かるし、二人とも堪えきれず笑みがこぼれていたけれど、そこはベテランだけあって、なんかハプニングを楽しんでいる感じもして楽しめました。若手ならば、本気で「どうしよう、芝居が続かない」と思ってたら、あんなに落ち着いて対処できないし、袖にはけると思うのですが、ちゃんと決着つけていましたし。


その後も笑いで崩れまくり、ということなく、ラストまで快走してくれたので良かったです。楽しい思い出にもなりましたし。きっと圭ブログにまた更新してくれるかな。カーテンコールは2回。深々と頭を下げる圭君。舞台が、お芝居が大好き、と公言しているだけあって、幸せそうな笑顔の演劇青年の顔。

そして田中圭沼にはまったか

この公演で思わぬニュースが入ってきました。来春に圭君主演の舞台「チャイメリカ」が決まってますが、なんとこれが3月に隣の多賀城市で公演決定とのこと。今回の「サメと泳ぐ」が満員御礼だったことが有力な決め手となったことは間違いないと思いますが、まさか地元で田中圭2連続とは!


時期的にかなり厳しいのは確かですし、平日水曜公演って何よ!なのもありますが、どうにかして行きたいものです。「おっさんずラブ」で念願の大ブレイクを掴んで、それまで夢見ていた、やりたかったことは全部やろうという精神が高まってるんでしょうね。出し惜しみしなさすぎて、ファンとしては忙しいんですけど、ちょっと振り回されてます(笑)。


というか、私今でも田中圭ファン、ということに本当は抵抗がある。たかだか「おっさんずラブ」で目覚めてそこから数か月追っかけてるくらいでファンだなんて、デビュー当時から応援している人もいるなか、なんだかお調子者すぎやないか、って。


むしろ昔は、映画やドラマ見ると「なんでここにも田中圭出てるの?」って摩訶不思議に思っていました。彼に魅力を感じたことが全然なくて、どちらかというと好きでも嫌いでもないが、ちょっと邪魔(おいおい)くらいに思っていた感じ。


これは10年くらい前の頃のことですが。彼が評判を高めていった頃のドラマはことごとく見てませんし、今もあまり過去ドラマを深ぼりしていきたいわけでもない。やはり、これからの方が興味がある。


自分自身、だいたい3年くらいでどんどん好きな役者変えていってるし、案外深みにハマってるのはわずか一瞬で、飽きっぽくていい加減。「まあ、おっさんずラブ田中圭も半年持てばいいほうかな~。」と思っていたのにこの始末ですし。自分が一番信用おけない、のは事実。役者の人気は水物とはよく言ったものです。


見方をかえて、私が好きなのは結構、「ザ・役者!」のダークな部分かもしれないです。夢と現実に打ちのめされつつも、自分を信じて進みゆく姿。好きな役者の実は不器用で、苦悩する姿が見たいって、やっぱサドだよなあ、自分(苦笑)と思う。


圭君のインタビュー読んでいると、ピュアで素朴で人を魅了してやまない明るい部分と、「俺ならもっとヤレル、なぜ俺を見てくれない、俺のほうがはるかに上手いのに」というコンプレックスや自意識過剰に苛まれた劣等感が、なぜかほど良く混在していて本当に面白いのです。


そういうこと思っていても、あまりさらけ出さないでソフトに包んでる人多いじゃないですか。でも、「俺ならもっとできる」ってハッキリ言っちゃうのってよほど自信がある証拠だし、言っても怖くないくらい自己プロデュース能力も結構ある方だと思います。


そして、その実力をあますところなく発揮したのが「おっさんずラブ」。彼の中のパンドラの箱を開いた瞬間ですね。だからこそ、過剰なくらいサービスしてくれるのも、OL民以上に愛着を持ってドラマを中から外から応援してるのが圭君なのも充分すぎるほど分かる。


かといって人気に振り回されてなるものか、というプライドも全面押し出していて、「なんか人間くさいなあ、たまらないなあ」と、また吸引されている。


ヤバイ破壊力だ、田中圭。でも彼がどこまでいけるのか、そして自分はどこまで追いかけていけるか、いつもどおり自然に任せていこう、と思います。


 今、一番、田中圭が面白い


これは真実ですね。


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*1:ここでフィンガー5山口百恵も見ましたしね。