雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

芸能界大揺れのシーズン 嵐活動休止と新井浩文逮捕

嵐活動休止

2019年に入って、寒さもあるせいか疲労感に襲われている毎日。ダラダラと週末を過ごしていますが、そこに驚きのニュースが飛び込んできて、なんか落ち着きません。


まずは嵐活動休止。遠方の友人がデビュー当時からの大ファンなので、「いろいろと大変だろうな」と思ったりしてますが、ファンとしては2年間のピリオドまで、突っ走らなければならないと思うので、気が抜けないことだろうと推察します。


但し、初めて一報を聞いたときは、「30代半ばの男性アイドルとして、至極真っ当な結論だな。」と思いました。V6みたいに結婚もOKでゆるゆると(?)アイドル活動が出来るグループと違い、多方面に影響ですぎ、でしょうし、SMAP無き後の屋台骨を支える存在だったから、個人的な欲望を押し殺していたでしょうし。


ましてや芸能界に強い執着がない大野君のような人が、好きに一般人に戻ることもできないというのは残酷な話。ハッキリ解散を宣言しないで「無期限活動休止」という言い方で、なんとなく終わりをボカすのも、ソフトランディングという意味では、ファンに対してかなり優しいかな、と思います。


皆、終わりを感じつつ、「いつかは再始動してくれる」というちょっとした期待を持ち続けていられる隙を与えてくれるのだから。


私がX JAPANのファンだったその昔、解散を突き付けられて、その直後にhideの死、という絶望があったことを考えると、今、再結成して亡霊のように存在しているX JAPAN なんて「なんだかな~」って感じもあるくらい。だったら、「よっぽどあの時、活動休止って言って欲しかったわ。」と思うくらいですもの。


SMAPが解散、安室ちゃんが引退、嵐が休止、という流れでいよいよ音楽業界も大転換期になってきてます。分かりやすいアイドルや歌姫がいなくなっていくことで、新しいものが生まれたりするのかな。願わくば、また「強烈な運命の出会い」とかあって欲しいとは思いますが、なかなか夢を見れないご時世ですから、どうなのかなあ。

名バイプレーヤー 新井浩文逮捕!

私としてはここ2日間で最も気になるニュースがこちらでした。2018年7月に派遣マッサージの女性に強姦した容疑で逮捕された、新井浩文容疑者の事件が明るみになったこと。それによって、彼の所属する芸能事務所が解雇の準備をしていることや、2本の新作映画が延期やお蔵入りの瀬戸際に立たされているという事実。


思えばこの新井氏*1、独特の風体や表情が印象的な役者でした。今になっていろいろとニュースを読んで知ったのですが、芝居についてはすごく生真面目で情熱的、仲間思いだった反面、酒癖が悪く、ギャンブル好き、という陰の部分も持っていたそうです。


ちょっと前にも類似の事件(高畑裕太小出恵介)があって、その都度、出演作品や共演者にどれだけの迷惑をかけていたか、多額の賠償金が発生したか、全く知らないはずはないのに、なんでまたこんな救いようの無い事件を起こすんだろう。


新井さんの作品で、すぐに浮かんだのは綾野剛君の「フランケンシュタインの恋」のラジオDJの役どころ。脇役と言っても後半からはドラマのカギを握る人物で、どんどん比重が高くなっていって、「怪物のラブロマンスじゃなくて、男友達との友情物語なわけ?」ってびっくりの展開でした。


とはいえ、硬軟演じ分けて安定した演技力の新井さんの個性には、充分魅了されて、彼があちこちでお呼びがかかるのも納得、と思っていた矢先のこと。ましてや生活に窮してストレス抱えていた、とかでもなく、バイプレーヤーから主役級へとステップアップしていくこのタイミングで何故にこんな重大犯罪を犯すのか?って。


そこに漂ってくるのは、「女性をモノとして徹底的に下に見る性格」という面です。付き合ってきたのも若手女優が多いようですし、普段から下ネタ満載の言動といい、40歳という年齢の割には妙に子供っぽい。もしかして今までゴリ押しすれば落とせない女はいない、くらい思っていたとか?こういうところも含めて、持ち味のどこかふてぶてしい表情に表れていたのかもしれません。


週刊誌が昨年中にすでにネタを押さえていて出版してますし、一部には芸能界にもきな臭い噂が立っていたようです。それでも、何食わぬ顔で演技を続けていて、結果的に2本の映画とまだ公開していない数多くの作品に出続けていた、その厚かましさは腹立たしい。


1本の映画が不入りにになるだけでも、二度と映画が撮れなくなる監督・プロデューサーや倒産する映画会社だってあるわけで、役者が不祥事起こしたがゆえに作品がお蔵入りになるなんて最悪の悲劇です。所属する事務所もさほど大きくないようですし、ヘタしたらこちらも役者ともども共倒れとなるかもしれません。


被害女性との示談が決裂して、事件が徐々に明るみになりそうになってからの約半年間、新井さんはどんな思いでいたんだろうか。過去にも何度か同じような出来事があってももみ消せたから、今回も何とかやり過ごせる、と甘く考えていたのか。


この事件に腹が立つのは、被害女性に対しての謝罪意識の無さと制作スタッフ・役者仲間への敬意の無さです。個人の性癖については制御できない部分があるのは承知です。やってしまったことは、もう取り返しがつかない。頭にくるのは、背負っているものの大きさをどうして考えないんだろう。


自分がどれだけ恵まれた立場にいるのか、何故この人は分からなかったのだろう、ということです。ましてや役者として他の人にはない光る個性を持っていて、一生の仕事として本気でやっていたのは違いないのでしょうから。共演している俳優達も、どれほど苦労して熱演しているか、目に入らなかったの?


今は昭和のご時世とは違います。力の弱い、社会的にも弱者である女性が泣き寝入りをする時代でもない。だから被害者が傷を負った分だけ、償いは必要だと思います。ただ、それで新井さんの130本の映画を全てお蔵入りにしたり、編集カットするのも、それはそれでナンセンスな過剰反応だと思います。


何故なら映画は、役者一人のものではないから。しばらくは、新作はお蔵入りでも仕方ないかもしれませんが、過去の作品は時期を見て粛々と公開していけばいいと思います。これからは、ますますテレビ局や映画会社のガードが固くなって、黒い噂が立ったら即、キャスト外しもありえるかもしれません。自衛のためだし、死活問題でしょうから。


どんなに情熱や個性が光る役者であっても、「常軌を逸した振舞いをすれば、即、社会的に抹殺される」って、それはそれでなかなかオソロシイ世の中です。新井さんの行った行為には同情の余地がありませんが、汚いモノには蓋、じゃなくて、それは視聴者の取捨選択に任せていいのではないかな、と思ったりします。


いやはや、一寸先は闇だな。自分が応援している役者達には、こんなこと起きて欲しくないものだ、とつくづく思います。私達が望んでいるのは、純粋に楽しめる「夢」やエンターテイメントなんですから、役者自身の醜い欲望なんて隠し通せよ、ての。

*1:容疑者と書くのも重いのであえて普通の敬称を付けます。