雅・処

好きなアイドル・俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

ハイトーンボイスに惚れまくり、わが青春のアイドル!岩崎良美

少年好きの私も学生時代は普通に歌謡曲やポップスを愛聴しておりました。しかも、実は女性歌手がかなり好みで、巷で流行ってる芸能人にも次々ハマっていきました。


とはいえ、そこでもプチマイナー好きな私、'80年代に巻き起こった空前のアイドルブームのさ中、周りで聖子ちゃん、トシちゃん、マッチなど大盛り上がりしてる中で何故か熱中したのが岩崎良美ちゃん*1


このあたりがなんとも私らしいヒネリなのかもしれませんが、本当に彼女の澄んだ歌声はめちゃくちゃ好きでした。出会いは、レコード店で見つけた一枚の宣伝広告。


それは「赤と黒」というデビューシングルの宣伝写真で、どこか垢抜けない風貌と目の大きな18歳の少女の横顔、これがとても気になって仕方なかったのです。それにしても、出会いというのは本当に直感勝負!だなあ、という感じです。


実姉の岩崎宏美さんの影響か若かりし頃から歌を勉強していただけあって、彼女はデビューの時から抜群の歌唱力でしたから、透き通った歌声も耳に心地良かったのだと思います。

【 不運な選曲 】


デビューシングルを聴いた時には、A/B面ともに「随分と暗い曲歌うな〜」と首を捻ったのですが、その透明感ある伸びやかな歌声にはかなり好感を抱きました。その後はどんどん彼女の魅力にハマっていき、なかなかに熱狂的なファンになってたと思います。本当に毎日、彼女のアルバムを聴いてて、夢心地だったのですから。


彼女の歌には、センチメンタルな歌詞が多くて、始めはなかなか気恥ずかしいものがありましたが、慣れると結構クセになります(笑)。そういう意味では、歌が上手いというのはホント素晴らしいもの!ですね。


ただ、彼女のファンなら誰でも実感すると思いますが、シングルで発表される歌のほとんどが何故か”選曲ミスだろう!”と思うような曲ばかり(汗)。巷で代表曲に挙げられている『タッチ』以外にGOOD!と思った曲はわずかに数えるほど。なのにアルバムのクウォリティの高さは群を抜いており、本当にマーケティング*2の失敗としか思えない、不運なアイドルだなあ、という感じでした。


オリジナルソングには、LPが擦り切れるほど聴き、あれから20年経っても今でも変わらず大好き、と言える愛おしい曲がいっぱいあります。またアイドル全盛期に売り出されたのもどちらかというと不運だったのでしょう。


宏美さんがシットリとした大人の女性系だった分、元気少女を演出されていたような良美ちゃんですが、むしろ彼女の持ち味はその”元気さの中に垣間見られる、乙女心の揺らぎ”のようなものではないかしら、と思いました。

【 再会のとき 】


こんなに大・大ファンなのに、ナマで歌を聴くチャンスがなかなか無いのが地方の悲しさ。当時、わが町は知名度はあっても中程度の人気者だとコンサート会場はガラガラという悲惨な土地柄*3でしたから、良美ちゃんのコンサートなど夢のまた夢。まして東京までコンサートを聴きに行けるような年頃ではなかったですし・・・。


それでも当時からちょっとミーハー度の高い(?)子供だった私は、地元テレビ局のイベントやキャンペーン会場で1,2曲程度にも関わらず、彼女のナマの歌声を聴きに行きました。→ 今思っても涙ぐましい努力だなあ、と思いますね。


やがて歌番組からちょっと離れてTVで女優として活動していく頃には、私の中でも良美ちゃんはだんだん”過去の人”になっていってたのですが、数年前、歌手として再活動を始められ、ライブハウスで歌声を聴く機会に恵まれました。


現在彼女のお気に入りのフランスっぽいオシャレな曲調はあまり好みではないのですが、40歳を過ぎてもアイドル時代の歌声と何ら変わらない、というその透明な歌声には驚愕しました。


会場には”いい歳頃”(笑)になったかつての男性ファンも詰め掛けており、時代の流れは感じたものの、学生時代に熱烈愛した歌声をこうやって今でも聴けるというのはすごい贅沢だわ・・・と夢のようなひとときでした。


昨年は堀ちえみちゃん、石川ひとみさん、との合同コンサートも開かれ、そこでもミニコンサートを楽しむことができました。5人の男の子を産み育ててる堀ちえみちゃんの変わらぬアイドルっぽさに驚き、元親衛隊達の「ち・え・みちゃーん!!」という大歓声も体験して、なかなかに面白かったです。良美ちゃんには本当にこれからも良い歌を歌い続けて欲しいですね・・・。


  いくつになってもアイドルは永遠です。。。


iwasakiyoshimi.com


まさに良美ちゃんの傑作選!CD化されたとき、夢が叶った、と感動しました。一生涯、我が家の家宝となるでしょう。


インディーズレーベルで発売されたフランス系名曲集。「涼風」のリメイクはかなり雰囲気が違います。

*1:今や'ちゃん付け'は微妙ですが、まあとりあえず良しとしましょう

*2:当時はこの言葉は一般的ではなかったものの

*3:川合奈保子ちゃん、榊原郁恵ちゃんのコンサートも1000円の割引券で見に行けたほど。