本日またしても宝塚ファンにとっては大きなニュースが入ってきました。星組トップ、湖月わたる君の退団発表です。韓国公演の勇姿、フェルゼンの悠然とした立ち姿でまさに最高に油がのってきたこの時期の退団は、覚悟していたとはいえなんとも惜しい。。。その第一報を聞いたとき、自宅へ帰る道すがら、満月が悲しいほど美しくて、なんとも言えない寂しさがこみ上げてきました。
退団については、まだあまり実感がないのですが、わたる君は”往年の宝塚”を感じさせる最後のトップさんだった気がします。*1大きくて大らかで、包容力もあって、たまらなく憧れのアニキ(笑)でした。先のことはまだ分かりませんが、最後の最後までわき目もふらず、あれやこれやなぎ倒す勢いで!突っ走っていって欲しいです。
何故かふと『長い春の果てに』の(周りで皆が歌う中、笑顔でセリ上がっていく)クロード役のわたる君が浮かんできます。何気ないシーンなのに胸に焼き付いていたんでしょうね。そういえばあの笑顔は胸をえぐるような切なさがあった気がします。星組トップでカッコ良くキメてる頃より、専科であちらこちらに特出して、いっぱい汗をかいて頑張っていた頃の姿ばかりが思い出されて・・・ホント不思議なものです。
※追加情報:産経サイトをリンクしました。詳しい記者会見の内容ですが、読んでこれまたほほーと感心しきり、の内容でした。まさか現在も大検の勉強中だったとは。わたる君の爪の垢でも・・・な気分です。
◆産経ENAKの退団記者会見の記事:
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宝塚スター名鑑。今年の表紙は、わたる君でした!なんだか余計に寂しさを感じます・・・
*1:彼女から下の世代は、私にとっては新種の気風を持つスターばかり。