雅・処

好きなアイドル・俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

Kaya 8/9「Ophelia」インストアイベント

正直言って、まだジャスミンさん(Versailles)の訃報から立ち直りきってはいないのですが、昨日私なりの弔いの機会*1があったこともあり、気持ちは少し落ち着いてきました。ふと気付くと”喪失感”に立ちすくむ今日この頃ですが、後ろ向きのままではいけない(自分に言い聞かせるように)と、8月9日のKayaちゃま来仙からスタートしたいと思います。


この日は生憎の雨。自称「雨女」のKayaちゃまらしい・・・お天気。この日のインストアイベントは、トーク&サイン会のミニイベントでした。ライブにばかり気をとられて、あやうくイベント開催に気付かずにいるところで、限定64人という枠に入れるかヒヤヒヤものでした。会場となったlittle HEARTSは、地元のファッションビル、フォーラス7階のビジュアル系専門ショップ。


正直、市内にV系の専門店があるなんて全く知らず、ビックリしたものです。またすぐ隣にはゴスロリ服系のショップもあって、「ほうほう・・・ここで一通り揃えるわけね」という感じ。そして、かなり気合の入ったロリータファッションのコスプレ少女ファン達が20名ほど、little HEARTSの側にたむろっておりまして、ちょっと圧倒されました。通りがかった小学生達が目を丸くしながら、キャッキャ騒いでおりましたが、おそらく関東方面の筋金入り遠征ファンじゃないかな?と。

黒衣の花嫁?登場】


20分ほど遅れて、kayaちゃま登場。新曲「Ophelia♪」ジャケットの衣装を着て登場しました。上から下まで黒のゴスロリファッション本家という感じです。お気に入りの黒ベールは、元々はウェディングベールだそうです。足元まで見えなかったのが残念でしたが、写真を見ると、結構ミニのフリフリスカートのようですね。


司会は男性店員さんでしたが、お得意?のイジリからスタートしました。「おいくつ?」「あらアタクシの5歳上ね。」(永遠のハタチ・・・ですからね(笑))。意味深な微笑とKayaちゃま得意魅惑のトークですぐに誘い込んでおります。店員さん、本気で照れてました。イベント自体は、10問の質問に答える形で、その後サイン会という流れ、1時間超という短い時間でした。


この日のKayaちゃまは、朝5時に出発して高速道路を飛ばしてきたそうですが、雨と渋滞でかなり遅れたとのこと。疲れているので眠りたかったのですが、結局隣で話かけられて起きてたようです。新曲が有名な戯曲「ハムレット」の”オフィーリア”を意識して作った作品だということですが、そこまで原作を深く掘り下げているわけではない、と言ってましたね。


何度か「原点回帰」ということを強調されていたので、昔のユニットであるSchwarz Stein時代のゴシック風を感じさせる曲なのでしょう。CDを受け取ったのがこの日だったので、未聴のままイベントに行ってしまいましたが、帰ってきてから聴いてなかなか気に入りました。「Ophelia」は、打ち込みが派手ですがピアノの旋律が美しく、Kayaちゃまの曲にしては歌詞がどぎつくなくて物語のようでスンナリ聴けてしまいます。


Rose Kingdom」の方がもっと激しく、やや不気味なグリム童話のような世界を創り上げてます。メジャーデビュー以降、ポップスやシャンソンなど、いろんな歌にチャレンジしていた分、昔からのファンからは、「一体、どこへ向かってるのか?」と不満や物足りなさを感じていたようなニュアンスを感じることがあったので、本人もそろそろ・・・と思ったのでしょう。

【イベントとサイン会】


10の質問は、あまり差し障りのない内容ばかりで印象に残ってるものは少ないのですが、好きな花→「深紅の薔薇」。仙台で浮かぶ食べ物は→「やっぱり牛タンかしら。」童話で自分をたとえるなら→「白雪姫とかは絶対なくて(笑)○○の魔女」。最近ハマってもの→「新しい○ラ○エ*2、面白いのよ〜。でも、バレたら、マネージャーさんに怒られるから内緒よ。」男と女の印象→「男は弱い。そのか弱さが魅力。女は狡猾。やっぱり女のほうが強いわよね。」


面白かったのは、仙台のお客さんのイメージ。ライブでもその話は出たのですが、全国各地でノリは異なるものの、仙台は「独特」だそうです。うまく説明できないけれども、「独特」と何度も繰り返していました。Versaillesと一緒にツアーで来た時も、「Kamijoさんと話してて”仙台・・・だよね〜”と」思ったとか。


最近はよく分かりませんが、昔から仙台人って”情熱”を惜しげもなくぶつけるのがヘタで、なかなか燃え上がらないところがある気がします。バーンと始めから弾けまくることがあまりなくて、少しずつジワジワと火がついていくから、アーティストからは「あれ?」って出鼻をくじかれるかもしれない。あまり見え透いた”アオリ”なんかされると、白けちゃったりしそうなマズイ空気が漂ったりして。ま、奥ゆかしいんです(笑)。そういうところ嫌いじゃないんですけど、私は。


「ツアーで各地を廻ってる時の楽しみは何ですか?」みたいな質問があって、入ったことのない現地のバーに行って、カウンターで店員さんとお喋りをするのが好き、と答えておりました。サラリーマン、には見えるわけないので、美容師関係と職業を偽ってるそうです(笑)。そばで会話を盗み聞いてみたい〜!と一瞬、悶えました。


そんなこんなでサイン会。握手はダメでしたが、一人一人順番に好きな品物にサインしてもらっていました。不思議に静かな時間。生写真やCDジャケットに書いてもらっている人が多かったので、悩みつつも、ミニ色紙に書いてもらいました。初めて至近距離で見るKayaちゃまは、細面の顔に一際黒いアイラインが強烈で、その”形容しがたい”強烈なイメージを脳裏に念写してきました。


余談ですが、私は昔からサインは自分の目の前でしてもらってこそ本物、だと思ってます。子供の頃、テレビの中のタレントが地元でコンサートをやるなんていうと、「これって本物なのかな?」とまるで影武者じゃないか、と半信半疑で見ていました。まだ新幹線も開通してなくて、東京が外国のように遠い時代でした。


さすがに今はそういうこともないし、サインも大抵本人が書いてるものだと思っていますが、やはり昔感じた思いはどこか根底にあって、サインは本人に目の前で書いてもらってこそ意味がある、という感じです。この日、Kayaちゃまは私にとってようやく「ホンモノの人」となりました。


次はライブの感想を書きます。


Ophelia

Ophelia


実体験を歌詞にする”歌姫”だけあって、切ない悲恋の曲が多いのですが、今までどんだけ苦しい恋をしてきたのか・・・と別な意味で凄いなあ、と感心します。

*1:後ほど書きます

*2:本人の意向を重んじて伏字にしております。