雅・処

好きなアイドル・俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

エンタメ・メジャー界にも侵食するBL旋風!?

あの俳優もこの俳優も、一体どうしたの?

コミック界はともかく、実写映画界ではこの10年ほど静かなムーブメントとしてBL映画が人気を獲得していってます。かくゆう私も、男女の恋愛映画は、ほとんど見なくなって久しいのですが、個人的な好みの問題というだけではありません。ただ見た目キレイなだけで、演技力も足りない”頭からっぽ”な若手女優(イケメン俳優も)に頼っただけのしょーもない恋愛映画なら、マンガチックな非現実世界のBLのほうがまだマシ、という感じなのです。


今の時代、恋愛の障壁となるような大きな問題もありませんし、純愛でクラクラと酔わせてくれるだけの力量ある作品もほとんどありません。そうだなあ、韓国ドラマ好きではないですが、およそ『冬のソナタ』あたりが最後、だったかもしれません。恋愛映画は、”女優の魅力”が肝。子供の頃は、大映ドラマにもハマッてそれなりに非現実的なストーリーを楽しんでいましたが、今はウットリ見られるような女優が本当に少なくなってしまったので・・・。


しかし、BLブームもかなり密やかに秘めやかに、という状態で、映像世界ではほとんど無名に近いような2.5次元あがりの役者がやるもの、と思っていたら、最近はかなり有名な役者達がどんどんチャレンジ(?)しているという状態。特に昨年ぐらいからすごい勢いで増えてる気がします。BLとゲイの垣根はかなりアバウトですが、いくつか挙げてみます。

無伴奏」 斉藤工×池松壮亮 (2016年3月26日公開)


'70年代の仙台を舞台にした青春群像劇とのこと。主人公の隠し持った秘密として、物語の中で親友2人の関係が色濃く現れるようですが、裸のショットも公開(なかなか麗しい)されて、ややネタばれとなってますね。映画は未見ですが、レンタルで必ず見ます!映画を見に行っても良かったのですが、昔から成海璃子ちゃんが苦手だったので・・・。


工君は、久しぶりのBL帰還ですから、驚きはありません(笑)。きっと照れも”てらい”もなく、エロに徹してくれるでしょう。このところ大人の役者に急成長している池松君のほうが楽しみかも。


怒り」 妻夫木聡×綾野剛 (2016年9月17日公開)


「悪人」に続く吉田修一(原作)&李相日(監督・脚本)のコンビの作品。豪華なキャスト陣で話題のようですが、予告編を見ると相変わらず血がほとばしって痛そうな映画です。妻夫木君がゲイ役のようで、綾野剛君との絡みもそれなりにありそう。あまりにイケメン同士過ぎてちょっと現実感がなさそうですけど、お二人目当て(おいおい)に見たいと思います。


ただ、妻夫木君って相手が男性でも女性でも基本的に爽やかすぎて、あんまり色気を感じないタイプだからなあ~。どれだけ化けるか、でしょうね。

「彼らが本気で編むときは、」 生田斗真×桐谷健太 (2017年2月25日公開)


個人的に一番期待している作品ですね。『かもめ食堂』『めがね』で有名な荻上監督が自ら渾身の一作!と言ってるそうです。スローライフな映画はあまり好みでないので、監督の有名なヒット作品もほとんど見たことはないのですが、この作品は今までの作風とは異なるようなので、楽しみ。斗真君がトランスジェンダーということなので、どちらかというと擬似女性と男性のカップルになるのかな。桐谷さんもすごく味のある役者さんだから楽しみです。

kareamu.com

「鱈々(だらだら)」 藤原竜也×山本裕典 (2016年10月銀河劇場) 


演出家・蜷川幸雄さんの告別式での涙の弔辞が記憶に新しい藤原君ですが、今年の秋に初の同性愛者役で舞台に立つそうです。韓国の戯曲だそうで、相手役は山本裕典君ですが、どちらかというと片思いに苦しむような役どころのようです。これまでも散々運命に翻弄され、苦悩する役をこなしてきていますが、叶わぬ愛に苦悩する藤原君、見たいわ~!

www.sponichi.co.jp

「ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン」 阿部サダヲ×岡田将生 (2016年7月シアターコクーン


松尾スズキ作・演出。すっかり出遅れてチケット総売り切れ(涙)、という状態のようですが、こちらもBL風味のあるお芝居のようです。岡田君演じる美しい男娼に魅入られるのがサダヲさんということで、物語はともかくとして、かなり面白そうな内容ですね。ナマで見られなくても、せめてDVDになってくれるとありがたいです。岡田君は、ゲイ役続いているみたいですね。

www.bunkamura.co.jp


ちょっとこれだけ続くとなんか一過性のブームの香りがしてしまうので、もう少し出し惜しみして欲しい・・・気もしますね。それにもっともっとドキドキするカップリングがありそうな感じなので頑張って欲しい。商業映画や演劇で、どこまで成果あがるのかしらん。


www.oricon.co.jp