芸能ニュースが熱い2016年
申年は、いろいろと波乱含みの年なんだそうです。年が明けてから早１ヶ月が経ち、あまりの速さに驚くと同時に、いろいろと世間を賑わせている芸能界発の事件がいっぱいあるなあ、というシンプルな感想を抱いておりました。
中でもSMAP解散騒動は、なかなかヒートしましたね。とはいえ、私はSMAPのことをデビュー前からアイドル誌で知っており、12歳当時の「慎吾くん、チョー可愛い！」と少しだけ盛り上がっていたものの、デビュー後はほとんど興味を失って*1、ジャニーズアイドルの中でも、最も興味のないグループだったんです。
嵐にも全く食指が動かないですし、おそらく超人気グループ自体が苦手な体質なんでしょう。とはいえ、普通にお茶の間を賑わせて20年のＳＭＡＰですから、好きでなくてもそれなりに目には入ってきます。'90年代にヒット曲「がんばりましょう」「青いイナズマ」等を連発し、音楽番組でダンスメドレーなどを楽しませてもらってました。
いっとき映画やテレビなども、「もういいよ」と見飽きるほどに顔を出していましたし。人気が落ち着いて中年期を迎えた現在は、中居君がＭＣの番組を結構見ていて、話術の上手さに感心していた昨今。一人ひとり個性も際立ってますし、ピンの仕事も多いので、今更解散でも独立でも全然驚かないですし、むしろ彼らにとってはその方がいいのでは、と思ったことも何度もあります。
ただ、今回はあまりにも事務所内での内紛、権力・派閥関係、女の闘いの見苦しさが酷かった。その余波で解散の憂き目に合わされてしまうかもしれない、当代随一の功労アイドルに、ファンでもなんでもない、一般人の多くまでもが「ちょっと待ってよ～」という気分になったのだと分析しています。
【SMAP×SMAPでの公開処刑がまた･･･】
黒スーツを着て、５人並んでのスマスマ特別放送の回。その様子を見た芸能人の誰かが「お葬式か」「お通夜か」と酷評しておりましたが、そのイデタチも異様ならば、並び順やメンバーコメントも異様に感じられた、謝罪の時間。顔面蒼白、深い苦悶の表情で、搾り出しながらコメントしていた（木村君以外の）４人。あの放送後から、世間の潮目が変わり、そんなに辛いのだったら解散＆独立してもいいよ･･･（むしろその方がいいんじゃないか）という声が増えました。
なんだか映画よりもドラマティックな筋書きだったと思います。時代遅れの芸能事務所の流儀やメンツに押しつぶされているメンバーに胸の痛みを覚えたのは、私だけではないはず。ジャニーズ事務所の横暴さは、それこそ昔から有名で、同世代の他事務所のアイドルを締め出したり、退所したアイドルが活躍できないよう手を打ったり等、そのえげつなさは相当のものでした。
落ち目となって、裏切り者*2として去っていくタレントには情け容赦ない、というのはまだしも、自分達が手塩にかけて育てて大きくし、今なお充分に人気者であるＳＭＡＰにまで、こんな見せしめのような”いたぶり方”を見せるのか、という呆れた思いと同時に愕然としました。
まして、後ろ盾*3を失った彼らが、今後、適度に干されてしまうのではないか･･･ということも、思わなくもない。今回の騒動で、衆人の目がある分、そこまで露骨なことはしないかもしれませんが、あの事務所のこと、どうなることやら、です。今回の騒動で、事務所が一番評判を落とした、ということで、所属するアイドルグループ全てにマイナスになった、という声もありました。
あの謝罪会見（？）を見て、やっぱり中居君については、何か波乱ぶくみがありそうな気がしてしまいますね。というか「オマエはそれでいいのか、中居？」と思ってる人はかなり多そう。彼の、いつも以上に鋭くなっていた眼光が強烈でした。他人に理不尽なことをされた人の”怒り”の目、あの目を私は忘れないかもしれません。
いまだジャニーズの人気は、疑いなくすごいものです。組織力のすごさ、動員の半端なさももちろん実感しています。その一方で、若手俳優や舞台やミュージカルで活躍する男性タレントは、いつになく活気を呈しています。特撮、声優界、ビジュアル系バンド、ご当地アイドル、ご当地武者隊（笑）まで美形がわんさかいる時代です。
私の中では、少しずつジャニーズ帝国（少なくてもメディア寡占状態という）崩壊の足音も聞こえてはきているのです。キレイな男の子達の群雄割拠、それはもしかしたら今よりもずっと心踊る楽しい世界かもしれません。
そしてＳＭＡＰ。彼らがただの”負けたヒーロー”ではなく、「あの時、確かに世界が動いた」と後世に言われるような、ホンモノのしぶとさ、を見せて欲しいものです。そして、パラリンピックの閉会式で「世界に一つだけの花」を高らかに歌って欲しいものです。（なぜか正夢になりそうな気がしてます。）頑張れ！ＳＭＡＰ。
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