雅・処

好きなアイドル・俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

おあそビジュアル系 「薔薇ベルサイユ〜♪」(宝塚ソングより)

変化の少ない日々ではありますが、ビジュアル系界隈をチラホラとネットサーフィンして楽しんでいます。しばらく15日の日比谷野音までライブの予定もないし(もともと少ないのですが)、さしたるネタもないのですが、ないなりにちょっとしたことで楽しんでおります。


まずは、Versaillesさん。とうとう改名締切が過ぎました。一体、どれくらいの総数でどんな名前が着たのか興味深々です。何せ、ファンではない一般の方々もノリで応募していると思われ、どんなビックリな名前があるのか知りたいな〜なんて野次馬根性が高まります。


私も一つだけ応募してみましたが、まあダメダメでしょうね、という感じです。巷の風評でランキングを作ると、トップテン第1位は、「Versailles JaponJapan)」、第2位は「Versailles Rose」になると思いますが、そこまでベタだと敬遠されて、案外皆さんヒネった名前で勝負する気がします。


個人的に一番ウケたのは、外国のファンの子が真面目に考えた(?)らしい・・・

 Versailles "Palace"(ヴェルサイユ宮殿

でした。普通なかなか考え付かない発想に、「どんなバンドよ?」って爆笑しちゃいましたが、その新鮮さとユニークさが光りました。

【HIZAKIのルーツ】


8/26発売された『ROCK AND READ』を買いました!特集の目玉は、謎のベールに包まれた技巧派&薔薇の似合う姫ギタリスト、HIZAKI君のロングインタビュー。前号のKAMIJO氏が素顔に近い写真だったので、どんなピンナップ写真を見られるか、もドキドキで。結果は、なんと驚きの着物&スーツ姿。わーお!


今まで見たことがない新たなHIZAKI君の魅力が溢れててウットリです。見慣れたロングドレス姿も良いけれど、シンプルでゴージャスなこういう格好の方が素敵さが増しますね。本当に”男”を忘れるほどの麗しさです。ビジュアル系の過剰な演出で固めてない、野外という背景がまたいい。


そして、大島さんの軽快なインタビューで明かされる真実の数々。幼少期〜少年時代は、母の趣味で女の子の服装をさせられていた*1というナイスな前フリがあり、野球少年、応援団長、ジャニーズ系?と騒がれてモテモテの学生時代等、ひとまず「割と普通すぎて、らしくない」話から始まります。


兄をきっかけにギターを始めて、メキメキ上達し、いろんなバンドに誘われるようになってから〜今に至るまでの話は、彼特有のプライドと負けず嫌いの性格が要所に見られて「ナルホド」と納得します。一方でかなり精神的に病んでいた時期もあったそうですね。


HIZAKI君に限らず、バンドマンの過去には(売れる売れないに限らず)、バンドメンバーとの不和や解散のショック、金銭面での裏切りなど、ダークな部分が多いのは昔も今も同じなんですね。むしろ、「バンドで食えるわけがない」なんて思っていた彼が長いこと、この世界でよく頑張ってきたなあ〜という尊敬が芽生えました。女形のキャリアも長い。


面白かったのは、やっぱりVersaillesメンバーとの出会いです。特にJASMINE YOUさんへの印象が可笑しすぎで、立ち読みしながらニヤケまくりでした。そうか、「JASMINEさんは昔からアレが地だったのか・・・」と。それから、KAMIJO氏のHIZAKI君を戸惑わせる行動の数々にも。やっとバンド結成が具体化しつつあった矢先に、「やっぱりソロやりたい」って言い出しちゃう超マイペースなKAMIJO氏(→大丈夫か、アナタは?!)等。


女形に対する覚悟については、再認識できてホッとしましたし、HIZAKI導入編としてはとても役に立つインタビューでした。この雑誌では、他のバンドのメンバーインタビューもあるので、今のV系を知らない私にも参考になります。本人の考え方や人となりが分かるので、大きく好き嫌いが出てしまうかもしれませんが、どんな過去を持っていても、真剣に音楽を演奏している姿は皆素晴らしいなと感心してます。


それにしても、ある意味バックボーンとしては、TOSHIとか大槻ケンジさんの方がすごく身近に感じてしまうのは、ほぼ同世代だから・・・なんでしょうね(汗)。オーケンのV系談義は、本当に面白くてツボです。というか、音楽論よりV系や同人文化?のオブザーバーとして昔からよく見かけます、この方。筋肉少女帯については、昔から一曲も聴いたことがないのに見慣れてる、っていかに凄い露出か、と。


V系ヒストリーの世界で、日本のロックに貢献したはずの聖飢魔Ⅱ横浜銀蝿裏日本史に追いやられている、という発言には思わず唸りましたし。彼の発言は、いつもどこかかしら冴えた響きがあって(やや自嘲的でもあるけれど)とても親しみを覚えてしまうんです。言葉であって”音楽”ではないのがすいません(苦笑)て感じですが。。。


ROCK AND READ 20―読むロックマガジン (20)

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本屋の回し者ではないけれど、HIZAKIファンなら永久保存版にしてもいいのではないかな?と思うほど良かったです。

*1:本人は物心つくまで気付いてなかったらしく後で写真を見て衝撃を受けたとか