羽生結弦君については、いつブログに書こうかな〜、とちょっと前から思いつつもなかなかまとめられず、地味に追いかけておりましたが、先程、ネーベルホルン杯の優勝という朗報を聞いてたまらず(笑)書いております。
この大会は、シニアの世界的な試合の中ではB級のものらしいのですが、いつもシーズン緒戦となる大会で新しい試合プログラムのお披露目の意味も兼ねて、結構注目度が高い大会のようです。この大会で優勝したことから復活の快進撃が始まった鈴木明子さんの例もありますし、日本選手も毎年、出場して良い成績をおさめておりますね。
ただ、(日本では)マイナーな大会のため中継がなく、会場ファンが撮影した動画などがアップされるかどうか、という状態です。でも、どんな映像でもいいので早くゆづ君の演技がみたいものです。SPもFSも4回転にチャレンジして、成功はしなかったものの、他のジャンプで加点をもらったり、総じて点数は良かったようです。FSも2位に10点も差をつけていたそうで。国際大会でも羽生結弦の名前は、轟いていくかしらん?
今季のプロは、まだショーの映像を見る限りですが、SP、FS共に力強さを感じさせました。段々と”男らしさ”も加わっていってるような。(個人的には、まだまだ少年性を無くさないで欲しいところですけど。)SPは、とにかく肩出しの青い衣装がキレイ。男子の衣装も最近、凝ったものが増えていますが、ジョニー・ウィアーばりの、お耽美な衣装を着られるツワモノはなかなかおりません。この若さにして恥じらいもなく、派手な衣装をピッタリ着こなせているのも実はすごいな、と。
FSは、白地にX型に巻きつけられた模様が入ってる衣装で、ロシア系スケーターのようなオーソドックスなもの。いずれにしてもスタイルがイイのでよく似合います。見せ場の高いジャンプよりも、渾身のステップとか表情、つなぎの部分がすごく情感たっぷりで、惹きつけられます。震災を経て、精神的に鍛えられたゆづる君の今が色濃く出てる作品のように思えます。
ゆづる君のファンブログもいろいろと出来ており、私も情報収集に使わせていただいてますし、スケートのファンブログは翻訳記事の充実が素晴らしく、もう脱帽しております。技の解説なんかも懇切丁寧で、そういうブログに比べると、ミーハーな勢い感想だけの私のブログって・・・!?と自問自答してしまうのですが、まあ「しゃーないな」って感じですね。
最近では、羽生くん関係の雑誌と彼が敬愛するジョニー・ウィアーの自叙伝なんかも読んでおりますので紹介しておきます。
【ゴールデンスケートサイト(英文)】
・ネーベルホルン杯記事:
Yuzuru Hanyu skates off with Nebelhorn goldHanyu wins Men's short at Nebelhorn Trophy
・初めての特集記事Yuzuru Hanyu: Shooting for the top
→ だいぶ前に掲載されていた記事ですが、やっとお知らせします。翻訳してくれているブログも幾つかありますが、直リンクはちょっと難しいようなので、探してみて下さい。
日本男子フィギュアスケートFan Book Cutting Edge 2011+Plus (SJセレクトムック No. 99 SJ sports)
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本屋で立ち読みしてから、購入しました。くそぅ、やられた!カラー特集10頁。そんなに出るなら表紙にしてちょーだい(笑)。決め手は、最初の頁の”上戸彩ちゃん似”のはにかみスマイルでしょうか。ジョニーからのコメントもありましたし、選手達のたっぷりインタビューは、興味深いです。そろそろ羽生君単独本も出て欲しいなあ・・・。
- 作者: ワールド・フィギュアスケート編集部
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こちらは、ジョニー・ウィアーとのたっぷり対談、カラー3頁。笑顔のツーショットもいいですね。ジョニーが羽生君を知ったのは、'10世界ジュニア優勝だったとことも判明。すでに羽生君の誰にもない個性を感じ取っていた、というのはサスガ。
ジョニー・ウィアー自伝 Welcome to My World
- 作者: ジョニー・ウィアー,田村明子
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まだ全部読みきってませんが、かなり面白いです。現役選手時代のスケーターとしての演技より、彼のズバズバと歯に衣着せない発言が面白くてその「人となり」に興味があります。もちろん、羽生君のことがあってより親しみを覚えたのもありますが。スケーターとしてのプライド高さと繊細な美的感性を伺い知ることのできる自伝。本書でカミングアウトしたことも有名ですが、率直で違和感なく好感持てました。