雅・処

好きなアイドル・俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

韓国・ソウル雑感(その2) ちょっこら観光なんぞも・・・

紅葉

3泊4日の短い滞在時間で(しかも半分は宝塚観劇・・・汗)行けた観光地と言えば、昌徳宮(世界遺産)、仁寺洞、明洞だけでした。

その他に散策コースとして宿泊したコリアナホテルに近い光化門界隈、ワールドカップで有名になった市庁とソウル広場、市民の憩いの場となっている最新スポット・清渓川といったところです。他にも幾つか興味深い観光地もあったのですが、何せ時間が足りず、ちょっと残念でした。それでも1日しかない観光日をキョンちゃんの案内のおかげで随分と無駄なく廻れたと思います。ハングルと格闘しながら自力で廻るとなるともっと手こずったでしょう。


初めて観光ガイドを見たとき、「ソウルって見所が多いじゃない!」とちょっと驚きました。首都というとどうしても東京のような開発された近代的なビル群のイメージをおぼろげに持っていたのですが、韓国特有の瓦を乗せた塀の下を歩き、あちこちの古い門構えを見るとまるで京都のような趣き。実際には、神社仏閣や日本庭園などがあちこち散在している日本と異なり、ソウルの街中に宮殿などが寄り集まっているので”古都”の佇まいも感じられました。季節はまさに秋真っ盛り、ということで東京ではついぞ見る機会がなかった紅葉を楽しめて嬉しかったです。

清渓川

朝からホテルのすぐ近くでCMかなにかの撮影をやってました。残念ながら、有名人はいそうにありませんでしたが(笑)。まずは清渓川を軽く散策。47年ぶりに復元された、というこの川は幅も狭くて可愛らしいのですが、道路から川のせせらぎのすぐそばまで下りていけて、綺麗に整備されたお散歩コースとなっており、確かに歩いてみるととても快適な気分になりました。次の日に(これまた日本とソックリな)朝の情報番組でも特集されてて、出勤するサラリーマンがわざわざ清渓川の散歩コースを歩いている様子や近くのレストランが予約で大繁盛している様子などが放送されてました。夜はライトアップされてとても綺麗なようですが、見逃してしまって少し残念でした。

 

仁寺洞

仁寺洞は、ガイドブックで見たときに最も興味を引いた場所。韓国の伝統的な商品が沢山売っていて確かに購買意欲をそそられましたが、あまりに沢山のお土産物屋が立ち並び、同じような商品を見てしまうとどれを買うか悩んでしまいます。目抜き通りを歩いたせいか、本にあったような古式ゆかしい町並はあまり目にできませんでしたが、それでもやっと韓国に来た気分になれました。外国人や日本人もやはり多い感じです。


買いはしなかったもののチマ・チョゴリにつける飾り紐などがなんとも凝っていて綺麗で目を引きました。実はこの通りを歩いているうちに欲しくなったのは、小物ではなくチマ・チョゴリ(笑)。値段も分かりませんし(高いでしょうねー)とてもそんな時間的余裕もありませんでしたが、そんなものを買えたらきっと我が家の「家宝」になるだろうなあ、なんて考えが浮かびました。


キョンちゃんの家でも年に2回ほどチョゴリを着て伝統的行事を祝うそうです。「着るのも簡単」ということでそれは本当に羨ましかったです。私の場合、着物を着るなんて20年に1回(笑)ですし、まず着付を習わなければ一人で着れないという超やっかいな民族服。しかも息苦しく、行動は制約され、足にはマメができ・・・(涙)。いつかもっと歳をとったら、粋に着物を着てお出かけする”熟年”に憧れている私なので道は険しいな、と。
どなたか”マジックテープ脱着式5分で着れる着物”というのを発明してくれないかしら(笑)?

昌徳宮

ここは、もういかにも史蹟!という風格がありました。日本語ガイド付ツアーが1日3回しかなく、ツアー付でなければ勝手に入れません。日本人観光客がぞろぞろ50人くらい集まって一緒に廻りました。


日本語ガイドの韓国人のお姉さんは、説明するのも歩くのも早い。制限時間内でちゃんとツアーを終えるために、観光客が半分も集まらないうちに説明を始めてしまうのです。日本だったら「皆さん、集まりましたかー?」なんて一声あってからスタートするでしょうから、1時間30分ではとても無理かもしれませんね。説明はしっかり聞きたかったのですが、寝不足やら、日差しを直に受けて暑いやら、写真も撮りたいし・・・なんて気もそぞろ、友人二人は気付くと姿を消してますし・・・。

 
 

学生の時以来ということで写真が趣味のキョンちゃんは日本人の私達以上に真剣に写真を撮ってました(笑)。そういえば、宝塚スターの”出待ち”をしようと夜更けに会場前で待っていた時も、プロのような真剣な表情で、持ち場からはるか遠く離れて建物の写真を撮っていたっけ。密かに「被写体って、そっちなの〜?!」と、そのシチュエーションがなんとも面白かったので今回も「まあいいっか」と思いつつ、後半はガイドからすっかり遅れて王宮をぶらついてました。


反り返った屋根が印象的な韓国建築の王宮は、なかなか広く道も整備されていて、とても観光地らしい場所でした。写真を撮るスポットも多くて観光客にはもってこいなのですが、そこで暮らしていた昔の王室の生活ぶりを想像するには、ちょっと整備されすぎのように感じました。派手さはないけれど妙に安らぐ女官達の住まいや、金馬門という小ぶりで実にシックな門の風景が気に入りました。また帰りに歩いた山道や散策路(写真)も思い出深いです。

  

明洞

ソウル一の繁華街で、若者が多く、流行やファッションで有名な街。ストリートに一歩足を踏み出すと、そこはまさに「原宿・竹下通り」を思わせました。現在の私でも通常の倍は元気がないと滅多に歩かなくなっているような若者街。押し寄せる人波に言葉もない感じです。


思考回路ゼロ状態で、Eちゃんのショッピング魂に圧倒されながら付き従うだけ。途中、まさに”原宿名物”海賊版ショップを見かけました。ああいう店の海賊版グッズって出所は全く同じなんでしょうね。写真のレイアウトから文字の載せ方まで日本で見かけるのと全く同じ。もしかしたら逆輸入か、はたまた裏ルートがあるのか。いずこも同じでしょうか。


化粧品にも取り立てて関心はないのですが、「THE FACE SHOP」という韓国に200店舗ある*1という噂の自然系化粧品店が面白かったです。白を基調にした清潔感ある店内に果物が原料のよりどりみどりの基礎化粧品が並んでいて確かに好奇心をそそります。ここでも猛烈な勢いで試供品を試している韓国人の若者達には目もくれず、我々は即、店員さんの標的に(汗)。上から下までまさに’典型的な日本人’の私はこういうときに有り難くないなーと感じてしまいます。ボーっとしばらくうろついてそれでも高麗人参パックなる怪しげな商品など購入してしまいました。


この店のイメージキャラクターは、クウォン・サンウ。ソウルで一番見かけたのは彼の顔でした。ドラマを見てないのですが、名前を覚えたくらいだから日韓でかなり人気の高い俳優さんだと思います。気付けば彼のポスターが買い物袋の中に入ってるし(汗)、沢山買い物をしたEちゃんにはクウォン・サンウの顔付マグカップがおまけ*2につきました。微妙に喜べないおまけでしたけど(苦笑)、いつか縁があってスクリーンでお会いできる日もあるかもしれません。とりあえず、日本にオープンしたらこの店には行ってみたいなと。

*1:もうすぐ日本にも一号店ができるとか

*2:韓国は商品を購入した際の’おまけ’が有名だそうです。