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雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

『恋の骨折り損』観劇記(1) 恋焦がれた女役に、やっとご対面!

フィギュアスケートにうつつを抜かしていたため、かなりタイムラグが生じてしまいましたが、先週東京で念願の舞台を見に行きました。巨匠、蜷川幸雄氏演出の”男だけのシェイクスピアシリーズ”『恋の骨折り損』です。この舞台は、半年ほど前から何度かチラシをもらっていて「どうしても見たい!」と熱望していた芝居でした。


キャストもなかなかの人気役者揃いですし、男性のみという話題性、更に好評を続けているシリーズということもあってチケットはかなりの入手困難状態と予想していました。それより難しいのが日程で、東京の上演期間中に大きな仕事が入りそうだったため、事前に予定が全く立てられない状態。ほとんど諦め状態・・・でも諦められない(涙)という嘆きモードで日を送っておりました。


何故にここまで拘ったのかは、至極シンプルな理由です。去年、「男だけ〜」シリーズ『間違いの喜劇』のTV舞台中継で私を驚愕させた若手俳優、月川悠貴君の”女役”に会えるチャンスだったから。「ああ、神様ってなんてイジワル・・・あんな神々しい姿を見せられたら、会わないわけにいかないじゃない。」と勝手に一人盛り上がり、こりゃまたどうしようと、(自分自身が)悲喜劇状態でした。


ラッキーなことに時間が取れた!が、当然チケットはない。まさか当日券なんてないわよね、と半ば諦めて会場に電話をかけると「若干枚ですが用意してます」の声。そこから、無駄な徒労になるかと迷っていたのですが、やはり体は埼玉に向かっていました(笑)。都内から凡そ1時間、駅に降りると2年前に『近代能楽集』を見て以来の懐かしい風景が目の前にありました。


確か往復歩いて会場に行った、という記憶があったのですが、時間が惜しいやら筋肉痛もひどかったのでタクシーに乗り込みました。しかし走り出して「あれれ?」と思うほど劇場は近く、やっぱりタクシーは大仰すぎ、と冷汗。それでもこれまた幸運なことに残り2,3枚となった補助席が確保できて、すでにこの時点で半分昇天状態。


劇場内に入ってみると、決して狭苦しくはないのにどこかこじんまりとしていて、かといってどの席でも見やすい、なんて理想的な劇場なんだろう、と3回目にして始めて気付きました。

通路席は、役者の通り道】


開演直前、中世の衣装を纏った楽器隊がロビーを悠々と歩いていました。何かワクワクするような思いを抱いて、着席しました。開演と同時にさっきの楽器隊がまず楽しく演奏しながら入ってきて、その後に続く形で役者達が次々にお目見え、通路席を横切り舞台へと上がって行きます。私の座ってる席の真後ろを貴公子達がカッコよく通り過ぎていきました。


反対サイドには、華やかな淑女達(→全員男ですが)が、楽しそうに愛嬌を振りまきながら歩いています。真っ先に紫のドレスを着た姜暢雄君が目に入りました。スタジオライフで彼の女役は見慣れたものですが、所変わればなんとやら「さすがに綺麗だわ〜。」と驚き、人一倍”デカイ姫”*1であることすら忘れてしまいます。そうこうしてはいられない、目指すは悠貴君!


そこにふと、まるで人々の目に留まるのも恥らうような奥ゆかしさで存在していたのが悠貴君でした。派手なお祭り騒ぎのオープニングの中、口元にもほんのり笑みをのせていますが、登場していたときから圧倒的に「姫」でした。とはいえ、今回は王女に付き添う女性だけに清楚さがにじみ出ていて、もはや完全に生身の「男」を捨て去った存在感にシビレまくり。


「いかんいかん、こんなところで意識を失っていてはいけない!」と自分に言い聞かせながらも、ふと恍惚モードに陥っている自分。可憐さは想像通りではありましたが、生きて自分の目の前で動いてる彼を見ると本当に言葉がないほどの幸せです。そして、ここへ連れてきてくれてありがとう、とすでにこの段階で何かに感謝したい気分でした。


舞い上がってるうちに、またまた長くなったので続きは次回へ。(ってまだろくな感想書いてない・・・(汗))

*1:身長180cm以上ですから。