雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

『美貌のディテイル』完成披露試写会(1)

タクミくんシリーズ第三弾

せっかくの聖夜にふさわしいネタかどうか若干迷いましたが、昨日のイベントなので時系列的に取り上げることにしました。また全国的にも先駆けてこの映画の試写会と麗しいゲストさんを見られたこともあり、ムズムズ書きたい気持ちでしたしね(笑)。もうちょっと前置きを。


このところ、BL映画についてはあまりヒットがなく(というかもともと限られた需要と供給・・・のものですが)、『体育館ベイビー』と『僕の彼氏を紹介します』を見た程度でした。タクミくんシリーズは、主役はもちろん、キャスト総入替で第二弾『虹色の硝子』が作られたことは知っておりましたが、写真を見るとアイドル系?だった第一弾に比べて、なんか幾分地味になった感じですぐには食指が動かず。。。


しかし、動画で予告を見てみると「あれれ、知らぬ間に第三弾!?」と本当にシリーズ物になっていることに驚き、じゃあ第二弾を見てみようなどという気になって。で、見てみると主役のタクミ(浜尾京介)とギイ(渡辺大)のカップリングが、なかなかリアルに展開されていて、1作目よりとっつきやすい感じなのは確かでした。


その「リアル」というのは、全身”女の子っぽいムード”を漂わせてる浜尾君のタクミと恐ろしくガタイが良くて落ち着きのある大輔君のギイという組み合わせが、どこまでも非現実な物語(笑)の中で、微妙な安定感を醸し出していたからです。作品レビューもなかなか良かった理由がこれか、と納得。


ただしこの第二弾、私の苦手な難病物でもあるため、物語自体は好きになれませんでした。森田を演じる日和佑貴君があまりにも可愛かったことや乙女チックで繊細な描写が綺麗だったことがポイント。彼と鈴木(高橋優太)のピュアでもどかしい愛情表現が印象に強く残り、肝心のタクミ&ギイの関係がとってつけたように感じられました。

【第三弾は目の保養に最適】

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まだレイトショー公開も1ヶ月も先なのですが、地元で『美貌のディテイル』先行試写会が決まり、ゲストに渡辺大輔君や齋藤ヤスカ君が参加&握手会もあると聞き、迷ったものの「えーい」という気分で行ってきました。


会場の若林区文化センターの大ホールは、700名ほどの収容人数があるのでかなり広い印象。東京方面からも二人のファンが多数駆けつけていたと思いますが、前方ブロックに集められた数は150人ほどでしょうか。


スクリーンも思ったよりずっと小ぶりで、上映が始まってもビデオ映像を見てる雰囲気でした。DVDで見てもやたらと登場人物が少なくて、チープな”手づくり感”漂う作品なので、自室で見てるのとそれほど違和感がありませんでした。またストーリーも大変シンプルで、なんら難しいことはありません。


あらすじ:3年生に進級し、階段長*1として新入生を監督する立場になったギイは、眼鏡をかけてタクミによそよそしい態度をとるようになる。ギイに心変わりをされたと思い込んで動揺するタクミは、克服したと思っていた人間接触嫌悪症が再発し、一人孤独を抱えて苦悩する。そんな二人を見兼ねた仲間達は・・・。


このシリーズはずっとそうなのですが、とにかく少人数のシーンが多く、大半がタクミの心のつぶやきを追っかけています。学園の内部の撮影が多くて、登場人物がほとんど下界(外の雑踏)に出ないことや、限られた仲間達の関係性と心情を追うので、派手さもありません。見てるこちらもちょっと窮屈さを感じてしまうような閉ざされた空間の中で、延々「好きだ嫌いだ」と思い悩むタクミ&ギイ。


今回の作品はストーリーは単純ですが、以前の作品に比べてもやや重苦しいムードが漂ってます。ギイの愛を疑い捨てられたかも・・・と苦しむタクミと、自分の思いを押し隠して演技をしていることで、いつの間にか追い詰められていくギイとの対比に目を離せない感じでした。ちょっとした密室劇ですね。鬱々とハッキリしないシーンが続くのですが、こういう展開、実は好きだったりします。


やや難点は、第一弾『そして春風にささやいて』と重なる2人の出会いと馴れ初め(笑)の回想部分が分かりにくかったことです。台詞は同じですが、学園のセットが思い切り変わってますし、シチュエーションも微妙に違う。演じる二人はあまり変わってないので、回想なのか現時点なのか、一瞬「あれ?」っと間違うことがありました。


第二弾の時は、ちょっと苦手だった浜尾タクミの女の子っぽさが、ますますパワーアップ、見慣れるとギイの視線で「可愛いわ~」(笑)となってきます。いや本当に窓際のショット(回想シーン)なんて、思わず惚れるの分かる!!って感じ。対する渡辺ギイは、顎のラインがガッチリしてる(撮影当時、やや太ってたか?)のとガタイの良さでちょっとオッサンくさいと思わなくもない。


タクミと同室になる三洲(馬場良馬)という存在がちょっとポイントなんですが、もっとストーリーに絡ませてくれたら、生きてきたと思うだけにやや残念。赤池滝口幸広)のようにキャラだけ見てても楽しい役柄というのもありますが、この映画シリーズの一番不足なところが、脇役の人間描写が浅いこと。ただの”ゲスト出演”に終わってて歯がゆいです。


まあ、そんなことはともかく見どころはラストのラブシーン*2です。これだけで見た甲斐があるほどに色っぽいカラミが炸裂!いやあ渡辺君が上手いのか、はたまた受ける浜尾君が上手いのか、単に相性がいいのか(笑)、恋人同士にしか見えない素晴らしいエロティックさでした。これだけでもDVDは間違いなく買うな、と思わせてくれた二人に乾杯!浜尾君の白いうなじと肩が目に焼きついてます。


キスシーンもなんかとても見事で、「ひゃあ~」と感嘆の嵐でした。やっぱり渡辺君の”大人のオトコ”っぷりが、大いに役立ってるのもありますし、愛され慣れている感が漂う浜尾君は、「どこまでが演技?」と思わせて。二人とも台詞のシーンより、語らないラブシーンのほうがずっと素晴らしいかも(おいおい)。


と映画自体に予想以上に満足。思わず書きすぎたので、ゲストさんのトークショーは次回に。


※'10.6.21追記:DVD発売直後、オリコンデイリーチャート日本映画部門第1位、アマゾンDVDランキング部門8位というすごい売上になったそうです。絶対売れるな(笑)、とは思ってましたが、予想以上の滑り出しです。

◇halさんのブログ:091229 - そして青空は永遠に晴れたまま。
→ (恥ずかしながら)このエントリー記事をご紹介いただいたので、リンクさせていただきました。浜尾&渡辺コンビへの深い愛情を感じる詳細なレポがいっぱい載っており、私の方が楽しませていただきました。


www.cyzowoman.com
www.cinematoday.jp


とうとう発売決定!!久しぶりに楽しみでなりませぬ。


美貌のディテイル―タクミくんシリーズ (角川ルビー文庫)

美貌のディテイル―タクミくんシリーズ (角川ルビー文庫)

後から原作を読んでみたら、かなり忠実に映画化されておりました。そうかシンプルさもそのまま映画化されているのか。


タクミくんシリーズ 虹色の硝子【再販版】 [DVD]

タクミくんシリーズ 虹色の硝子【再販版】 [DVD]

第二弾DVD。難病ものなのがネックではありますが、展開はそこそこ良いです。主人公2人よりも、鈴木&森田の瑞々しい2人が印象に残りました。浜尾タクミの女っぽい仕草にやや慣れませんでしたが、タクミもギイもちゃんと役を作り上げてるなあ、と感心。


miyabi2013.hatenablog.com

*1:って聴こえたんですが寮の舎監のようなものかな

*2:濡れ場と言ったほうが適切かしらん