雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

最近見たBL映画(2)

新しい「愛の言霊

大評判を勝ち取り、かつ昨今のBL映画作品で1,2位を争うほど出来の良かった『愛の言霊』(徳山秀典×齊藤ヤスカ)のまさかの続編が作られました。タイトルこそ前作そのままですが、実際には全く新しいオリジナルストーリーです。


ちょっと”抜けた”ような優男の植野堀まこと君と精悍な役作りをした河合龍之介さんの組み合わせでおりなす「リーマンの恋」。前作からの続きを感じさせるのは、パソコン教室の講師・立花都役で登場のヤスカ君と、男達の間で心を癒す佐和子という女性の存在かな。


リーマンの恋でありながら、途中までは慣れない環境(IT開発現場)に放りこまれた若手サラリーマン裕文が、デキの良い先輩慎司から受けたキツイ一言に発奮して頑張る図・・・が、愛を意識したきっかけ?というちょっとこじつけっぽい展開があって、ちょっとヒイてしまいました。確かに「恋」が芽生える瞬間はあるかもしれませんけど、う~ん微妙。


なんといっても、サラリーマンという自分の身近な世界が題材化されたものは、どうしても拒否反応が出てしまいますね。背広姿のサラリーマン同士が職場で、愛を感じ合うってもうその設定だけでゲンナリでした。これがドクターと看護師だったら、好きとまではいかないけれど平気なんだろうな(笑)。


やっぱり自分も思いの外、保守的なところがあるんでしょうね。刷り込まれた現実に近い世界は、できれば見たくないのかも。そしてあまりにも”無茶でしょコレ”で、ご都合主義的なラブシーンがこれまた「うーん」で。


まあ、そう言いつつも、結構サラリーマンの生態とか、酒の付き合いとか見てると、基本的に愛憎表裏一体と思わせられることが多々あります。女にはやや理解不能な”つるみ仲間”の関係なんか、「執着心が強い、男同士の別な愛のカタチ」のとしか思えないですもん。だから映画の見せ場であるラブシーンが無ければ、割と日常的にありふれてることにすら思えて、ちっとも萌えポイントがありませんでした。


ワタクシ的には、BL映画でしか見かけない(失礼)河合さんが以前より男フェロモンが強くなっていて、より”モノホン”感を高めていたのが印象的でした。植野堀君のほうは、ちょっと・・・というか、かなりニガテな部類の顔立ちかな。カワイイでもキレイでもなくて、フツウぽくて体温低そうな・・・爬虫類系?。特典映像の普段の髪型や表情のほうが、むしろ自然な”イマドキの若者”に見えましたね。設定でだいぶ損してるかも。


友情出演ぽいヤスカ君の台詞の数々が、前作と繋げようとしているところがミエミエでサービスなんでしょうけど、ややハズし気味な気がしました。それでも瞬時にあの無防備に優しい「都スマイル」が展開してしまうのが彼の凄いところです。呼ばれれば、BLモノに何の抵抗もてらいなく出演してしまうヤスカ君はなんとも”イカす男”だと思います(笑)。


やっぱりBL作品は、同性愛作品とも一線を画し、いわば「おとぎ話の一種」だと思うので、あんまり現実味を帯びちゃうと見てて楽しめないです。この映画で一番ウケたのは、2人がプログラムトラブルで朝まで残業し、ふと慎司が裕文の顔を覗きこんで、キスしそうになる瞬間・・・でした。


 それ、ゼーッタイないからっ!!

とツッコミ入れまくり。”とんでもシーン”がある水準まで達すると、それはそれで楽しめるものです。


愛の言霊~世界の果てまで~ [DVD]

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この作品、感動した人もいるみたいで少し不思議な気がします。でも、佐和子がマトリューシカに込められた裕文への想いを語るとこは、ちょっとホロリとしましたね。


miyabi2013.hatenablog.com


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