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雅・処

好きな俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

第55回アジア太平洋映画祭に出席した堺雅人 まさかのプレゼンターで登場

前から期待していたわけではないのですが、ふと思い出したのが15日夜にマカオで開催された「第55回アジア太平洋映画祭」の授賞式。『大奥』やその他多くの取材や舞台挨拶を抱えて超多忙と思われる堺雅人さんがなにやら、この映画祭に呼ばれているような情報を小耳に挟み、「まさかね」と半信半疑ながらもTVBの授賞式をネット生中継で見てました。


今回は、映画祭のオープニングにも招かれた『鍵泥棒のメソッド』で、主演男優賞(堺雅人)、助演男優賞(香川照之)、脚本賞(内田けんじ)のノミネートでした。「この作品での最優秀主演男優賞は正直キビシイだろうな。」と思っていたのですが、せっかく行くのなら何か賞をもらえるといいなあ、という気持ちでいました。とはいえ、堺さんってまだまだ国際映画祭で分かりやすく賞をとれるような代表作はない、と思ってるんですけど。


日本で主演男優賞を獲得しても、数多くの映画やドラマでの”カメレオン俳優ぶり”がバックボーンにあり、それを日本人は皆知ってるだけにちょっと物足りない。純粋に作品の力、あるいは主演としての実力だけで賞をとれるような作品に早く出会って欲しいという思いはあります。


それはともかく、上海国際映画祭よりもっとカットバージョンでのレッドカーペットの映像がチラッと流れ、内田監督と堺さんがものの数秒流れました。「おお〜、ホントに行ってるんだ、マカオ」とちょっと驚き。授賞式の客席に内田監督が一瞬映ったので、堺さんもこの冗長な授賞式に来てるのかな?なんて思ったり。


呼ばれてるってことは受賞の可能性もあるのかな?なんて期待する瞬間もありますが、ノミネート作品を見る度にアジアの他の作品のパワフルさに「やっぱ無理だよなあ」なんて溜息。

【無駄に長い授賞式にダレた頃にサプライズが!】


しかしまあ無用に長かった受賞式。懐かしの香港TVBが主催ですが、映画祭自体は、東京や他のアジアの都市でも持ち回りでやってるようですね。TVBは仰々しくて、そしてこういうお祭り騒ぎが大好きな局。日本でいえばフジテレビをもっと節操なく騒がしくさせたようなテレビ局(笑)。昔懐かしいの顔も若干見られましたが、もうテンポ悪いのなんの。


しょっぱなから、謎のダンスが始まったか、と思ったら、結局、香港・インド・台湾スタイルとやって今年話題になった「広南スタイル」が登場、単にこれがやりたかったのか、とか。歌やピアノ演奏やら、おそらくアカデミー賞を真似てもったいぶってるんでしょうけど、肝心の賞発表が全然迫力なくてなんだかなあ、という感じ。でもそういう合間の歌や音楽などにも、日本の影が全くないのが芸能界パワーの衰えを感じさせてやみませんね。


1時間半くらい流しっぱなしにして(何度も回線がブチ切れましたが)、主要な賞の発表が終わりに近づいた頃、最優秀主演女優賞発表のところでなぜか司会の女性が「サカイ マサトさん!」と叫びました。するとスタスタと黒スーツ姿の堺さんがマイクのところまで歩いて出てきたではありませんか。「ええっ!!ウソ〜!堺さんじゃん!!」と突然のナマ中継映像に驚愕。


マカオに呼ばれたのは、単にノミネートのためのゲストじゃなくて、なんとなんとプレゼンターも兼ねていたとは。。。堺さん、いつもの笑顔全開で、野暮ったく騒がしい広東語ばかりを聞いていた耳には、明朗で高くハキハキとした堺さんの声は清々しい限りです。


皆さんこんばんは、堺雅人です。マカオには昨夜のうちに着いたのですが、その日のうちに、日本で用意してきた香港ドルを、ほとんどカジノでスってしまいました。それでしょうがなく今朝も観光をしてきたのですが、西と東、古いものと新しいものが入り混じった素晴らしい都市だと感じました。アジア太平洋の各地で活躍されている皆さんとこの場に立てて心より誇りに思っております。それでは映像をご覧下さい。*1と、よどみなく一気に喋りました。


客席の渡辺真起子さんという女優が映し出され、彼女だけ日本人なので堺さんのスピーチに笑っていました*2「でもほとんどのお客さんは、日本語だから分からないよなあ、どうするのかしら?」と思っていたら、ようやく翻訳の男性が登場し、ペースを乱されてちょっとだけ戸惑う堺さん。


堺さんのスピーチの通訳し始め、たぶんお金をスったくだりのところで、爆笑が起こってましたね。それを聞いて満面の笑顔を浮かべる堺さん。そして、金色の受賞者カードを開き、かなりネイティブに近い(と思われます)中国語の発音で台湾の女優さんの名前を発表。その後、女性司会者が「Key Of Life(鍵泥棒のメソッド)」やら「Joker」なんて言葉をちらっと話していて、馴染みのない香港・マカオ人に堺さんの説明をしてたのかな?なんて想像しました。


いやあ、ところ変わると尚一層可愛さ炸裂!の堺さん。あんな愛嬌の良い”ニコニコ俳優”いないですから。香港系の芸能人は懐っこい笑顔が特徴ですけど、あくまで商業ベースなところが感じられて、真面目なところでは、独特のキリリとした表情してますからねえ。なんか堺さんの”お花畑な笑顔”は、超キュートで。


そして本命の主演男優賞は・・・残念ながら、こちらは(全然知らない)マニラの老男優さんでしたね。何せノミネート男優の映画の一場面が出てくるのですが、最初からイ・ビョンホンですよ。その次も香港の劉青雲さん*3でした。そりゃあ無理ってもんですわ。映画の堺さんシーンは、香川さんに打たれて迫真の演技(床に後ろ向きに倒れてもがいてるので顔は映らず)の場面とオレンジ色のよれよれの貧乏俳優ショットであまりカッコよくなくて残念。


でも客席から唯一、黄色い声が飛んでいました。結構、堺さん目当てにマカオに飛んだ中国系ファンの人多いのかもしれませんね。それにしてもこうやって少しずつですが、国際派男優の道を進んでいってくれて嬉しい限りです。半年前(6月)の上海映画祭レッドカーペットの時は、現地マスコミが完全スルーでしたからねえ。


その後の試写会では、現地のファンが盛り上げてくれて、「意外にこの地味な日本人俳優は人気あるのか!?」みたいな調子で少しずつ知名度を得ていったのかもしれません。いやいやこれからは、アジアのみならず世界に向かってどんどん羽ばたいていって欲しいものです。


それにしてもホント可愛かった、堺雅人。ハンサムでいぶし銀な有功さんのイメージが・・・何処へ?日本でも明日の朝あたりに流して欲しいですね。来週は、いよいよ映画版『大奥』公開。祭りも佳境というところでしょうか。

◆公式サイト:APFF 2012

’12年上海国際映画祭招待(1) 上海でも笑顔炸裂!の堺雅人 - 雅・処
'12上海国際映画祭(2) 「鍵泥棒のメソッド」舞台挨拶 - 雅・処

*1:昨夜より正確な内容に修正しました。

*2:今回、堺さんより先に他の賞のプレゼンターをやっていたのですが、助演女優賞受賞者でもそうです。

*3:顔だけはよく見かける現地の有名男優さんですよね。