私もこれまでいろんなアーティストのＦＣ会員になってまして、数えてみたら20以上は入会しておりました。もちろん期間の長短（１年だけ、もあれば最長９年でまだ継続中のも有）はありますが、ちゃんと会員証や会報が届く旧タイプのＦＣばかりです。
どうも今は主流になりつつある「モバイル会員」というのは、好きになれないんですね。あのサービスは、情報の発信側にはお得なのでしょうが、受け手側にとっては、必ずしも最良ではない気がします。まあ、こまめに接続することや小さい画面を前進後退しながら読み進めるのが面倒な私のような”不精者”には、えらく不親切この上ないサービスです。
一見安く思える315円（500円以下）という月額料金も１年にならせば通常のＦＣ料金とあまり変わらない上、通信費やダウンロード（別料金だったりする）のパケット代など何かとチマチマお金がかかる。どっかで見たような写真の壁紙や着メロ・着ボイスにも惹かれず･･･。そして会報や会員証や何の”思い出の品”も残りません。せっかく接続しても、最新情報が更新されているとは限らず、だったらいっそ公式サイトで統一してくれや！という感じです。
ま、これ↑はボヤキですけど。私が一番最初に入会した記念すべきＦＣは、山口百恵ちゃんのＦＣ*1でした。それからン十年経って、むしろ幼稚化してるか？ワタクシは（笑）。その当時は、払込用紙も今の３倍くらいの長さでした。受領証とか○○証が３枚くらいくっついていて、紙面も大きく、住所や名前を計４回くらい書かなくちゃいけなかったので、とても面倒でした。
グッズ購入なんていうと、現金書留登場！当時から送料は500円くらいして高い上に、あれやこれや重ね貼りや割り印が面倒で、今のタイプの封筒になった時はホント感動〜でした。そんな小さな苦労はあったけれど、会報の厚い封筒が届くと本当に楽しみでした。田舎住まいの子供には、キラキラ光り輝く別世界からの贈り物に見えたものです。
お試し的に入ったＦＣも多数あったのですが、”事務処理が雑なＦＣ”は、やっぱり廻りまわってタレントの評判を落とすと思います。チケットの発送が遅すぎるとか、電話はダメでメールのみの返信と書いておきながら何日もほったらかし（→経験談です）、なんて言ったらもう最悪。スタッフさんも大変なのは分かりますが、不慣れなアルバイトを雇ったり、人件費を抑えてずさんさを招いてる場合もありそうで、そういうのが露骨に伝わってきちゃいます。
いくらお目当てのタレントがいても、会報がちゃんと送られてこなかったり（意外とあるんですよ）、何かしらのトラブル対応に迅速・丁寧に対応できないＦＣは、継続しないことにしています。まあ、結構こっちもいい加減なんで、全てキチキチ神経質になってるわけではないし、不測の事態もあるのは承知なのですが、気持ち良く楽しくファン活動をするのが本来の目的なので水を差すようなのはちょっと･･･。
チケット優先が一番の目的であるのは確かですが、実際、入会してみるとそれだけでいい、というわけではないものです。
逆にファンサービスが充実しているところは、多少熱が醒めてもなかなか足抜けできません（笑）。私が９年続けてる某劇団のＦＣ（バレバレやん）は、誕生日に役者自らの直筆メッセージカードが届いたりしまいます。サイン入り写真付は当然で、たまに短いながらもオリジナルコメントまで書いてくれたりして*2。演劇系はファンサービスが動員にモロ影響してくるので、比較的サービスが行き届いているのかもしれません。
そうそう小所帯のＦＣだとたまにびっくりすることもあります。こちらが問い合わせたり、「なんかおかしいのでは？」と投げかけたりすると、タレントさんから「こういう問合せがあるのですが･･･」なんて、サイトで間接的に回答が返ってきたりして。最近もそういう経験があって、「あまりヘタなこと言うもんじゃないわ･･･。」とか焦ったりしてました。
【ファンクラブ鉄則】
その１．会報・情報が速くて正確
その２．手続き（入会・継続）に対しての処理が早い
その３．全般的にサービスの質が良い
その４．トラブルに対して迅速、きめ細かな対応ができる
その５．タレントへの愛情が感じられる
その６．ファンへの誠意が感じられる
その７．何か重大事件があったとき、”大人の対応”ができる
その８．チケット”最優先”がリップサービスでなく本当に良席
その９．グッズのセンスと品揃えが良い番外．タレントをバックアップしたくなるよう自然に仕向ける（笑）
こんなＦＣであれば、文句ナシ！だわ。って、よく見ると、優良企業の条件に近いかもしれませんね。
