雅・処

好きなアイドル・俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

ジャニー喜多川事件について考えたこと(その2)

このやり場のない怒りをどこにむけたらいいのか

一昨日のジャニーズ事務所会見の後から、節操もなく手のひら返しのようにジャニーズ出演のCMスポンサーの撤退騒動とか、めまぐるしく悪い方向へ転じている状態で、気持ちがついていかないです。


恐らくそういう憤りと哀しみをたたえたジャニオタはいっぱいいるでしょう。何よりしんどいのがこの怒り、明確に怒りの矛先を向けるところがないことです。


半年前にもブログにはその当時の思いを吐き出していましたが、状況はますます悪くなるだけ。というか、いつものように逃げ切れるだろうという甘い見通しで先手を打たなかった事務所の悪癖がこの始末を招いてます。


miyabi2013.hatenablog.com


(動画サイトでタロット占いとか見ることが趣味でもあるので)ジャニーズ事務所の行く末は何度も確認していたのですが、秋には「全面停止」ということで一回全てリセット、という結果が出ておりました。


 カルマの清算


というキーワードもありましたね。本当にまさにソレ。性加害事件のみならずジャニーズが関係した数々の悪行が晒されてその罰を受けてるのだ、というとああ、さもありなん、と思う自分もいます。


予測どおりという一面もあるのですが、感情のほうはそこまで切り離しできず。自分の推しの仕事が絶好調だけに、一方的に難癖つけられて、活動を妨害されているようなこの現状には苛立ちが募ります。


無茶を承知で言えば、被害を受けた人達がジャニー氏の墓を掘り出して、骨をこなごなに砕くなり捨てるなり好き放題してくれ!って言う思いとか。いや、そんなことしても虚しさだけなんですが


 ジジイ、死に得してんじゃねーよ


という気持ちさえ沸き上がってきます。(口が悪くてすいません)


正直、流行の「モノ申す」とか「ジャニーズ憎し」で好き勝手言ってる人の話は腹は立つけど、そういう外野はどうでもいい。騒ぎたい、注目されたい、憂さ晴らしをしたいという承認欲求に乗っかっているだけだから。


ただし、この問題の近しいところに居た人の意見とか、冷静に企業の生き残り戦略を語ってる人の意見はナルホド、と納得する部分は感じています。

識者提言

1.社名を変える
2.被害者への救済(損害賠償と心のケア)
3.とにかく経営陣の刷新
4.藤島ジュリー氏の株100%の放出
5.権力を振り回さない(外部の忖度防止)
6.タレントへの理不尽な対応を止める
7.若い子供たち(ジャニーズJr.)を傷つけない


こんなところでしょうか。それで9/7の会見を見る限り、腹をくくっての再出発としてはやはり甘い面が多いかった。旧体制の東山氏に変えたところで・・・という感じで。


私にとっては、ヒガシと言った方がいいかな。存在は彼が少年隊でデビューする前から知ってるので、多少は人となりも分かります。今では年齢と共に貫禄も出てきましたが、若い頃は植草くんを弄っていたりごく普通のやんちゃなバスケ少年でした。


ジャニー喜多川氏も目をかけていた子飼いの部下だけに新社長としてはやや切れ味悪し💦。経営手腕も未知数ですね。後輩達には、カリスマ感はあっても、割と精神論なタイプ(体育会系)じゃないかと思うので、どうだろうなあ。


「社名」については、ジャニーズという名前に誇りを持ってる現役タレントも多いので難しい面はありますが、もはや待ったなし、の段階なのでこれはいずれ変えていかざるを得ないでしょう。(というか一刻も早く替えてくれ!!


一番良い案だなあと思ったのは、現事務所を2つに分解して、一方は被害者の救済機関としてジュリー氏の株放出で得た資金を使う、もう一方は現在の活動を新たな社名&経営体制で続けるということですね。


長らく「悪しきメディア側の忖度」も言われ続けていたので、その辺りの開放も絶対でしょう。他の少年アイドルグループがジャニーズと共演できない問題なんて、誰得だよ、とか思ってましたし。


タレント達には、本当に頑張って欲しい、いつも全力で夢を与えてくれているのは感謝しかないけど、反面、自分の実力以上の見えない力で後押しされ続けていたという認識も持って実力を高めていくしかない。


※所属タレントは、この時期に「女性スキャンダルとか過去の悪行なんか晒してる暇はないぞ、おぬし等」とやや斜め上で思ってしまう部分もありますね。もはやこの事務所、揉み消すだけの力もないくらいに弱ってますから。


ジャニーズという泥船「タイタニック号」から降りるのも残るのも大変な状況の今。こういう時だから、グループの垣根を越えて一致団結して打開案を考えるのも良いかもしれませんね。


なんだかんだ言って多岐な年代の経験豊富な男性達(アイドル)もいっぱいいるのですから。アイドルもファンも一丸となって闘っていくしかないんだよね、と覚悟を決めつつも揺れ動く心~♪♪

男性の性被害なんて本当は大したことが無いと思ってたでしょ問題


一方で、これは反省でしかないのですが、少年を含め男性の性被害について、私を含め日本人の大半はある意味、「大した問題じゃないでしょ」と軽く扱っていたのではないか、ということを痛感してもいます。


問題の根源は実はコレに尽きるのかもしれません。女性の性被害も時には「枕営業」とか蔑まれたり、立場を利用してるだけと軽く見なす風潮もないわけではないですが。。。


下手したら妊娠という取り返しのつかないような重大なこともあるし、一般的にセクシャルハラスメントの面からしても、性差からくる肉体的ハンデの問題とかあるので理解しやすい。


でも男性の場合は、元々、身体の作りも女性に比べれば頑強ですし(少年時代は違えど)、メンタル面でも跳ね返す力が強いはずだからと思い込んでいた節がある。


まさかPTSD鬱病にも悩まされてその後の生活に支障をきたすほどの大きな被害を招くとは、報道は見ていてもピンときていない自分がおりました。そもそも男性に対する性被害を「犯罪」と定義したのも最近のこと。


きっと今回の問題も少し前までだったら、被害者達が相談したところで「別にそんなの忘れたらいいだけじゃん」みたいな軽い扱いやアウンティングなんかもされていたと思うのです。


また性被害にあっても、アイドルという「餌」を吊り下げられていただけに簡単に抜け出すことが難しかったのもありますね。えげつない利用のされ方だなあとホント腹が煮えくり返りますよ。


男性の性被害がここまで大きく扱われたのは、それこそ今年に入ってからじゃないでしょうか。BBCのドキュメンタリーとか外資系のコンプラとか黒船が来たから「今ってそうなの?」という認識の変化を迫られているわけですよね。


まあ、そういう昭和からの日本の古い意識とかいろんなものが壊れる節目だったんですよね、まさに「風の時代」到来、って感じです。


スポンサーが降りるってことは、これからのテレビ出演にもかなりの被害はあるでしょうし、紅白も危なくなってますね。たとえ全ての媒体からジャニーズを締め出されても絶対に推しの代わりになるアイドルはいません、これだけは声を大にして言えます。


むしろ今以上に応援するでしょう。(かなりライト層だけど)ジャニオタを舐めたらあかんぜよ、と締めくくりに一声吠えておきます🤣


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