気が重くなる２つの出来事が続けておきて今週は頭が痛かったです。で、どちらを先に書く？と思って悩んだのですが、こちらの案件を先出しします。（場合によっては削除することもあります）
ジャニーズ大激震の性加害事件
岡本カウアンさんという元ジャニーズjr.の青年が告発した、ジャニー喜多川氏の性加害事件。詳しい罪状（といっても刑事事件で立件されたわけではない）は省略します。
実は1ヶ月ほど前にBBCドキュメンタリーで取り上げられた時には、すでにYouTubeで騒がれていましたが、「何を今更」感が満載でした。すでにフォーリーブスの北公次さんの告発とか光GENJI世代の元ジュニアの告発本などもあって私が知らない話ではなかったからです。
だからと言ってそれがいいこと、とは全く思わないし、感覚が麻痺している部分もあったのだろうし、まさかジャニー氏が高齢になってもそんなこと続けてるとは信じたくはなかった、という逃げの思いで目を背けていただけかもしれません。
相変わらずデビュー組のアイドル達は、喜多川氏を「ジャニーさん」と呼び敬愛していましたし、事務所に入る時やユニットを組むとき、デビューできるかできないかで「ジャニーさんと話した」「こんなことを言われた」という話を何度も聞いてました。
「入院して命の危機があった時にジャニーさんの体をさすってあげた」と話す現アイドル達の話を聞くと、権力者に怯えていたとか、グルーミングでてなづけられていたなんてことは一ミリも思いません。
本気でジャニー氏を信頼していた少年達も間違いなくいたのだと思います。いや、むしろ今でもいるでしょう。無垢な若者をそこまで心酔させてしまう力がありつつも、デビューできずに夢を諦め、恨んで事務所を辞めていった少年達も沢山いる。
ジャニー氏に実際に被害にあった、あっていない、の差は大きいかもしれません。誰彼構わず手を出していたわけではないでしょうし（正直、ジャニー氏にも好みもあるでしょうし💦）。
噂でうすうす知りつつも、皆信じたくはなかったというのが本音でしょうか。そういえば私が、「ジャニー氏がヤバい人物だ」と気づいたのは、TVの歌番組で光GENJIが曲の途中でシャツを脱ぎ捨てて全員が上半身裸＆ホットパンツ一枚で踊ったとき。
さすがに視聴者からも目に余る、と批判があったようで途中から脱ぐシーンは無くなりましたが、さすがにやり過ぎ感満載でした。少年性がエロチシズムと結びついてるのを実感してしまいました。今回の件は、一言で表すと
ペドフィリアが絶大な権力を持ったことの悲劇
と思います。ペドフィリア（小児性愛者）という特殊性向を修正するのは不可能に近いと思われます。それだけに被害を未然に防止する策を取るしかないと思いますが、相手がそもそもの権威者側であればすごく難しいはず。
そして断罪すべき人物はこの世にはもういない、ということ。では起こったことをどうしろというのか。「民放テレビ局でもガンガン報道すべき、ジャニーズ事務所を恐れて忖度して報道しないのはおかしい」という意見があります。
正論ですが性に絡む事件は、対女性であっても結構ハードル高いですし、少年となるとさらに難しいでしょう。まだまだ子供達には聞かせたくない話、という部分も多いですし、ジャニーズタレントのファンなんて嫌悪しか生みません。
ジャニーズさまさまな民放テレビ局がこれ見よがしに報道できるわけなんてないじゃないですか。報道の自由とか透明性とか言う前に、目先に損害を被りたくないというのが本音でしょう。
それから「被害者」であるカウマンさん。彼も一体何が目的なのかいま一つ見えないのもありますね。正義感からなのか、謝罪や賠償金目的なのか、売名行為なのか、単なる腹いせ・嫌がらせの類なのか。
顔出しして事実を暴露した、というのは「勇気がある」と称える人もいますが、本当にそうでしょうか。一瞬は注目を集めると思いますが、この後重い十字架を背負うのは彼自身だと思います。
時が経って人々がそんなこともあったね、と忘却の彼方になった時に、彼の精神状態はどうなるのでしょうか、危惧してしまう部分もあります。少なくても日本では、「己の為なら危険な暴露をする面倒な人物」と敬遠される、という見方もされなくはない。
今は、「もっとやれー！！」とばかりに後押しする一部有名人や暴露系の人達にチヤホヤされているかもしれませんが、そういう人達は、ネタが尽きればいなくなるのも早いでしょうし。
一方でジャニーズ事務所は何をしなくてはいけないのか。これまでの”事件”に内部で加担していた関係者を一掃し、謝罪と賠償金を払い、二度と同じことが起こらないようにするのが大事、と語る意見を聞きました。
なるほど確かにそうですね。しかし、事実関係を内部調査する、というのが果たして本当にできるのでしょうか。自浄作用ができず、古いやり方に固執し続けているから、唯一の希望であったタッキーが辞め、有名アイドルの脱退が続いてます。
そういう意味では起こるべくして起こったスキャンダルなのかもしれませんね。ジャニー氏、メリー氏存命中は、メディアにかなりの圧力をかけたり、事件をもみ消したり、散々好き勝手やってきたと思います。
スピリチュアル的には、今まさに「カルマの清算」が訪れていると言えるわけだ。そして、2023年は崩壊の年ということで日本のあらゆるシステムの崩壊が始まっているという見方もありますね。
それにしても巷で流行の「夢の一つ」にもあげられている所属タレントの海外進出に暗雲が立ち込めているのは、本当に勘弁してくれ、な話。とんだとばっちりもいいところです。
現ジャニーズアイドルのファンの１人として、とっととこの問題にカタをつけてもらいたい、のが本心です。果たして目を瞑って嵐が過ぎ去るのをひたすら待つだけなのか、何かしら手段を講じるのか。
ま、何があろうとファンは逞しい。愛する推しスターのためなら外野がどんだけ騒ごうと雑音には耳を傾けずひたすら推し活を続けるだけ、というのは間違いないでしょうが。
