雅・処

好きなアイドル・俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

渡辺翔太・森本慎太郎「Dream Boys」観劇記 9/17昼公演

生しょっぴーを見てきました


丁度、1週間前になりますが渡辺翔森本慎太郎主演の帝国劇場公演『Dream Boys』を観劇してきました。もうはるか昔のことのように思えます。3年半ぶりの東京遠征と観劇で感慨深いものがありました。


懐かしの帝劇ももうすぐ建て替えとなるとのこと、有名なホールが無くなるのは本当に寂しいです。東京の街も私が住んでいた頃や観劇で往来をしていたころからまた一段と街並みが変わっていてノスタルジーに浸る瞬間が何度もありました。


11時開場だったので(念のために)少し早めに劇場に行ってみると、入口付近にしょっぴーと慎太郎君の大きめなポスターが飾られており、ファンが列を作ってそのポスターを撮影していました。


過去、何度か帝劇でミュージカルを見たものですが、こういうノリは初めてでしたね。ジャニーズは撮影タイムってよくあるのかしら?と思いながらも、今すごく巷が騒がしいし、しょっぴー達の初めての主演ということもあるかもしれませんね。

しょっぴー待望のミュージカル舞台


それにしても(この舞台は非常に因縁めいてるというか)、ジャニーズのあの東山新社長の会見直後に開幕したため、しょっぴーと慎太郎君の初日舞台挨拶をテレビの朝の情報番組でオンエアで見ることができました。


やや引きつり笑顔ながらもなんとか前向きな表情を浮かべていた慎太郎君に比べて、しょっぴーは「今与えられているお仕事を全力でこなして・・・」からの泣きそうな表情がまるで公開処刑のようで見ていて辛かった。


念願の、本当に待ちに待った、主演のミュージカル公演ですよ。それをこんな悲壮感の中で演じなければならないとは😢。しょっぴー自身、一度は恐れ多いと断ったという主演オファー。


年齢的には全然早くない(笑)のですが、しょっぴーの中では「帝劇のゼロ番に立つ主役・・・自分はまだその域ではない」という思いがあったのかもしれませんね。堂本光一君、直々のオファーは重かったのかな。


そして、1ヶ月公演をメンバーの誰の時よりも違った緊張で迎えていたのではないかと思います。私もヒヤヒヤしていました。会見後にスポンサーが雪崩を打って契約終了を突き付けていくという事件もありました。


この激動の日々で、もしこの公演前であれば潰されていたかもしれません。いや舞台の幕が開いた後だって何が起こるか分かりません。普通に幕が開いて見られたこと本当に感謝しかありません。


※(落選したので行けなかったけど)Snow Manのドームツアー公演もギリギリ成功できて良かったですよね。夏場だったのでギリセーフ。今だったら外部の圧力で開催されてなかったかもしれません。


それでも幕は開いた。Show must go on


無駄話はとうとうと書けるのですが、正直、舞台の感想は薄っぺらいと思います(苦笑)。あまりにも、1回きりの観劇に集中してしょっぴーを追いかけるのに必死でストーリーとか、気にする余裕がなくて💦


というか、ジャニーズオリジナル作品って荒唐無稽が醍醐味であって、ストーリーの完成度って必ずしも高くないんですよね・・・。どの作品見ても大体そんな感じで、ストーリーは粗だらけだと思ってます。


むしろ、主演として舞台の上でどれだけ今の自分の魅力を見せられるか、そこが見せ場の全てであると言ってもいいくらいでしょうか。まあ、固い事言わないで楽しめばいい、という感じですね。


ピカピカ✨シルバーラメの入った純白の衣装で登場し、冒頭は慎太郎君のフライング、ラストはしょっぴーのフライングがありました。「光一、飛ばせてくれ!」と懇願したというだけあって見せ場の一つ。


かと思いきや、2階席から見下ろすと高さも距離もそこまでじゃなくて割とショボかった💦こういう時は1階席の前列のお客さんが羨ましいですね。頭上を推しが飛んでいく姿、観たかったな~。


その分、休憩直前にロープをかなりの高さまでよじ登るしょっぴーや、ロープを使ってスパイダーマンのごとく壁を渡り歩く、挙句に高い櫓(セット)から真下へ飛び下りるなど、しょっぴーにはかなり肉体派な見せ場が用意されていて目の保養でした。


ananのSEX特集で美しい筋肉質の体を披露したしょっぴーでしたが、ボクサー役ということで絞ったのか、あるいは痩せたのか、そこまでパンパンではなくて、慎太郎くんの全身の逞しさが際立って見えましたね。


主要人物では、もう一人の主人公、森本慎太郎君も圧巻でした。演技・歌ともに安定感抜群。声量もあって伸びやかな声に「えっ、慎太郎君ってこんなに歌巧いの?!」と驚きましたし、公演後、道端ですれ違った観客も彼の歌の巧さを褒めてました。


残酷なことにナマの舞台では差が歴然と出てしまう。歌に関しては、内心「しょっぴー、がんばれ~!!」と応援していました。ソロの場数が圧倒的に少ないせいなのかな、本来の実力が100%発揮できていない気がします。


Snow Manの中では、キミにボーカルは任せた!というくらいのリードボーカルぶりで目立ってるのだけど、ソロだと生来のあがり症が邪魔するのか、あまり巧く聞こえてこないんですよね。


以前はボーカルトレーニングもしていた、ということだったのですが、「しょっぴー、また個人レッスンやり始めたほうがいいんでないかい?」って、ちょっと偉そうなこと思ってしまいました。


しょっぴーはたまたま声質が通りやすく耳に心地よい声だったせいか、20代に入ってからそれが自分の武器になる、と気づいたと言ってたから歌うことは好きでも、プロとして歌手を生業にはしようと思っていないのかな。


勿体ないなあ、もっと本気で練習したらまだまだ上達するだろうに、と思ってしまいます。ファンなのにごめんなさい。子供の頃から、超絶歌うまの伝説的歌手を何人も見てきているのでついつい採点が厳しくなってしまいます。


いつかもっと彼が歳を取ってそれこそソロ活動するようになったら、「渡辺翔太ディナーショー」に行くのを勝手な望みにしているので🤣頑張ってほしいんだけども。


一方で、演技はしょっぴーらしさ全開でしたね。彼は甘さと毒が絡み合ったようなアンバランスな魅力があって、その中にどこかしら繊細な持ち味を潜ませている人という見立てなので、演技の道を極めるのも悪くはないかな、と感じております。


本人も大舞台で「やってやる」って大言壮語するタイプじゃなく(たとえそう言ったとしても)どこか冷静に分析していたり、不安感が顔をのぞかせたりするので「大丈夫かな?」と思っていたのですが、立派なスターぷりを見せてくれました。


完全なるファンの贔屓目ですが、今年に入ってからのしょっぴーの美貌はヤバいの一言。その色気は一体どこから来るのか、個人仕事が増え名前も知られてきてまさに売れてきた自信が彼を輝かせるのかしら。


そうそう双眼鏡から覗いて観ていたとき、しょっぴーの鼻筋の美しさには感嘆してしまいました。いやあねえ、やっぱり美しいわ、翔太君😻。


でも元々私がしょっぴーに惹かれたのは、あの独特のワードセンスと繊細なのに強気、クールで熱い、みたいなあまのじゃくな性格とガハハ笑いなんですよね。


Snow Manの歌のソロでも最初に目に入ってきた人だったのですが(おまけにジャニーズで過去最高に気に入る声)、キャラの魅力の方が勝ってました。


だから、舞台途中で挟み込まれたアドリブは秀逸でした。追っ手から逃れるために衣裳部屋に閉じこもったショータが、裸に衣装を纏おうとして着替えながらぼやくシーン。お客さんに向かって

アドリブ1:「(着替えにてこずりながら)ここ笑うところだから・・・ハハハくらい欲しんだけど。だからこのシーン面白くないし要らないって言ったのに・・・光一君がやれというからさ。」と絶妙にぼやくぼやく。


カーテンコールでの挨拶でも、


アドリブ2:「今日3連休の日曜だから、地方から来ている人多いかもしれませんね。地方から来た人手を挙げて・・・(客席でハーイと手を挙げるファン達)逆光で見えないわ。」と落とす。


しょっぴーの言語センスは、気持ちよく笑わせていただきました。本来は、何度も通って細かいところをいっぱい挙げられたらいいのですが、プラチナチケットなのでそれもできません。


是非とも、映像DVD・ブルーレイを出して欲しい!!見られなかったファンは相当数いるでしょうね。ジュニア達なんて出番あんなに多いのに、ファンらしき人が少なくてちょっと可哀想でしたし。


去年は、岩本照君とめめ(目黒蓮)の露出がとても目立っていた印象があり、しょっぴーは、単発ドラマとかあるけどそこまで結果が残せなてない、と内心焦っていたと思うんですよね。


今年は、美容系CM起用で弾みをつけ、「ウソ婚」という連続ドラマがあり、この「Dream Boys」となかなかのしょっぴーイヤー。確実に認知度はアップしている良い流れできていたので、本人達がどうしようもない部分で活躍を阻害されているのが悔しいです。

おまけ(他の出演者に関する思い出話)


しょっぴー以外の出演者について、何かと語りたいところがありましたので、追記します。


今回、少年忍者と7MEN侍からかなりたくさんのJr.も参加していたのですが、彼らの見せ場もかなり多くて、この舞台が登竜門の一つなのだなあ、と感慨深かったです。(過去にしょっぴーも経験あるそうですし。)


体調不良で織山尚大君が見れなかったのはつくづく残念でした。彼については、「高良くんと天城くん」というBLドラマを見て知りました。


miyabi2013.hatenablog.com


小柄だけど美少年だし、ダンススキルも高いのでナマを見てみたかったですね。ちょうど「伝説の辞めジャニ」と呼ばれた小原裕貴君を思わせる存在感もあって注目しています。


ショウタの弟分で川崎皇輝君が、かなり重要な役どころで出演していました。10年くらいジャニーズにブランクがあり、最近のJr.達は見分けがつかなかった中では最初に顔と名前を覚えた少年でしたね。


事務所でもかなり推されているだけあって、やっぱり彼は今後も活躍するだろうな、というスター性を感じました。


慎太郎君は、その昔天使のようなビジュアルの(悪魔に魂を売った、と言われるほどJr.では怖ーいウラ番長だったらしいけど・・・菊池風磨談)Jr.エリート時代に、Hey Say Jumpのコンサートで見ていた記憶があるので、それ以来ですが別人のような成長ぶり。


でも、いろんな苦労があったのでしょうね、こういっては何ですがアニキの不祥事もありましたし、成長していくにつれてどんどん番手が落ちて、「きっと辞めるだろうな」と気にかけていたけど生き残った人なので、ハート💛はすごく強そう。


boysvoice-2.hatenablog.com
もう一つのマイブログで少し触れてましたね。


そういえば、はるか昔推しだった、堂本光一君が今回の舞台を演出していました。デビュー前に一気にブレイクしたとき「こーちゃん」呼びしていた少年がいまやジャニーズの重鎮の域ですからね。時の流れが・・・。


しょっぴーの口から「光一君」の名前が出るたびに、現推しが元推しの名前を語るという、すごく香ばしい想いが甦って変に悶えて大変でした(まあ、こーちゃんについてはほんのわずかな期間だけだったのでファンと名乗るのはおこがましいですが)。


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そして、元宝塚月組男役トップスターのリカちゃん(紫吹淳)まで出演してました。20数年前、私を初めて宝塚ファンに突き落としたのが彼女。


現役時代は、宝塚の中でもかなりの異色の個性派でダンスも定評のある上手な方でした。あまりの異質さに宝塚の初観劇で一番最初に覚えた人でしたし、その後5年程追っかけていた思い出深いスターさんです。


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彼女の話術の面白さと常識を知らないあけっぴろげな性格にはだいぶ笑わせていただいた(私がクセ者好きだからか)ので、しょっぴーともかなり親和性高そうなんですが、彼は人見知りだから馴染まないかなあ。


宝塚を退団後、女優としてここまで生き延びるとは思っていなかったので感慨深いですね。ジャニーズは、以前から元宝塚出身者との共演が多いのはありがたいことです。実はワタクシ


「歌舞伎・宝塚・ジャニーズ」は、日本三大芸能


と固く信じているので、たとえ今、ジャニーズ界隈がこんなに揺れ動いていても形を変えて生き残っていってくれると信じています。そして最後にもう一つ、しょっぴーのさらなる才能開花と今後の大活躍も祈っております。


昨年のLaboライブに続き、2度めの逢瀬のチャンスをありがとうございました!本当に幸せなひとときでした。


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