雅・処

好きなアイドル・俳優・映画・演劇などエンタメ一般やスポーツについて自由に語ります。

「silent」は何故、これほどまでに大反響なのか

めめ、一体いつの間に演技力が花開いたの

めめ、こと目黒蓮Snow Manのファンになって約1年が経ちました。「消えた初恋」で気になって、そして今「silent」でまた新たに魅力に目覚めたような、不思議な気持ちです。というか、主人公・佐倉想として全く知らない人を見ているみたいな感じと言いますか。


まあ私にとって一番のフィールドはBLドラマなので(笑)、普通に綺麗な女の子とイケメンの恋愛ドラマには心底ハマってるわけではないと思います。私の持論として恋愛ドラマでは女優の魅力が決め手なので、主役の川口春奈ちゃんの演技力と存在感が成功の一因だと思います。


そこに(下世話ですが)障害と悲恋という古典的な障壁を題材に持ってきたところから、「このドラマ、結構面白いことになりそう」とは思ってましたし、「もしかしたら当たるかも・・・」という予感はありました。


何せ興味がないドラマだとすぐ脱落するタチなので、たとえめめのファンで、彼を見ていたくても、面白くないドラマを付き合って見るのほどツライものはない、と思っていた私。


そんな心配をよそに、ドラマは、1話の冒頭から雪の中で微笑み会う高校生の男女、という麗しいシチュエーションで始まり、元彼女である紬と湊斗が同棲するシーン、卒業後に突然姿を消した想の謎、とゆっくりと静かに自然に流れていきました。


映画のような映像美と自然で無理のない、騒がしくない演技、登場人物が秘めた感情を抱きながら、確かめるような足取りで進んでいきました。私が本当にこのドラマに引き込まれたのは、最後の3分間でしたね。


駅ホームで偶然の姿を見かけたことから、想のことが気になってしかたない紬。再び想の姿を見つけて今度は絶対話したい!と想の腕を掴んだ紬に耳の聞こえない想が泣きながら手話で話すシーンの残酷なほどの切なさ。


めめ~😢、いつの間にそんなに演技巧くなったの~!!向井康二君が母親と見ながらティッシュ箱を空にした、とか様が勢いのあまりメールを送ってよこしたとか、「そりゃそうだよね」と思うほど文句なしに素晴らしかった。


「もう、一体誰よ、この素敵な青年は~!」って全日本が涙にくれた、と言っても過言じゃありません。めめファンなんておこがましくて言えないとは思ってましたが、そんな私でもひれ伏しました。


久しぶりにドラマで泣かせられました。それも、切ないけど気持ちの良い涙だったんですよね。これが大事。美しい涙を流せるドラマだからこそSNSでバズったんだと思います。昔、「星の金貨」という聾唖者の恋愛ドラマがあり、大ハマりしたのでちょっと懐かしかったのもあります。


ひたむきな主人公・彩(酒井法子)や報われないタクミ先生(竹野内豊)にどれだけハマったことか。のりPの歌う主題歌も大ヒットしていまだに美しい思い出になっています。


最近のドラマには、この手の泣ける素材というのがあまり無かったから、却って若い視聴者にはより刺さったのではないかな(というか昭和生まれの中年世代にも充分刺さりましたが)。多少あざとくても、いいモノはいいのです。


2話は、高校卒業後、想の聴覚が失われていく後日談を描きましたし、3話は現在の紬の彼氏であり想の親友だった湊斗の複雑な感情でまた泣かせてくれました。3話まできたところでようやく役者が揃った、というところですね。


メインの3人の感情があわらになってきたところで、他の登場人物が絡み合ってドラマが動いていく、という非常に丁寧で質の高い脚本や映像美にも名作の予感がしてます。「チェリまほ」の風間監督まで参加してるのだから、さもありなんです。

神懸かりドラマとなるか

Tverで全民放史上最高配信数とか、マイページ登録者が150万人以上、とか視聴率も少しずつですがアップしているので、終盤に向かってこれから盛り上がっていって欲しいな、と願いますね。


久しぶりのドラマヒットにフジテレビサイドは前のめりで盛り上がっていて、「silent」の特集とか話題とかすでに騒ぎ始めてる感じですが、忙しいめめをあまり働かせないでね、と思わなくもないです(苦笑)。


ただ、私このドラマでちょっと引っ掛かるところがあるんですよね。想が紬と話せなくなったことに絶望して8年間も音信不通になったのに、2話では再会してからすんなり会うようになってること。


もちろん、学生時代は両想いだった2人だから、心の底では「会いたい」という願望があるのは間違いありません。ドラマ的展開としてもこれから2人は周りの人を傷つけながらも再び愛を復活させていくでしょうから、そこはまあそうなんでしょうけど、じゃあ会わない8年間って何だったの?とちょっと軽いなと思ってしまいました。


紬ちゃんも「手話教室」通ってまたお友達からスタートしましょうね、という気満々だし。紬に良かれとして勧めた湊斗の立場はどうなのよ、って純粋無垢の想いの裏側に主人公達のエゴも感じてしまうんです。


そこを紬の弟で湊斗思いの光(板垣李光人)や想の妹の萌(桜田ひより)あたりが時折、皮肉を言って視聴者の心境を代弁してくれている。「都合いいんじゃないの、アナタ達」って。


さらには手話教室の春尾先生(風間俊介)とか何か秘密を持ってるような想の母(篠原涼子)とか、想の女友達・奈々(夏帆)とか、登場人物が何気に皆、実力派なのがスゴイ。


特にひよりちゃんは、映画「おそ松さん」でSnow Manと共演したときに、(内容的に褒める所のほとんどなかった💦あの映画の中で)最も印象的だった女優さんなので「やっぱり違うな」と思う存在感で嬉しかったです。


それから、このドラマがとても見やすいのは、途中で余計な人やエピソードを一切入り込ませず視聴者の集中力を途切れさせないところですね。紬のバイト先の人とか、今のところ最低限しか出番がありません。


3話までで、メインの3人とその家族と、現在の親友と先生達という狭い世界観に凝縮しているので、心理的に邪魔が入らないままに見られるのです。昨今のドラマがいかに不要な人間関係で散漫にしているか、がよく分かります。


基本に忠実でブレない、実力派の新人脚本家さんならでは、の魅力かもしれません。でも、ところどころ、刺さる印象的な台詞があってそれはまさに音楽のように心を動かしてきます。


今流行りの極限まで人に優しいからこそ、逆に残酷な情景が浮かび上がってくるような感じ・・・とか。ともかくドラマはまだ始まったばかり。ラストに向かってSilentシンドロームを日本中に巻き起こすのか楽しみに見ていきたいと思います。

目黒蓮、最強すぎて大変そう

急激な注目を集めてるめめ。確かに役者としてのセンスはある子だと思っていたけれど、正直、ここまで一気に成長するとは思っていなかったので、急にブレイク俳優としての活躍が求められるとちょっと心配になります。


真面目な子だもんね、彼。「俺が、俺が」ってしゃしゃり出ていく人じゃないし、あの風貌の割にめっちゃ奥ゆかしいし、誠実で男らしいし、こんなの全女性にモテまくりじゃありませんか。


Snow Manではいつもの落ち着いてて楽し気なめめのままでいてくれたらいいな。周りは、次回作から妙な期待とかプレッシャーとか与えないで欲しいです。基本デキる子なんだけど、それだけに無理しちゃいそうで心配です。


でもジャニーズJr.時代、あれほど虐げられていた目黒蓮華やかな大逆転劇は爽快ではあるんですけどね。よく頑張ったもんだ、偉い偉いよ、めめ。そんなめめ愛を語りながらも、Snow Man見ると、他のメンバーにも心奪われてるので箱推しは変わりません。


◆追伸:それにしても、恋愛映画でこんなに当たっちゃうと「消えた初恋」の続編はますます厳しくなるな~。道枝くんも懇願してるようだし、私も待ってるのでお願いします!!


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